2016年8月31日水曜日

ガガイモにヒメジュウジナガカメムシ

▲空堀川沿いのガガイモの花の蕾にとまっていたのは、交尾しているヒメジュウジナガカメムシです。体長は1センチたらずですが、赤と黒で彩られた体は目立ちます。食べても臭いぞという警告色です。

▲右側の個体は、蕾に口吻を刺し込み、汁を吸っています。このカメムシは2000年ごろから関東地方で増え始め、今では、ガガイモのあるところでは普通に見られるカメムシになりました。

2016年8月30日火曜日

ミズヒキの花にトックリバチ

▲ミズヒキにの花を訪れていたのは、ムモントックリバチです。体長は、1.5センチほどです。石の窪みなどに泥でとっくり型の巣を作るのが、名前の由来です。こんな小さなミズヒキの花にも甘い蜜があるのでしょう。花から花へと移動して、蜜をなめていました。
 ちなみに、ミズヒキは花穂についている小さな花の上側が赤、下側が白なので“水引”という名前になりました。

2016年8月29日月曜日

アカスジキンカメムシの幼虫と成虫

▲ここ数日、アカスジキンカメムシの幼虫をよく見かけます。コントラストがはっきりした黒と白の模様は目立つような気がしますが、これは警告色なのか鳥の糞に擬態しているのか分かりません。

▲8/25の朝、成虫にも出会いました。金緑色の体に赤い帯があり、きらびやかでよく目立ちます。これは明らかに警告色でしょうね。初夏にも何回か見かけたので、これが第2化ということでしょう。

▲成虫は林の縁の葉の上などでよく見ますが、幼虫はミズキやゴンズイなどの実によく集まっています。

2016年8月28日日曜日

ヒマワリに集まる昆虫たち

▲8月20日から始まった、清瀬市主催のひまわりフェスティバルに行ってきました。会場に着いたのが午後3時半を過ぎていたので、急ぎ足で一回りしました。

▲このヒマワリの花には、2匹のコアオハナムグリが来ていました。春から初夏にかけては個体数が多いハナムグリですが、真夏はそれほど多くありません。目にしたたくさんのヒマワリの花の中で、この花だけで見かけました。

▲オミナエシやニラの花には複数のイチモンジセセリが訪花していますが、ヒマワリ畑で見たのはこの1匹だけ。

▲運よく目の前のヒマワリに、キアゲハが飛来しました。時間も短かったせいで、この1匹だけです。ほかに、セイヨウミツバチは結構な個体数を見ることができました。今回は、ミツバチが撮れるようなレンズを持ち合わせていなかったので、写真はありません。時間帯を選べば、もっと多くの昆虫たちが見られるかもしれませんね。ただ、日中の日差しは厳しいものがあるので、くれぐれも熱中症には気を付けてお出かけ下さい。

2016年8月27日土曜日

アオマツムシ鳴きはじめる

▲アオマツムシが鳴きはじめました。アオマツムシは東洋熱帯地方に生息するコオロギの仲間で、明治時代に中国経由で日本に入ってきた外来昆虫といわれています。

▲一番上の写真が雄で、これが雌の個体です。同等の大きさの樹上性のコオロギが在来種にいなかったことから、街路樹などによって生息域を拡大してきたと考えられます。舟形の体形で、肢は在来のマツムシと比べるととても短い。

▲アケビの葉の陰に、幼虫らしき姿がのぞいていました。

▲葉をそっと退けてみると、やはりアオマツムシの幼虫でした。これからどんどん羽化して、賑やかな声が聞かれるようになるでしょう。

2016年8月26日金曜日

オミナエシの花に集まる昆虫たち

▲せせらぎ公園の第四小学校北側付近に咲いているオミナエシの花です。オミナエシは秋の七草の一つで、その優しい姿や黄色い粒のように見える花が粟飯のように見えることが、名前の由来といわれています。香りはあまりよくありませんが、蜜を求めて多くの昆虫たちが集まっています。

▲体長2センチほどのオオカバフスジドロバチ(エントツドロバチ)です。名前にあるように、煙突のような筒状の巣を作り、ガの幼虫を狩って幼虫のエサにします。

▲ご存知モンシロチョウです。この時季、また個体数が増えています。

▲イチモンジセセリも、少しずつ個体数を増してきました。

▲開張2センチほどのシロオビノメイガも、複数訪れていました。食草は、ホウレンソウやアカザなど。初夏から晩秋まで見られます。

2016年8月25日木曜日

プライヤエグリシャチホコ

▲空堀川の外灯そばの幹にとまっていた、プライヤエグリシャチホコです。頭を下にしてとまっています。小さくて地味な蛾ですが、おもしろい形をしています。名前のプライヤは、明治初期に来日したイギリスの博物学者で、日本で多くのチョウを採集した人だそうです。

2016年8月24日水曜日

台風一過の朝

▲台風一過の朝、ミンミンゼミの鳴き声がけだるく響きます。空堀川の流れは、川幅いっぱいに広がっていました。

▲白波を立てて流れる空堀川。石田橋付近からの撮影です。

▲右中後肢の2本が欠けたニホントビナナフシの幼虫です。後肢の付け根からは出血も見られます。台風の影響でしょうか?

▲激しい風雨を凌ぎ、子孫を残す営みをする昆虫たちは本当にたくましい。
 これは、せせらぎ公園で観察したホソハリカメムシの交尾です。

▲こちらは、外灯近くで撮影したスジベニコケガの交尾です。
 すべて、きのう(8/23)の朝の撮影です。



2016年8月23日火曜日

ホソヘリカメムシの成虫と幼虫

▲せせらぎ公園のマユミの枝にとまっていた、ホソヘリカメムシです。後肢(うしろあし)の腿節(たいせつ…体に近い節)にトゲが見えます。体長15ミリ前後の細長い体で、飛ぶと小さなアシナガバチのように見えます。

▲金山調節池のススキの葉にとまっていた、ホソヘリカメムシの幼虫です。ほとんどアリに見えますね。これも、捕食者に対して効果がありそうなので、ベイツ型擬態といえるでしょう。

2016年8月22日月曜日

ニホントビナナフシの幼虫

▲空堀川管理道沿いの葉の上で、体長4センチほどのニホントビナナフシの幼虫を見つけました。清瀬ではヤスマツトビナナフシも見られますが、ニホンの方は複眼の横に黄色の線があるので簡単に見分けられます。幼虫には、成虫になった時に翅になる翅芽(しが)が見られます。

2016年8月21日日曜日

まだまだ続くセミの羽化

▲暑い夏はどうしても早朝のフィールドワークが多くなります。8月の中旬6~7時に空堀川管理道沿いを通りかかると、ほぼ毎日のようにアブラゼミの羽化に出会います。そばを散歩やウォーキングの人々が行き交いますが、ほとんど気付かれません。
 アブラゼミは、木の幹や枝に産み付けられた卵が2年目の夏に孵化し、幼虫が土にもぐります。まる5年の地中生活を経て、7年目の夏に羽化するのです。暗闇の生活から抜け出て明るい地上生活を謳歌するように鳴き続け、成虫になってからはひと月ほど生きるようです。

2016年8月20日土曜日

クズの花

▲空堀川管理道で咲いていたクズの花です。クズの花といえば、万葉集の中で山上憶良が詠んだ秋の七草の一つです。今でも変わらず清瀬で見られるのは、ハギとススキと、このクズぐらいでしょうか。

▲葉は、3枚の小葉からなる複葉です。

2016年8月19日金曜日

夏のモンシロチョウ

▲アブラナ科の野草、スカシタゴボウで吸蜜するモンシロチョウの雄です。スカシタゴボウはスジグロシロチョウの食草として知られていますが、モンシロチョウの食草でもあると思われます。

▲アカバナユウゲショウで吸蜜するのは、雌のモンシロチョウです。
 チョウの複眼は紫外線の反射率の違いを感知することができ、モンシロチョウの雄も翅の色で雌を見分けているそうです。チョウの眼には、雌だけが白く見えているようです。

2016年8月18日木曜日

ベニスズメとスジベニコケガ

▲外灯近くの木の幹にとまっているベニスズメです。スズメガの仲間では唯一、赤色系の派手な装いです。食草はオオマツヨイグサやホウセンカで、4~10月の発生です。私が見かけるのは、殆ど夏場ですが。活動は夕方から夜にかけてで、花の蜜や樹液を訪れます。

▲同じくスジベニコケガです。ヒトリガの仲間で、こちらもなかなか派手な装いで目を引きます。幼虫は地衣類や落葉を食べ、成虫は4~10月に発生します。赤い筋模様は消失する個体もあり、変異が多い蛾のようです。
 どちらの蛾も、夜のうちに外灯の灯りに惹かれて飛来したものと思われます。

2016年8月17日水曜日

ぼん粉を背負ったミンミンゼミ

▲朝7時前後、林の中でミンミンゼミが盛んに鳴いています。アブラゼミやツクツクボウシ、ニイニイゼミの声も聞こえますが、ミンミンが圧倒的に優勢です。

▲1本の木に、白っぽいミンミンゼミがとまっていました。

▲腹部が粉が吹いたようにとても白っぽい。こういう状態のセミを見ると、清瀬の人は昔から「ぼん粉を背負ってお寺に行く」と言い慣わしてきました。清瀬市郷土博物館友の会が編集した「フォトミュージアム清瀬」(清瀬市発行)に詳しく述べられています。そこでは、ぼん粉の正体をセミヤドリガの仕業としていますが、写真のミンミンゼミについた白い粉はカビのようにも見えます。

▲このツクツクボウシも粉が吹いたように見えますが、こちらの方は羽化直後に見られるものです。

2016年8月16日火曜日

ほの赤いナツアカネ

▲空堀川管理道の葉の先にとまっているのは、ナツアカネです。ナツアカネはアキアカネと違ってあまり移動しないので、林の縁などでよく見かけます。体がほの赤く色づいていますね。赤トンボの仲間は成熟すると、赤くなります。

▲近づくと、顔まで赤くなっているのが分かります。アキアカネは、顔が赤くなりません。

2016年8月15日月曜日

アオゲラ

▲金山調節池のヤナギの木をスルスルと登る鳥は、アオゲラです。黄緑色の体をした中型のキツツキで、清瀬ではコゲラに次いでよく見かけます。幹をつつきながら移動していたので、虫でも食べていたのでしょう。アリが好物なので、幹を歩くアリを食べていたのかもしれませんね。

2016年8月14日日曜日

オナガサナエ

▲空堀川沿いの柵の上にとまっているのは、オナガサナエというトンボです。名前のサナエは早苗のことで、田植えのころに出現するトンボの仲間です。10月ごろまで見られます。
 虫を捕えて食べるために時折飛び立ち、また元の場所にとまります。人が近づいても飛び立つことはなく、この写真もトンボの目の前数センチから撮影したものです。左右の複眼が完全に離れているのが、サナエトンボ類の特徴です。

▲雄の腹端の付属器が長いことからの名前ですが、この個体は長くないので雌のようですね。

2016年8月13日土曜日

ホシゴイからゴイサギへ

▲金山調節池のヤナギの枝で休むのは、ゴイサギの幼鳥です。翅に白斑があるのでホシゴイとも呼ばれています。頭がだいぶ黒くなっているので、間もなく成長のゴイサギへと変身するのでしょう。ゴイサギの名前は五位鷺で、「醍醐天皇が池のほとりにいるこのサギを家来に捕えるように命じたところ、神妙に捕まったので五位を授けられた」という故事に由来しています。夜行性のサギなので昼間は木の枝などで眠り、暗くなると水辺で魚などを獲ります。神妙に捕まったというよりは、眠っていたのでしょうね。博物館に勤めていたころ夕方暗くなって帰ると、頭上をクワッと鳴きながら飛ぶ鳥がいたのですが、それがゴイサギだったのです。金太稲荷の辺りだったので、結構水辺からは離れていました。


2016年8月12日金曜日

浅間園の自然

▲浅間園の溶岩の上で日向ぼっこをしていたのは、エルタテハです。

▲名前は、後翅裏面の白いL字紋が由来です。この個体はあまりハッキリしませんね。

▲これは、ノコメキシタバのようです。後翅のオレンジ色の紋がきれいです。

▲裏面の写真を撮った後、放しました。

▲ヨツスジハナカミキリです。平地から山地まで広く見られる普通種ですが、清瀬では見たことがありません。