2024年2月29日木曜日

小さな花の群落

▶早春の日差しを浴びてホトケノザの花が群落になって咲いていました。最近はほぼ一年中見られる花の一つですが、春になると勢いが増します。
▶オオイヌノフグリも小さな群落を作っていました。ヨーロッパ原産の帰化植物ですが、今ではすっかり日本の春の風物詩となっていて歳時記にも載っています。
 

2024年2月28日水曜日

金山調節池のカシラダカ

▶金山調節池の池畔の茂みの中を動く鳥がいました。枯れ草を背景に動いていて見つけづらいのですが
▶動きを止めると、冠羽を立てたカシラダカであることがわかりました。2月20日撮影
▶枯れ草を背景にしてとまっているときの保護色は効果的で、目を離すとどこにいるのか分からなくなってしまいます。
 

2024年2月27日火曜日

ヤマトシジミが飛び蜜を吸う

▶︎2月20日金山調節池の土手にて撮影 土手の上を2頭のシジミチョウがクルクルと競い合うように飛んでいました。目で追っていくとまもなく別れ、1頭がオオイヌノフグリで蜜を吸い始めました。
▶︎飛び立つところを撮ると、はねの表に暗色部が多いオスの個体でした。寒い季節に羽化する個体の特徴です。それにしてもこの時期にヤマトシジミが飛ぶのを観察するのは初めてのことです。
 

2024年2月26日月曜日

ヒヨドリの水浴び

▶︎金山調節池にて2月20日撮影 ヒヨドリたちの水浴びの待機場所となっていたヤナギの木、ヒヨドリが入れ替わり立ち替わり水面めざしてダイブしていきます。
▶︎水浴びに良い場所があるようで、ほぼ同じところで水浴びをしていました。前の鳥が飛び立つや否や待ちきれないように次の鳥が飛び込んでいました。
 

2024年2月25日日曜日

アメンボ喜ぶ

▶2月20日撮影 金山緑地公園の流れの上に波紋を作って泳ぐシマアメンボが多数見られました。
▶金山調節池の方では、やはり多数のアメンボが春のような暖かさを喜ぶように泳いでいました。
▶ヒメウズの花が開き、ミニサイズのオダマキの花のように見えます。この後真冬の寒さに戻って虫や花たちも驚いていることでしょう。
 

2024年2月24日土曜日

木をつつくのは

▶木をつついて虫を採るといえばコゲラなどのキツツキですが
▶裂け目のある枝に飛来したのは1羽のメジロです。2月18日撮影
▶裂け目の中に嘴を入れてしきりにつついていました。
▶よく見ると嘴の先から白い糸が枝の裂け目の中へと繋がっています。クモの卵でも食べていたのでしょうか。
 

2024年2月23日金曜日

マンサクの花ほころぶ

▶せせらぎ公園の流れの畔を花々が彩り始めています。左上から時計まわりに、セイヨウタンポポ―よく見ると左端の舌状花にハエが来ています―、ほころび始めたマンサク、ニホンズイセン、仲良く並んだミチタネツケバナです。2月18日撮影
▶流れの中では、ツグミ水がしぶきを上げながら気持ちよさそうに、くり返し水浴びをしていました。
▶キジバトは地上でのんびりと餌探しをしていました。
 

2024年2月22日木曜日

せせらぎ公園のキタテハ

▶せせらぎ公園の流れの畔に越冬から目覚めたキタテハが飛来しました。2月18日撮影
▶流れの中の小石にとまり吸水していました。久し振りに飲む水はさぞおいしいことでしょう。
▶冬を乗り越えてきたというのに、はねには傷がなくとてもきれいで、まるで羽化したてのようでした。
 

2024年2月21日水曜日

白い髭を蓄えたエナガ

▶2月16日にクモの糸を集めているエナガを紹介しました。ほぼ同じ場所で出会った髭面のエナガです。2月18日撮影
▶じつは小さな嘴に白い羽毛をくわえていました。エナガは巣作りのための材料として羽毛を集めているのです。
▶くわていた羽毛をうっかり落としてしまうことも多いようです。頑張れエナガ!
 

2024年2月20日火曜日

ヒキガエルの卵塊

▶きょうの清瀬は気温が25℃まで上がり、外を歩くと暑くて汗ばむほどでした。金山緑地公園ではサンシュユの花がほころんでいました。
▶池の中からカエルの声が響き、水面のあちこちからアズマヒキガエルが顔を出していました。
▶池の畔にはヒキガエルのひも状の卵塊がたくさん産みつけられていました。公園を訪れた保育園児たちが卵塊を手に取り、感触を楽しんだ後また池に戻していました。

カメムシ動く

▶このところの暖かさで、クヌギの幹で集団越冬していたヨコヅナサシガメの幼虫が動き出しました。ひとかたまりだったのが分散し始めています。
▶クヌギの樹皮のくぼみに産みつけられていたクヌギカメムシも孵化が始まっています。上部に見える白いものが孵化後の卵殻です。
▶成虫で越冬していたキタテハも姿を見せました。縄張り争いの空中戦をしている様子も見られました。
 

2024年2月19日月曜日

春の暖かさに

▶昨日は春のような暖かさとなり、中里保全緑地ではヒロハノアマナ、ジロボウエンゴサク、ヒメニラ、キツネノカミソリなど様々な芽生えが観察できました。
▶ナズナ、オオイヌノフグリ、ハコベ、ノボロギクなどの花が咲いているのも見ることができました。
 

2024年2月18日日曜日

せせらぎ緑地のタヌキ

▶せせらぎ緑地で遭遇したタヌキです。夜行性のタヌキを昼間見ることはほとんどありません。花を地面に擦りつけるようにして一所懸命に餌を探していましたが、元気がないように見えました。
▶疥癬症にかかっていて身体の毛がほとんど抜け落ちていました。こんな状態になってしまうと衰弱して命を落とすことが多いようです。多摩環境事務所に問い合わせたところ「人が近づいても逃げないようなら、段ボールかポリバケツを被せ重しを載せて確保しておいてくれれば、感染拡大蔓延防止のため回収する」とのことでした。
 

2024年2月17日土曜日

モズと速贄

▶2月11日、金山調節池で出会ったモズのオスです。鋭い嘴と強い足を持ち、小さな猛禽類とも呼ばれる鳥です。
▶様々な鳥の鳴き声を上手にまねることのできるオスがメスに選ばれる確率が高いという説があるようです。
▶2月12日、松山保全緑地のサンショウの枝で見つけたモズの速贄となったカナヘビです。速贄を多く作って食べるオスがよりよい声で鳴き、繁殖率が上がるということが最近判明したようです。
 

2024年2月16日金曜日

エナガとクモの糸

▶2月11日の中里クヌギ林で、1羽のエナガが枯葉の残る枝にとどまって何やらガサガサと奮闘していました。
▶枯葉にはクモの糸の塊があり、小さな嘴で糸を引っ張っていました。この糸の塊はクモが産んだ卵を保護するための糸です。
▶エナガは羽毛とコケを集めて巣を作ります。羽毛やコケをしっかり固定するためにクモの糸を使うようです。以前にもクヌギの幹にあるクモの糸を引っ張っているエナガを観察したことがあります。
 

2024年2月15日木曜日

梅の花にメジロ

▶柳瀬川右岸の土手を上流方向に歩き、松柳橋を過ぎたあたりに白梅が咲いていました。何羽かのメジロが訪れていました。
▶上手に蜜を吸っていました。1月30日はサザンカの花を訪れているメジロを紹介しましたが、これからはツバキやサクラなどでも蜜を吸う姿が見られるでしょう。
 

2024年2月14日水曜日

ヒメウズの花

▶金山緑地公園の歩道わきで観察したヒメウズの根生葉(越冬葉)です。ヒメウズはキンポウゲ科の多年草です。
▶近くをよく見ると、早くも花茎を伸ばして花をつけているものもありました。
▶撮影日の2月11日はまだ気温が低かったせいか、花弁(のように見える萼片)は開ききってはいませんでした。
 

2024年2月13日火曜日

金山調節池のタシギ

▶今シーズン姿は見ていたのですが、撮影のチャンスがやっと訪れました。草間に見え隠れしながら餌を探していました。2月11日撮影
▶湿地の中を歩きながら、長い嘴を地中に差し込んでミミズなどを捕えます。
 

2024年2月12日月曜日

キノカワガ

▶クヌギの太い幹の地上1mぐらいの高さの所にキノカワガを見つけました。中里1丁目緑地の結構日当たりのよい所です。
▶前ばね色彩は変異にとみますが、これは少し緑がかった個体です。それでも樹皮に擬態して結構とけ込んでいます。先シーズンに引き続いての観察です。