2020年6月30日火曜日

中里1丁目緑地のヒメヤブラン

▶萌芽更新で明るくなった中里1丁目緑地の一角には、ヒメヤブランの小さな群落ができていました。

▶ヤブランのように株立ちにはならず、全体に小さくやさしい印象です。

2020年6月29日月曜日

金山緑地公園のツバメシジミ

▶金山緑地公園の池の周囲には、シロツメクサがたくさん咲いています。吸蜜に訪れていたのは、ツバメシジミのメスです。飛んでいる時はヤマトシジミと区別できませんが、とまると、後ろ翅に名前の由来である尾状突起が見えます。

2020年6月28日日曜日

ジガバチの巣穴掘り

 
▶ササの陰になっている地面で、ジガバチがせっせと巣穴を掘っていました。穴の中に潜っては、土塊をくわえて出てきます。何度も何度もくり返していました。巣穴が完成すると、青虫を狩り、中に運び込んで産卵するのです。

2020年6月27日土曜日

学校プールでヤゴ救出

▶市内の小学校で、プールの中にいるヤゴを救出する活動をしました。

▶プールの底にたまった枯葉ごと網ですくい、ヤゴを探し出します。

▶一番多かったのは、アカトンボの仲間のヤゴです。

▶少し大きいのは、シオカラトンボです。ヤンマの仲間は見つかりませんでしたが、全部で1000匹以上救出しました。教材用として学校に一部をお渡しし、残りを金山緑地公園の池と調節池に放しました。

▶水面に落ちていたシロシタホタルガも救出しました。水面には、ほかにもアカシジミが3匹も落ちていましたが蘇生しませんでした。



2020年6月26日金曜日

甘い水にひかれた?アオダイショウ

▶御殿山保全緑地のコナラの木で、アオダイショウを見つけました。どうやら木のうろにたまった水を飲みに来たようです。アオダイショウが去ったあと、木のうろをのぞいてみると、中に昆虫ゼリーの容器が入っていました。子供たちがクワガタとりのトラップを仕掛けていたようです。甘いにおいにひかれたのでしょうか。

▶すぐ近くには、カナヘビの姿もありました。

2020年6月25日木曜日

金山緑地公園のコオニヤンマ

▶目の前を大きなトンボが飛んで横切りました。木の枝にとまったので、近寄ってみるとどうやらコオニヤンマのようです。

▶コオニヤンマはヤンマではなく、サナエトンボの仲間です。特徴は、長い後足です。体の大きさの割に頭が小さいので、アンバランスな印象を受けます。

2020年6月24日水曜日

庭のホタルブクロ

▶我が家の庭に咲いたホタルブクロです。これは白花です。この花の中に本当に蛍が入って光ったら、小さな提灯のようで素敵だろうなと想像しています。

▶うっすらとピンクがかっています。年々増えているように思います。

▶これは赤みが強い花です。

▶これは、せせらぎ公園管理棟の池のほとりに咲くホタルブクロです。

2020年6月23日火曜日

アズマモグラ哀れ

▶中里保全緑地の遊歩道にあったモグラ塚です。モグラが地下にトンネルを掘り、その時に出る土を盛り上げたものです。

▶別の場所で見つけたアズマモグラとみられる死骸です。地上で見るのは、珍しいことです。

▶全長は15~6㌢ぐらいでしょうか。もうキンバエが集まってきていました。

▶前足は長い爪をつけたグローブのようで、トンネル掘りに適したつくりになっています。

2020年6月22日月曜日

溺れるクロスジギンヤンマ

▶金山調節池の湧水口付近で、もがいているトンボを見つけました。アオミドロに足を取られてしまったようです。

▶救出して近くの草にとまらせました。クロスジギンヤンマのオスです。オス同士のスクランブルで、水面に落ちてしまったのかもしれません。まもなく飛べるようになりました。

2020年6月21日日曜日

ワスレナグサに似た花

▶金山調節池に咲くワスレナグサに似たかわいらしい花です。帰化植物と思われます。

▶帰化植物や園芸種のワスレナグサは何種類かあるようですが、これが何にあたるのかはよくわかりません。


2020年6月20日土曜日

樹液の争奪戦

▶樹液を吸うコムラサキとスズメバチを見つけました。

▶コムラサキがもう1匹、ゴマダラチョウも現れました。樹液が出る木が少ないので、多くの昆虫が1か所に集まってきます。

▶スズメバチが、1匹のコムラサキを追い払いました。

▶続いて、ゴマダラチョウも追い払われてしまいました。

▶しかし、チョウたちも簡単にあきらめるわけにはいきません。まもなく、また先ほどのメンバーが集まりました。

2020年6月19日金曜日

クワゴとノコギリクワガタ

▶サワフタギの葉上に小さな枯葉と思ったら、クワゴの成虫でした。クワゴはご存じの通り、カイコの原種といわれている蛾です。頭を下に向けて、すっかり枯葉になりきっていますね。

▶すぐそばの枝にノコギリクワガタの姿を見つけました。

▶切り株の上に移して撮影。けっこう立派な両歯型(中型)のオスでした。

▶近所の小学生が「初めて見るクワガタをつかまえた」と体長4㌢くらいの生きたヒラタクワガタのオスをもってきました。久し振りに見るヒラタクワガタです。翌日採集したという場所に行ってみると、大あごの先から尾端まで5㌢くらいのオスの死骸が落ちていました。腹部がすっかり無くなっているところを見ると、どうやらカラスの餌食になったようです。とにもかくにも、ヒラタクワガタがまだ健在であることが分かりほっとしました。

2020年6月18日木曜日

モンシロチョウとモンキチョウ

▶ノゲシで吸蜜するのは、モンシロチョウです。明るい草原やキャベツ畑で飛んでいる白いチョウの代表です。

▶モンシロチョウが、金山調節池のクレソンに産卵しているところです。モンシロチョウの幼虫は、アブラナ科の野菜を食べて育ちます。

▶ヒメジョオンの花で吸蜜しているのは、モンキチョウのオスです。幼虫は、シロツメクサやアカツメクサの葉を食べて育ちます。

▶こちらは、翅が白いモンキチョウのメスです。

2020年6月17日水曜日

テングチョウとシオカラトンボ

▶テングチョウの姿をよく見るようになりました。これから産卵をして、またしばらく姿を消してしまいます。

▶そんなテングチョウを、シオカラトンボが目の前で捕らえました。

▶バリバリと食べて、テングチョウの体はたちまち見えなくなりました。目の前で繰り広げられた、生きものたちの過酷な生存競争のひとこまでした。

2020年6月16日火曜日

オオカマキリの幼虫

▶小さなカマキリの姿が目につくようになりました。孵化して間もないオオカマキリの幼虫です。

▶まだ1㌢ぐらいの小さな幼虫ですが、健気に生きています。

▶しかし、そばの葉上にはササグモなど捕食者の姿もいっぱい見えます。


▶ヤミイロカニグモにとっても、カマキリの幼虫は格好の餌食となります。オオカマキリの一つの卵鞘から孵化した幼虫のうち、成虫になれるのは数匹といわれています。

2020年6月15日月曜日

ハナウドとカメムシ

▶去年は新芽を根こそぎ採られてしまって散々なハナウドでしたが、今年は「採らないで」の表示が効いたのかちゃんと実ができました。

▶茎で体長1㌢ほどのカメムシが交尾していました。このカメムシをよく見ると、触角の先っぽが黄色い。その名も、ツマキヘリカメムシです。本来はイタドリやギシギシを好むカメムシですが、このときはハナウドに数匹が集まっていました。

2020年6月14日日曜日

アカボシゴマダラ羽化

▶ヤブカラシの葉上に、翅を広げたアカボシゴマダラの姿が見えました。翅を乾かしている様子・・・。よく見ると、葉の下には蛹の脱皮殻がありました。羽化したばかりと見えます。6月に入っても、白化した春型が羽化しているのですね。

2020年6月13日土曜日

ガクアジサイにクマバチ

▶せせらぎ公園の水辺に咲くガクアジサイの花です。

▶ガクアジサイの額にあたる飾り花を目当てにクマバチが飛来しました。でも、花粉は真ん中の小さな花にあることを、ハチはちゃんと知っています。

2020年6月12日金曜日

クリの花にハナムグリ

▶6月上旬はクリの花盛り、むせるような香りが漂っていました。

▶金緑色のシロテンハナムグリが花粉を食べに訪れていました。

▶何日か後、花が終わりに近づいた頃、栗の木のまわりをたくさんのハチが飛んでいるのが見えました。ところが、とまったところを見るとこれが全部コアオハナムグリでした。ハナムグリは、クリの花粉が大好物のようです。

2020年6月11日木曜日

イチモンジセセリの吸い戻し行動


▶葉の上に落ちた鳥の糞に口吻を伸ばしているイチモンジセセリです。

▶よく見ると口吻だけでなく、尾端もつけています。これは吸い戻し行動といって、おしっこをかけて鳥の糞を溶かし栄養分を吸っているのです。
 なお写真は同一個体で、上は自然光での撮影、下はストロボを同調しています。ずいぶん印象が違いますね。


2020年6月10日水曜日

ニワトコの赤い実

▶雑木林の中のニワトコの赤い実が鮮やかです。名前の由来は諸説あるようですが、牧野植物図鑑には「『庭うつぎ』が転訛したという説もある」とあります。実は果実酒の材料になるそうです。

2020年6月9日火曜日

イチモンジチョウの占有行動

▶枝の先に蝶影が見えました。近くに別のチョウが近づくと、さっと飛び立ちました。

▶今度は近くのイボタノキの枝先にとまりました。タテハチョウ科のイチモンジチョウのオスです。枝先にとまって自分の縄張りを見張り、メスが来るのを待ったり、同種のオスが来ると追い払います。

2020年6月8日月曜日

ドクダミの花

▶ドクダミの花びらにササグモがとまっています。じつはドクダミに花びらはなく、総苞という葉が白く変わったものです。4枚の総苞の中央に塔のように立っているのが、小さな花の集まりです。

▶小さな花には花びらもがくもなく、おしべとめしべだけです。黄色いのが、おしべの先の葯です。白くて三つに分かれているのが、めしべの先の柱頭です。