2021年4月30日金曜日

ツリバナの花

▶雑木林で咲くツリバナです。ツリバナはニシキギ科の落葉低木で、清瀬ではそれほど多くはありません。
▶今年出た枝に葉がつき、その付け根から柄を伸ばして直径7~8㎜のかわいらしい花を付けます。
▶花は白色で、いくらか紫色がかっています。そよ風に揺れて咲く様はなんとも風情があります。

 

2021年4月29日木曜日

コゴメウツギの花

▶市内の雑木林や林縁で、コゴメウツギの花が咲いています。名にウツギとありますがバラ科の落葉低木で、空木でもありません。
▶小さな昆虫たちが集まっていました。これは体長1.5㎝ほどのアシブトハナアブです。
▶白い花を好むヒラタハナムグリです。体が扁平で体長はおよそ5㎜です。
 

2021年4月28日水曜日

カザグルマの花

▶雑木林の林縁でカザグルマの花が大きな白い花を咲かせています。キンポウゲ科のつる性多年草で、東京都の絶滅危惧種、環境省の準絶滅危惧種に挙げられています。
▶葉の上で翅を休めるダイミョウセセリです。今年は野草の開花も昆虫たちの出現も早いですね。
 

2021年4月27日火曜日

カマツカの花

▶中里の林でカマツカの花が咲いています。カマツカはバラ科の落葉小高木で、名は材が堅くて折れにくく鎌の柄に使われたことによります。
▶直径1㎝ほどの五弁花が枝先にまとまってつきます。ハチやアブなど昆虫たちに人気の花です。
▶ジャコウアゲハのオスが訪れて蜜を吸っていました。
 

2021年4月26日月曜日

金山緑地公園のヒトツバタゴ

▶「清瀬の名木」のひとつである金山緑地公園のヒトツバタゴの花が見頃になっています。名はひとつ葉のタゴ(トネリコの方言)という意味です。同じモクセイ科のトネリコが複葉であるのに対し、本種は単葉なのです。
▶花は1.5~2㎝で四つに深く裂けており、細く目立ちます。かつて明治神宮外苑にあり名前のわかならい珍木として、ナンジャモンジャノキと呼ばれていたそうです。ただし同じように呼ばれる木は他にもあるので要注意です。
 

2021年4月25日日曜日

マツバウンランにモンシロチョウ

▶金山調節池の土手に咲くマツバウンランの花でモンシロチョウが蜜を吸っていました。
▶マツバウンランは北米原産の越年草で、花が海辺の砂浜に咲くウンランに似て葉が松葉のように細いという名です。
▶チョウが飛び立ったのを見ると、翅にある特有の黒い紋が見えず春型のオスであることが分かります。
 

2021年4月24日土曜日

カルガモの親子

▶金山緑地公園の池のほとりで草を食むカルガモの親子です。この母ガモは3羽のヒナを連れていました。
▶お母さんはシロツメクサの花がお気に入りのようです。
▶このお母さんはカルガモとマガモの交雑種かもしれません。
 

2021年4月23日金曜日

雑木林の白い花

▶市内の雑木林ではサワフタギの白い花が目立ちます。沢を覆うように枝を広げるところからの和名です。

▶雄しべが長く、フワフワとした印象の花が目を引きます。
▶こちらは高木のミズキの花です。枝を広げ葉の上に上向きに小さな花の集まりを咲かせるので、木が高くて花があることに気づかずに通り過ぎてしまうこともあります。
 

2021年4月22日木曜日

ホソミイトトンボの産卵

▶金山緑地公園の池でホソミイトトンボの産卵を観察しました。オスは腹端でメスの首根っこをつかんで立ち上がっています。メスは水草の茎に産卵しています。
▶立ち上がっているオスはよく羽ばたくので、メスは本当に大変そうでした。
オオイトトンボをホソミイトトンボに修正しました。
 

2021年4月21日水曜日

ウツギの花にジャコウアゲハ

▶せせらぎ公園の流れのほとりで咲いているウツギの花に、ジャコウアゲハのオスが訪れ蜜を吸っていました。数年前には、アオスジアゲハが訪れているのを観察したこともあります。
 きょうは社協主催の観察会があり中里保全緑地を歩きました。約10名の参加でソーシャルディスタンスが保たれ安全に実施できました。参加者の皆さんがとても熱心でご案内する側としてもとても充実した時間を過ごすことができました。
 

2021年4月20日火曜日

ツツジの花にアゲハチョウ

▶中学校の校庭のソメイヨシノが葉桜になりました。畑の中や縁に植えられたツツジが美しい季節です。
▶すがすがしい空気の中、ツツジの花に縁取られた農道を歩くのも気持ちよいものです。
▶アゲハチョウがツツジの花を訪れ無心に蜜を吸っていました。
▶春のアゲハチョウは夏のものと比べるととても小型です。
 

2021年4月19日月曜日

キンランとギンラン

▶あさっての観察会の下見で中里の緑地保全地域を歩きました。林内のあちこちでキンランの花が咲いています。
▶白い花のギンランです。キンランもギンランも生長に必要な栄養分の多くを地中のラン菌に依存しています。ラン菌は雑木林の樹木とも共生しています。これらの野生ランは雑木林にあってこそ美しい花を咲かせることができるのです。
 

2021年4月18日日曜日

博物館の自然観察会

▶きょうは郷土博物館主催の自然観察会がありました。約20名の方に参加していただきました。
▶博物館の敷地内にある自然観察コースを歩き、エビネやウラシマソウなど春の植物をたくさん観察できました。
 

神山緑地の花と虫

▶神山緑地の道路用地周辺の自然環境調査に立ち会いました。隣接する新座側の道路予定地は既に樹木が伐採されていました。日当たりが良くなったところにジュウニヒトエの株がいくつか花をつけていました。
▶タンポポの花には翅がボロボロのキタキチョウが訪れて吸蜜していました。過酷な場所で冬を越してきたのでしょう。
▶タンポポの花の上ではスイセンハナアブが交尾しようとしていました。花粉を夢中になって食べているのがメス、その後ろで羽ばたいているのがオスです。
▶大きなキジムシロの株がたくさんの花をつけていました。根元の葉を四方に広げ、キジが座るむしろに見立てたことが頷けます。
▶キジムシロの花のアップです。
 

2021年4月17日土曜日

オランダガラシにナガメ

▶金山調節池やせせらぎ公園、空堀川などでオランダガラシの花が沢山咲いています。オランダガラシはユーラシア大陸原産のアブラナ科多年草で、明治期にクレソンの名で栽培が始まったということです。その後逸出し、各地で野生化しています。
▶葉の上にいたナガメです。ナガメの名は文字通り菜の花につくカメムシということで、オランダガラシをはじめ様々な菜の花類に集まります。目立つ色彩は「食べてもまずいぞ」という天敵に対する警告色です。
 

2021年4月16日金曜日

イカリソウの花の色

▶中里保全緑地に広く自生するイカリソウですが、花色はさまざまです。
▶薄いピンク色のイカリソウです。さまざまな色合いを楽しめるのもイカリソウの魅力です。
▶まれに出現する白色のイカリソウです。今年はまとまって咲く様子が観察できました。
 

2021年4月15日木曜日

ベニシジミ

▶春早くから姿を見せるベニシジミです。清瀬ではおなじみのシジミチョウでタンポポやハルジオンの花を訪れているのをよく見かけます。これは東京病院での撮影です。
▶金山緑地公園の池のほとりでは求愛の姿が観察できました。大きく鮮やかなベニシジミが小刻みに翅を震わせ、少しくすんだ翅色の小さなベニシジミが後を追っていました。
▶せせらぎ公園ではギシギシの葉に降りたベニシジミが根元のほうにどんどん潜っていきます。産卵のためと思われます。
 

2021年4月14日水曜日

アオゲラ

▶金山緑地公園の桜の木の方向からピョーピョーピョーというよく通る声が聞こえました。アオゲラのさえずりです。梢を見上げると、1羽のアオゲラが見えました。
 

2021年4月13日火曜日

せせらぎ公園のフジの花

▶季節は足早に移り変わり、せせらぎ公園のフジの花がすでに見ごろを迎えています。例年ならゴールデンウィークのころが見ごろなのに、今年は本当に早いです。
▶さて、フジにはノダフジとヤマフジがありますが、このフジはいったいどちらでしょうか。
 

2021年4月12日月曜日

シャガの花にジャコウアゲハ

▶せせらぎ公園に咲くシャガの花にジャコウアゲハが訪れました。シャガは中国原産のアヤメ科の植物で、古い時代に日本に入ってきたといわれています。
▶このシャガですが3倍体で種子ができません。それでも花弁には美しい模様のネクターガイドがあり、チョウはこれに誘われたのでしょう。
 

2021年4月11日日曜日

松山緑地保全地域のタヌキ

▶松山保全緑地でタヌキと遭遇しました。疥癬症のせいか毛がほとんど抜け落ちていて元気がありませんでした。清瀬の緑地保全地域内の監視カメラには夜活動するタヌキの姿がよく写っていますが、昼間遭遇するのは珍しいことです。
 

2021年4月10日土曜日

ウワミズザクラ

▶中里保全緑地A地区内に咲くウワミズザクラの花です。ヤマザクラより遅れて咲き、日当たりの良いところほど花つきが良いです。
▶花径6㎜の小さい花がまとまってつき、雄しべが長いので全体にブラシ状に見えます。