2017年9月30日土曜日

キバラヘリカメムシ賑やか

▲赤く色づき始めたニシキギの葉に、たくさんのキバラヘリカメムシの幼虫がとまっていました。

▲近くには、羽化したばかりの成虫が休んでいました。羽化したばかりの体は、写真のように美しいクリーム色です。

▲時間が経つと、黒くなります。

2017年9月29日金曜日

ミヤマアカネの連結飛行

▲金山調節池の水路の上を連結して飛んでいた、ミヤマアカネのペアです。色鮮やかな方がオスです。

▲連結したまま、メスの腹端を水面に打ちつけるように産卵していました。連結打水産卵は、アカトンボの仲間に見られる行動です。


2017年9月28日木曜日

大型のバッタ

▲この時季、大型のバッタが目立ちます。中でも、草丈の低い草地にトノサマバッタが多い。足元から飛び立って、かなり先まで飛んでいきます。この個体は褐色型ですが、緑色型も同じぐらいの割合で見られます。

▲トノサマバッタと同じぐらいの大きさですが、行動はおとなしめであまり遠くまでは飛びません。目の下にある涙模様が区別のポイントです。なかなか美しいバッタで、成虫で冬を越します。

2017年9月27日水曜日

帰ってきたアキアカネ

▲夏の間は見なかったアキアカネが、姿を見せました。

▲山や高原で夏を過ごしていたアキアカネですが、秋らしくなるころに、生まれた平地に戻ってくるのです。

2017年9月26日火曜日

ヒガンバナにアゲハチョウ

▲金山緑地公園に咲くヒガンバナに、キアゲハが吸蜜に訪れていました。キアゲハが一番多く見られましたが…

▲アゲハチョウやクロアゲハの姿も見られました。この季節、ヒガンバナはアゲハチョウの仲間が好んで訪れる人気の花です。

2017年9月25日月曜日

コスカシバ

▲ヒナタイノコズチの花のまわりを飛ぶ黒いハチと思ったら…

▲長い口で、何やら蜜を吸っている様子。

▲飛び方や花にとまった時に腹を上下に動かす様子はハチそのもので、まんまと騙されてしまいましたが、コスカシバという蛾のなかまでした。

2017年9月24日日曜日

ノダケ

9/22(金)清瀬小学校の1年生の生活科の授業で、「草花遊び」の指導に行ってきました。清瀬の自然を守る会のメンバー12名が3グループに別れて、1組~3組の指導を担当しました。葉っぱの笛を鳴らしたり、笹舟を作ったり、子供たちはとても楽しそうでした。

▲中里B地区では、たくさんのノダケが見られます。ノダケは関東地方以西に見られるセリ科の多年草で、珍しく暗紫色の花をつけます。

2017年9月23日土曜日

ヒメアカタテハ

▲せせらぎ公園のマルバハッカの花を訪れたヒメアカタテハです。春から晩秋まで見られますが、特に秋になると見る機会が多いチョウです。

▲世界中に分布するチョウで、海を渡ることも知られています。

2017年9月22日金曜日

ツバメシジミの産卵


▲せせらぎ公園にあるハギの葉に産卵するツバメシジミです。ハギには、キタキチョウも多く訪れます。これからの季節、ウラナミシジミも加わります。チョウたちが花の蜜を吸う様子や産卵する様子を観察する機会が、これから増えてくることでしょう。

2017年9月21日木曜日

下宿灯籠まつり

▲下宿ばやしの日には、灯籠まつりも行われていました。かつては地口灯籠(じぐちどうろう)といって絵と文句が一体のものでしたが、現在は地域の子供たちが描いた絵が中心になっています。ろうそくの灯がともされると、風情のある参道の風景になります。

▲箱根湿生花園のアケボノソウです。花弁が5枚で星形の花という印象が強かったのですが、中には右側の花のように花弁が4枚のものも結構な頻度で咲きます。

▲湿生花園のエゾリンドウの花を訪れているクロアゲハです。まだ蕾は閉じているようですが、口吻を伸ばして吸蜜する仕草を続けていました。左側にはイチモンジセセリも見えるので、チョウたちには人気の花のようです。

2017年9月20日水曜日

下宿ばやし

▲博物館友の会の行事で、9月16日に行われた下宿ばやしを見てきました。下宿ばやしは明治時代に始まり、現在は、下宿八幡神社の秋の祭礼に五穀豊穣・無病息災を祈願して奉納されています。かつては若い男衆がしていましたが、今の時代に合わせて女性や子供たちも参加して行われます。

▲また箱根湿生花園に行ってきました。今年3回目です。この時季はアサマフウロが満開で、多くのイチモンジセセリが吸蜜に訪れていました。

2017年9月19日火曜日

ハシリグモの抱卵

▲大きなクモが1枚のヤマイモの葉にとまっています。体長は2センチぐらいですが、足の先まで含めると、ほぼ1枚分の葉と同じ大きさです。体の下に白っぽい丸いものを抱えています。これは卵のうで、中にたくさんの卵が入っています。このクモは、イオウイロハシリグモのスジブト型と思われます。

2017年9月18日月曜日

イチモンジセセリの吸い戻し行動

▲ススキの葉の上で、吸い戻し行動をするイチモンジセセリです。鳥の糞を自分のおしっこで溶かし、吸っているのです。セセリチョウの仲間では、よく目にする行動です。鳥の糞には、まだ栄養分が多く残っているのでしょう。

2017年9月17日日曜日

ミヤマアカネ

▲せせらぎ公園に生えるキショウブの葉でしょうか、その上で羽を休めるミヤマアカネです。ミヤマアカネは赤トンボの一つで、とても美しい種類だと思います。

▲オスは、体も顔も羽も赤くなります。羽を横断する褐色の模様のために、飛ぶと羽がクルクルと回っているように見えます。オスとメスが連結して、打水産卵している様子も観察できました。

2017年9月16日土曜日

クヌギシギゾウムシ

▲せせらぎ公園で、クヌギシギゾウムシを見つけました。近くにクヌギ林があるので、よく見かけるゾウムシです。

▲飛んできて、まだ後羽が格納されていません。長い口吻で、クヌギのどんぐりに穴をあけ、産卵するのです。

2017年9月15日金曜日

傷んだクロアゲハ

▲羽が大分傷んだクロアゲハが、メドーセージの花で吸蜜していました。昔は、クロアゲハなどの大型のアゲハの吸蜜植物といえばユリやヒガンバナの花が定番だったのですが、今では、かつて見られなかったこの花やボタンクサギの花を訪れる姿を見る機会のほうがずっと多くなりました。

2017年9月14日木曜日

サトクダマキモドキ

▲サトクダマキモドキは大型のツユムシです。この個体は特に大きく、優に6センチはありました。せせらぎ公園で観察できました。クダマキとはクツワムシの別名ですが、本家のクツワムシの方はここ何年も清瀬で見かけていません。

2017年9月13日水曜日

ツクツクボウシを捕えたジョロウグモ

▲ジョロウグモの巣にツクツクボウシのメスがかかっていました。ツクツクボウシは立秋のころから鳴き声が目立つので、秋の訪れを知らせるセミというイメージがあります。こんな姿には秋の侘しさを感じます。

2017年9月12日火曜日

ヌスビトハギの花と実

▲ヌスビトハギの花が見られる季節です。3~4ミリのかわいらしい花が花序にまばらにつきます。

▲実の形が、忍び足で歩く盗人の足あとのようであるところから名前がついたといいます。おもしろい名前を考えるものですね。

2017年9月11日月曜日

ミドリヒョウモンの産卵

▲9/7にせせらぎ公園でミドリヒョウモンを観察した2日後、中里保存林の中でミドリヒョウモンの産卵を観察しました。コナラの幹の下から30センチほどの高さから徐々に上の方に飛びながら移動し、3メートルほどの高さまで産卵が続きました。

▲私の目の高さぐらいのところに産卵したので目を凝らしてみると、薄いクリーム色のスイカ型の卵が産み付けられていました。

2017年9月10日日曜日

コバノカモメヅルとアズマカモメヅル

▲キョウチクトウ科のつる性の多年草、コバノカモメヅルです。直径7~8ミリの暗紫色の花がなかなか魅力的です。

▲コバノカモメヅルの白花の変種をアズマカモメヅルというのだそうです。

▲この花は、中間的な花色をしていますが…やはりコバノカモメヅルなのでしょうか。

2017年9月9日土曜日

アカタテハ

▲チャノキの葉に静止してのは、アカタテハです。ヒメアカタテハほど多くはありませんが、最近またよく見かけるようになりました。ヤブマオやケヤキが食草です。幼虫は葉を綴るので、他のタテハチョウ類同様見つけやすいです。

2017年9月8日金曜日

キクイモの花にベニシジミ

▲せせらぎ公園沿いに咲くキクイモの花を訪れていたのは、ベニシジミです。キクイモは北米原産でいかにも帰化植物といった風情ですが、昆虫たちには人気でチョウの仲間もよく訪れて吸蜜しています。

2017年9月7日木曜日

清瀬のミドリヒョウモン

▲8月の末に鹿沢園地で観察したミドリヒョウモンを、清瀬でも観察できました。せせらぎ公園沿いに咲くヤブカラシの花を訪れていました。後ろ羽の裏側が緑色であることが名前の由来です。

▲清瀬でツマグロヒョウモン以外のヒョウモン類を見るのは久しぶりです。これはメスですね。

2017年9月6日水曜日

ワレモコウにトックリバチ

▲ワレモコウの花を訪れたトックリバチです。ワレモコウは、かつてはよく見られた花ですが、最近はあまり見かけなくなりました。それでもこうして少ないながら見られるのは嬉しいことです。いつまでも残しておきたい野の花の一つです。
 このトックリバチは黄色い紋が少ないので、ムモントックリバチでしょうか。体長は1センチ余りと小さいですが、独特の体形をしています。

2017年9月5日火曜日

ナガサキアゲハのメス

▲せせらぎ公園を歩いていたとき、目の前を2匹の黒いアゲハが絡みあうように飛んで来ました。追われていた方が葉にとまり、羽を広げました。ナガサキアゲハのメスです。ここ数年、温暖化の影響で清瀬でも普通に見られるようになりましたが、もともとは南方系のアゲハチョウです。

2017年9月4日月曜日

ルリタテハ

▲中里緑地保全地域のクヌギに飛来したルリタテハです。夏場は、よく樹液に飛来します。

▲羽を開くと、紺色の地に瑠璃色の帯が美しいタテハチョウです。タテハチョウの仲間は、このように下向きに止まることが多いです。

2017年9月3日日曜日

サキグロムシヒキ

▲ドウダンツツジで、キマダラヒカゲの羽が見えました。なんか様子が変だと思って近づくと、ムシヒキアブに捕えられていました。

▲体が茶褐色で腹の先が黒いサキグロムシヒキが、キマダラヒカゲを捕えています。チョウが羽を打ち下ろした姿勢で捕えられているので、飛んでいる最中につかまったのかもしれません。チョウの羽を指でつまんでも、アブは獲物を放そうとしませんでした。

2017年9月2日土曜日

吸水するカラスアゲハ

▲湿った地面で吸水するカラスアゲハです。

▲羽を開くと、緑の鱗粉が光に反射してきれいです。吸水するのはオスだけで、土中に含まれるミネラル分を吸収するのが目的といわれています。

2017年9月1日金曜日

鹿沢園地の昆虫たち

▲鹿沢国民休暇村にある鹿沢園地を歩きました。以前に比べて整備が行き届いていないようで、園内の歩道は草が茂って歩きづらかったです。

▲駐車場の車に飛来したエルタテハです。

▲カビに侵されたと思われるバッタが、草の茎にしがみついた姿勢でくっついていました。こんなバッタがそこかしこで見られました。

▲ハンゴンソウの花を訪れたミドリヒョウモンです。池の平湿原では見られなかったヒョウモンチョウで、比較的標高の低い所で見られます。これからの季節、清瀬でも少ないながら見られるようになります。

▲オオカサモチの花でしょうか、ヨツスジハナカミキリが花粉を食べに訪れていました。

▲アカハナカミキリも、同じ花を訪れていました。

▲ハンゴンソウで蜜を吸うシロシタオビエダシャクです。山地性のシャクガで、個体数は多く、昼間花で蜜を吸う姿がよく見られます。