2023年12月31日日曜日

身近な野鳥

▶中里の緑地で最近観察した野鳥4種です。左上から時計まわりに、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、キジバトです。夏の猛暑や暖冬が動植物の生態に異変をもたらすことを感じた一年でしたが、新しい年はどうなるのでしょう。少しでもよくなることを願わずにはいられません。
 

2023年12月30日土曜日

木々の冬芽と葉痕を楽しむ

▶中里の緑地を歩いて観察した木々の冬芽と葉痕です。左上から時計まわりに、ニガキ、クサギ、ニワトコ、オニグルミです。葉痕がキャラクターの顔のように見え、冬芽は帽子のようでかわいらしいと思いませんか。
 

2023年12月29日金曜日

モズのはやにえ

▶中里の保全緑地で見つかったモズのはやにえです。枯葉をまとっていたので見過ごしてしまいました。
▶枯葉を取り除くと干からびたカナヘビが枝に刺してありました。モズのはやにえの習性には様々な説がありますが、はやにえを多く作るオスは繁殖の成功率が上がるようです。
 

2023年12月28日木曜日

枯葉が落ちて

▶広葉樹の葉が落ちると、それまで見えていなかったものが姿を現し驚かされることがあります。金山緑地公園のコブシの梢に現れたのは、スズメバチの巣です。この木の下を多くの人が歩きますが、かなり高いところにあったことが幸いしたかもしれません。
▶空堀川沿いのクワの枝の下に見える白い塊にも、すっかり葉が落ちてから気がつきました。
▶ニホンミツバチの分封の際に一時的に木の枝に多くのミツバチが集まります。白い塊は六角形の部屋の集まりに見えるので、そのときにできた仮巣の痕跡でしょう。
 

2023年12月27日水曜日

ダイサギとコサギの漁

▶金山調節池では、ダイサギやコサギが漁をする様子を観察できます。ダイサギが捕えたのはカワムツの稚魚でしょうか
▶小さな獲物を落とさずに器用に飲み込んでいました。
▶コサギの方は足先を震わせて、泥の中に隠れている獲物を追い出すように捕えています。
▶こちらも小さなエビと思われる獲物を上手に飲み込んでいました。
 

2023年12月26日火曜日

冬桜

▶市内松山郵便局から清瀬高校の方へ歩いて行くと、複十字病院のフェンス越しに敷地内で咲いている冬桜を見ることができます。春に咲く花よりも小振りな印象です。
▶同じく駐車場近くのエゴノキの枝には、鈴なりに実が熟していました。数羽のヤマガラが訪れ、車の騒音に落ち着かない様子で実をつついていました。
 

2023年12月25日月曜日

河原のスズメ

▶新柳瀬川の河原から十数羽のスズメの群れが飛び立ち、ヤナギの枝にとまりました。かつては住宅街でよく見られたスズメですが…
▶いまは河川沿いでよく見られます。餌となる草木の実が多く身を隠す藪があるからでしょう。
 

2023年12月24日日曜日

調節池のカシラダカ

▶金山調節池の池畔を歩いていると、湿地帯の草地から茶褐色の小鳥がヤナギの枝に飛び上がりました。数羽のカシラダカです。
▶今シーズンのカシラダカの初撮りです。この日はクイナとの出会いを求めて訪れたのですが、水路を横切るシルエットしか見られませんでした。

 

2023年12月23日土曜日

松山保全緑地の赤い実

▶高木のイイギリの赤い果実が冬のアカマツ林に彩りを添えています。鳥たちには人気がなく、訪れている姿はありませんでした。
▶ノイバラの赤い偽果です。ササ刈りの際にはトゲに悩まされるノイバラですが、この時季の偽果は目を楽しませてくれます。
▶キチジョウソウは、昨シーズンに咲いた花の果実でしょう。
▶アオキの果実はやっと色づき始めたところです。
▶赤い実ではありませんが、足元のジャノヒゲはまだ緑色で熟すのにはもうしばらくかかりそうです。
▶松山緑地に多いツバキには、いくつかの蕾がありました。昨年に比べると少ないように感じます。
 

2023年12月22日金曜日

クヌギ林の冬の昆虫たち

▶19日に中里クヌギ林での落葉回収作業に参加しました。12人による作業で、午前中に回収袋(通称トン袋)19個分の落葉を集めました。
▶そのときに観察した昆虫たちです。ヤマザクラの幹にとまっていたサザナミフユナミシャクのオスです。
▶クヌギの幹の隙間に隠れるようにじっとしていたカメノコテントウです。
▶同じくクヌギの幹で、産卵を終えたクヌギカメムシです。下向きにとまっているクヌギカメムシの尾端上部に卵塊が見えます。
 

2023年12月21日木曜日

サンシュユにヒヨドリ

▶金山緑地公園に植栽されているサンシュユが赤く実っています。ヒヨドリが入れ替わり立ち替わり訪れていました。
▶赤い果実をくわえては…
▶おいしそうに飲み込んでいました。
 

2023年12月20日水曜日

冬に咲く花

▶ヤツデの花は晩秋から冬に咲きます。小さなアリたちが蜜を求めて集まっていました。虫たちにとって貴重な蜜源です。
▶ノゲシは早春から長い期間花が見られますが、暖かい日だまりでは冬でも咲いていることがあります。
▶金山緑地公園ではスイセンのつぼみがふくらんでいました。
 

2023年12月19日火曜日

クヌギカメムシの卵塊

▶クヌギ林では、幹のコルク状の樹皮の隙間にクヌギカメムシの卵塊がたくさん産みつけられていました。
▶よく見ると塊のひとつひとつに白い2本の管状の突起が出ています。ゼリー状の物質に覆われている卵が呼吸するための管です。
 

2023年12月18日月曜日

朝の調節池にて

▶︎湧水で満たされている金山調節池の水面には、早朝霧が立ち昇ります。
▶︎コガモのオスたちの小さな群れが、水面下の水草を夢中で食べていました。
▶︎枝をつつく音にヤナギの枝を見上げると、コゲラが枝をのぼりながら餌を探していました。
▶︎シジュウカラの群れも枝や幹をつついて中に潜む虫を食べていました。
▶︎アオジは陽当たりのよい池畔でひと休み。数羽の群れで行動していました。
 

2023年12月17日日曜日

カンアオイの花

▶︎ヤマコウバシの紅葉と冬芽です。葉はすぐに枯れ落ちることなく、枯れ葉色になってもしばらく枝に留まります。
▶︎足元に見えたカンアオイの葉の周囲をかき分けてみると、根ぎわに花が咲いていました。
 

2023年12月16日土曜日

刈り残しの草地で

▶︎12月に入って半ばを過ぎたというのに、金山調節池の草地を歩いているとトノサマバッタが飛び出しました。
▶︎こちらはヒナバッタ。10月並みの暖かい日が続いているせいで元気に生きているバッタの姿が見られます。
▶︎カエルや昆虫が寒さの厳しい冬を越すのに欠かせない刈り残しの草地ですが、これだけ暖かい日が続くと中に潜む生きものたちは戸惑っているのではないでしょうか。
 

2023年12月15日金曜日

チョウゲンボウ

▶自転車で道路を走っていると、近くを飛んでいるハトぐらいの大きさの鳥が目に入りました。建物のてとまったとまった鳥は…
▶チョウゲンボウでした。広い畑の上などでホバリングしながら獲物を探す姿を見ることがあるハヤブサの仲間です。
 

2023年12月14日木曜日

タラノキの果実と冬芽

▶中里の保全緑地で、タラノキの果実が熟していました。ヒヨドリやメジロなど多くの野鳥が食べに来ます。
▶一方で、すっかり冬支度をしているタラノキが同じく中里保全緑地内にありました。
▶冬芽と葉痕が何やら前衛芸術のオブジェのようです。