2018年4月29日日曜日

花に集まるコアオハナムグリ

▲金山調節池のゴマギの花は、たくさんのコアオハナムグリで賑わっていました。花粉を食べに集まってきているのですが、オスとメスの出会いの場にもなっています。泥にまみれた個体が見られますが、地中に潜って越冬している間に付着したものでしょう。

▲すぐそばのミズキの花にも、コアオハナムグリは集まっていました。ゴマギもミズキも散房花序で白い花ですが、ハナムグリたちにとっては、足場のよいテーブルの上で花粉の食べ放題というところなのでしょうね。

オスのクマバチ

▲ハクウンボクの白い花にしがみつくようにとまっているのは、クマバチです。

▲近づいてみると、顔の黄色いオスバチでした。(メスの顔は黒い)
 円らな目が可愛いですね。こんなに目が大きいのは、メスを探すためなのでしょう。オスは毒針を持たないので、よく見ようとして指先でつまんだのですが、スルリと逃げられてしまいました。

金山調節池のトンボ

▲4月26日、金山調節池に行ってみると、すでにシオカラトンボが飛んでいるのが観察できました。この写真は、緑地公園側で撮りました。

▲水辺を目を凝らしてみると、イトトンボが飛ぶ姿も見えました。葉にとまったのは、アオモンイトトンボでした。

▲オレンジ色をしているイトトンボは、アオモンイトトンボのメスの未成熟個体です。

ツマキチョウ産卵

▲柳瀬川沿いを歩いていたときに、白いチョウが目にとまりました。カキネガラシの花のまわりを飛んでいます。蜜を吸っているわけではなさそうです。近づいてみると、ツマキチョウのメスでした。花のすぐ下のところに腹の先をつけて、卵を産み付けていました。

2018年4月25日水曜日

ハムシ4種

▲保存林で見つけた、クルミハムシです。体長は8ミリぐらいです。オニグルミなどに集まります。

▲おばけ山のムラサキシキブの葉上にいたのは、イチモンジカメノコハムシです。体長は、8〜9ミリです。交尾しているペアで、右がメス、左側がオスです。

▲空堀川管理道沿いのエノキで見つけたのは、ヤツボシハムシです。体長は、およそ6ミリです。

▲クヌギ林のエノキで見つけたのは、クロボシツツハムシです。体長は5ミリほど。この中では、一番よく見かけるハムシです。本種と前種は、テントウムシに擬態しているのでしょうね。


5ミリのタマムシ

▲保存林で、小さなタマムシを見つけました。図鑑で調べると、フチトリヒメヒラタタマムシという種類でした。

▲初見ですが、5ミリの小さなタマムシなので、これまでうっかり見過ごしてきたものかもしれません。クヌギやコナラに集まるということです。

保存林のキンラン

▲中里の保存林の緑が、すっかり濃くなりました。

▲林内は、初夏の様相です。

▲林床には、キンランの花が咲いています。

▲花びらの中にちょっと赤っぽく見えるのは、唇弁です。最近、唇弁が花弁化したツクバキンランという新種が茨城県下で自生しているそうです。

2018年4月14日土曜日

ハルジオンにモンシロチョウ

▲ハルジオンの花で吸蜜するモンシロチョウです。今年は、3月の中旬からモンシロチョウが飛んでいました。サクラやカタクリの開花が早かったですが、モンシロチョウやアゲハチョウなどの昆虫たちの出現も花に合わせて早かったです。

ウラシマソウ

▲雑木林の中に咲いたウラシマソウです。地味な花が独特な形をしています。頭巾のような形の暗紫色の仏炎包の中から、細長いヒモのような鞭状部が出ています。これは、キノコバエを誘導するための道で、中に入ったキノコバエが受粉の仲立ちをするのです。

枯葉の中のテングチョウ

▲雑木林のへりに枯葉の吹き溜まりがあり、そこにチョウが舞い降りました。どこにいるか、わかりますか。

▲ズームアップして見ましょう。いたのは、テングチョウです。枯葉の上にとまると、すっかり姿が見えなくなってしまいます。

菜の花にツマキチョウ

▲ツマキチョウのオスが、菜の花で吸蜜しています。菜の花畑には、モンシロチョウも飛来します。この日は、ひと回り小さなツマキチョウが、モンシロチョウを追い払うように飛んでいました。

▲ツマキチョウは、そばに雑木林のあるような菜の花畑で多く見られます。

飛び交うツバメ

▲雑木林のそばの畑の上空を、多くのツバメが飛び交います。

▲素早く旋回しながら、エサとなる虫を捕えているようです。

フデリンドウ

▲緑地保全地域の林床で、フデリンドウの花が咲いています。

▲根元にロゼット状の葉があるハルリンドウは、清瀬には自生していないようです。

▲フデリンドウが咲くすぐそばを、カナヘビが通り過ぎていきました。

2018年4月10日火曜日

ツマキチョウ求愛

▲ショカツサイの葉にとまっているメスのツマキチョウに、オスが飛来しました。

▲オスはさかんに求愛しますが、メスは羽を広げて拒否の姿勢を示しています。

2018年4月9日月曜日

オドリコソウ開花

▲せせらぎ公園のほとりで、オドリコソウが咲き始めました。歩道を歩く人からはよく見えないようで、ほとんどの人が気づかずに通り過ぎていきます。

 
▲クヌギ林上空を飛ぶツバメは、今年の初見です。旋回してエサとなる虫を捕えて食べているようでした。(4月6日に撮影)

2018年4月8日日曜日

サルトリイバラの花

▲B地区の歩道沿いで、サルトリイバラが花をつけていました。雌雄異株で、これは雌花です。よく見ると、クロヤマアリが夢中になって、蜜をなめていました。

▲サルトリイバラといえば、ルリタテハの食草として知られています。




2018年4月7日土曜日

ヤマエンゴサクとジロボウエンゴサク

▲クヌギ林で咲く、ヤマエンゴサクです。今年は例年より多く見えるのは、気のせいでしょうか。花柄のつけ根に、切れ込みのある小さな苞があります。

▲一足遅れて咲き始めたジロボウエンゴサクです。こちらも、クヌギ林です。ヤマエンゴサクに比べると、やさしい印象です。花柄のつけ根にある苞は細長く、ヤマエンゴサクにあるような切れ込みはありません。

2018年4月6日金曜日

ルリタテハ

▲C地区のイヌシデの幹で日向ぼっこをするルリタテハです。左手に見える紫色のボケは、カタクリの花です。

▲この日は、2匹のルリタテハが姿を見せました。こちらは、クヌギの幹で羽を広げています。緑色のボケは、イボタノキの若葉です。

2018年4月5日木曜日

イチリンソウ咲く

▲日毎に林の緑が濃くなっていきます。これは、C地区での撮影。

▲C地区とせせらぎを挟んで北側の林で咲いた、イチリンソウです。この付近では、4月3日に開花しました。

2018年4月4日水曜日

キアゲハ

▲今年は、3月からアゲハやクロアゲハが飛んでいました。4月に入って最初の日、C地区に隣接する空き地を活発に飛び回るキアゲハが目に入りました。ヒメオドリコソウで休息。

▲くず野菜置き場に捨てられていたニンジンにひかれて飛来したようです。しきりにニンジンの周りを飛んだ後、ショカツサイの花を訪れ蜜を吸っていました。そのまま、しばらく羽を休めていました。

▲こちらは、羽がボロボロのキタキチョウです。ホトケノザの花で吸蜜しています。越冬後もきれいな個体が多いですが、この個体はずいぶん傷んでいました。

2018年4月3日火曜日

アオジ

 
▲おばけ山林内のヤマザクラから、チラチラと花びらが散って美しい。

▲カタクリまつりも、いよいよ終盤。これは、4月1日のB地区の様子。

▲4月1日は、本部にも大勢の来場者がありました。


▲三郷橋付近の対岸からA地区を写したものです。木々の萌え出たばかりの淡い緑が美しい。

▲空堀川管理道でエサをついばむアオジが2羽。今年の冬はあまり見る機会がありませんでした。

▲人や自転車が通っても遠くへ逃げず、近くの小枝にとまりました。手前の黄色のボケはレンギョウの花です。


2018年4月2日月曜日

テングチョウ

▲C地区そばの地面にチョウがとまるのを見ました。近づいてみると、テングチョウでした。テングチョウは成虫で越冬した後、春から初夏まで見られます。

▲ところが、その後はパッタリと姿を隠してしまいます。

2018年4月1日日曜日

らしくないコジュケイ

▲せせらぎ沿いで羽繕いをするコジュケイです。流れを挟んではいますが、すぐ目の前です。コジュケイといえば中国原産で、大正時代に狩猟用に移入された鳥なので警戒心が強いはずなのですが…。人前に姿をさらすことに慣れてしまったのでしょうか。

▲羽繕いが済むと、慌てる様子もなく、ゆっくりと茂みの方向に歩いて行きました。