2022年12月31日土曜日

霜柱

▶︎朝の気温が氷点下になることが多く、畑や休耕地のやわらかい地面に霜柱ができています。毛細管現象により上へ上へと氷柱が伸びている様子がとてもきれいです。
▶︎竹林にモズの雄が飛来しました。片耳の聴こえが特に悪くなったせいで、鳴き声がしても方向がわからず、居場所の特定にとても苦労するようになってしまいました。
 

2022年12月30日金曜日

コゲラ

▶︎金山調節池のヤナギの幹をスルスルと上っていたのはコゲラです。日本産のキツツキでは一番小型で、スズメほどの大きさです。
▶︎少しささくれた樹皮の下を執拗につついていました。虫が隠れていたのでしょう。可愛らしい仕草がなんとも言えません。
 

2022年12月29日木曜日

ガラギッチョ

▶︎金山調節池に生えるサイカチの実が枯れたまま枝にぶら下がっています。この実を清瀬の方言ではガラギッチョと呼びます。50年ぐらい前までは、12月8日の夜にガラギッチョの実を燃やして悪臭を発生させ悪魔を退散させる年中行事が行われていました。これを「師走八日」と呼ぶことが、清瀬市歴史・文化双書2『清瀬の年中行事と方言』の110ページに掲載されています。
▶︎ヤナギの枝の間を忙しく飛び交う小鳥が目に入りました。白い腹部と長い尾羽、エナガです。
▶︎ほんとに忙しく動き回るので、なかなか良い姿で撮れません。それが楽しくもあるのですが。
 

2022年12月28日水曜日

オイカワの稚魚

▶金山調節池の水路ではオイカワの稚魚の群れが元気に泳いでいました。流れが滞らないように整備され、酸素をタップリ含んだ湧水が流れているので小魚も元気が良いのでしょう。
▶一所懸命除去したはずの要注意外来生物のキショウブが残っていて、季節外れの花を咲かせていました。
 

2022年12月27日火曜日

鈴なりのセンダンの実

▶金山緑地公園の西側の河畔林の歩道沿いに生えるクマザサです。枯れた縁取りのある越冬葉になっていました。
▶池のマガモは冷たい風を避けるかのように枯れヨシの葉陰に隠れるようにしていました。
▶土手に生えるセンダンの木の実が鈴なりです。今のところヒヨドリも食べには来ていません。
▶おいしい実が食べ尽くされた頃にやってくることでしょう。
 

2022年12月26日月曜日

市有林を彩る木の実たち

▶野塩市有林の空堀川管理道から見えるツルマサキの実です。実(蒴果)が裂けて中から橙色の仮種皮に包まれた種子が見えます。同じニシキギ科のマユミの仮種皮がゼリー状で栄養があるようなので、ツルマサキの方も鳥たちが好みそうです。
▶これも道路から見えるところにあるシロミナンテンです。ナンテンの園芸品種なので、どこかのお宅の庭から逸出したものでしょう。
▶これもすぐそばにあったマンリョウです。常緑の葉に赤い実が鮮やかで、正月飾りとして重宝されるのも頷けます。実は水っぽくてまずいので、いつまでも残っています。
 

2022年12月25日日曜日

道端のタンポポ

▶冬の日差しを浴びて咲いていたのはセイヨウタンポポです。とはいってもこの辺りは春にカントウタンポポがたくさん咲いていたところなので、これはおおかた交雑種でしょう。それでもセイヨウタンポポと同じく単為生殖で実を結びます。
▶小さなテントウムシが歩いていました。風が吹くと立ち止まり、夏のような活発さは当然ながらありません。これから越冬場所を探して落ち着くはずです。
▶コナラの葉にとまっていたのは、この時期に出現して繁殖するチャバネフユエダシャクのオスです。
 

2022年12月24日土曜日

ジョロウグモの卵嚢

▶クヌギ林で落葉回収作業をしているときに見つけたジョロウグモとその卵嚢です。母グモは産卵した後、このように卵嚢を守るようにして一生を終えます。
▶サクラの幹に付いていた卵嚢には、もうクモの姿はありませんでした。このクモの糸を、野鳥のエナガが集めて巣作りに利用します。
 

2022年12月23日金曜日

黒い実と鳥

▶︎宮下橋付近に生えるイボタノキには小さな黒いがたくさんついています。初夏に咲く花にはチョウやハチなど多くの昆虫が訪れますが、この黒い実を食べに鳥が集まっているところはなかなか見られません。実が苦いので不人気のようです。他に食べるものがなくなるころにやっと鳥が食べるようになるのでしょう。
▶︎同じ黒っぽい実でもムクノキの実は甘くて大人気。ムクドリ、ヒヨドリやキジバトなどが入れ替わり立ち替わり訪れてたちまちなくなってしまいます。
 

赤い実と鳥

▶せせらぎ公園の歩道脇にあるナンテンには赤い実が付いています。実が赤く色づくのは鳥に向けての合図ですが、すぐにはなくなりません。あまりおいしくないからです。
▶いっぽう柿の実など人が食べてもおいしい実はたちまち無くなってしまいます。人家の庭にある柿の木にはたくさんのスズメが訪れていました。
 

2022年12月22日木曜日

金山緑地公園で

▶金山緑地公園ではスイセンの花がほころび始めていました。
▶小川の水面にはシマアメンボが泳ぐ姿が見られました。
▶池のほとりのヨシやガマの茎にとまって髄に潜む虫を探しているシジュウカラです。
▶虫を食べています。メイガという小さな蛾の幼虫と思われます。
 

2022年12月21日水曜日

落葉回収作業の林で

▶昨日は中里のクヌギ林で落葉回収作業に参加しました。10人が集まって9時から3時まで作業し、40個のトン袋に落葉を詰めました。
▶咲き残りのアキノタムラソウの花の紫色が鮮やかに見えました。
▶クヌギの幹にはフユシャクのオスがとまっていました。12月~3月ごろまで見られるクロバネフユシャクです。
▶この林で今が最盛期のサザナミフユナミシャクです。左上の端にはクヌギカメムシの卵塊が見えます。
 

2022年12月20日火曜日

冷たい風の中を飛ぶ

▶日本海側は大雪で酷い状況が続いています。昨日の清瀬は最低気温が-2℃で日差しはあっても、風が冷たい一日でした。12月も半ばを過ぎたというのに、柳瀬川の土手では複数のモンキチョウが飛ぶ姿が見られました。
▶気温が低いので長い時間飛ぶことができずに、暖かい場所を探してとまります。白い石は日差しで温められているのでしょう。モンキチョウはとまるとすぐに体を横たえて温まった石に張り付くようにしています。
▶この姿勢のまま、私が近づいてもなかなか飛び立とうとしませんでした。
 

2022年12月19日月曜日

カワセミの水浴び

▶空堀川沿いを歩き三郷橋付近にさしかかった辺りで、水面に水しぶきが上がりました。石の上からカワセミがダイブしたのです。漁ではなく、繰り返し水浴びをしているのでした。写真をクリックすると、拡大されます。
 

2022年12月18日日曜日

市有林で落葉回収作業

▶市有林で落葉の回収作業に参加しました。小学生の皆さんも一生懸命に熊手を使って集めてくれました。
▶落葉の下から出てきたカブトムシの幼虫です。丸々と太っていました。ここは落葉を山にして被しておきました。
 

2022年12月17日土曜日

ホソヒラタアブの成虫と幼虫

▶雑木林の陽だまりで翅を休めるホソヒラタアブです。全体に少し黒っぽくて黒い縞模様も濃いめです。
▶日陰になっている枝にはじっととまっているホソヒラタアブがいました。越冬スタイルでしょうか。
▶一方、ササの葉裏には幼虫の姿がありました。暖かい日が続いたと思ったら急に寒くなったり、昆虫たちも戸惑っているようです。
 

2022年12月16日金曜日

ウバユリの知恵

▶雑木林の中で、ウバユリの果実が裂開していました。
▶上から見ると、中に種子がぎっしりと詰まっているのがわかります。
▶果実の裂け目には櫛歯状の構造物があります。種子が下にこぼれないようにしているのです。種子をよく見ると周囲に翼がついています。風が吹いたときに種子が舞い上がり、より遠くへ運ぶ作戦です。
 



2022年12月15日木曜日

隠蔽擬態のキノカワガ

▶クヌギの幹で越冬するキノカワガを見つけました。見慣れた者には結構目立つように思うのですがどうでしょう。
▶近づいて見ると薄緑色の翅の輪郭がよりはっきりして、キノカワガであることがわかります。色の区別ができない鳥たちには効果があるのでしょう。
▶隠蔽擬態といえば、こちらの蛾も負けてはいません。画像のちょうどまん中辺りにとまっています。
▶クロオビフユナミシャクのオスです。これはフユシャクの仲間で、この時期に発生して活動しています。
 

2022年12月14日水曜日

落葉進む雑木林で

▶雑木林のクヌギの落葉が大分進み、葉がほとんど落ちています。きょうから市内の雑木林では落葉の回収作業が始まります。
▶一方で、幹のあちらこちらから樹液を滲出させているコナラやクヌギもあります。カシノナガキクイムシの食害や病原菌と戦っている徴でしょう。
▶日当たりのよい場所ではイヌホオズキの花が見られました。温暖化が進み、霜が降りる頃になっても見られる野の花が多くなりました。
▶若い実もぶら下がっていました。この仲間はよく似た外来種も多くて区別が難しいです。