▲ノイバラの葉の裏にできた真珠のような形の虫コブは、バラハタマフシです。バラハタマバチ(タマバチ科)という体長3ミリほどの小さなハチが寄生することによってつくられ、この中にはハチの幼虫が潜んでいます。虫コブは20日ほどで落下し、その中でタマバチの幼虫は成長を続け翌春羽化します。(5/15)
▲エゴノキの芽が変形してできたエゴノネコアシです。体長約2ミリのエゴノネコアシアブラムシ(アブラムシ科)が寄生することによってつくられ、バナナの房のような形をした虫コブの中にはアブラムシが潜んでいます。7月になると有翅型のアブラムシが現れて、アシボソなどのイネ科植物に移動します。秋になると、今度はアシボソからエゴノキへと戻るという生活をしています。(6/7)
▲ケヤキの葉の上にはえたキノコのような形の虫コブは、ケヤキハフクロフシです。体長2ミリほどのケヤキヒトスジワタムシというアブラムシが寄生することによってつくられます。有翅型のアブラムシはアズマネザサなどのササ類に移動し、秋になるとまたケヤキに戻ってきます。(6/8)
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