2021年12月31日金曜日

イチモジフユナミシャク

▶せせらぎ公園の歩道沿いの杭にイチモジフユナミシャクがいました。小さな冬の妖精ともいうべき美しくかわいらしいメスの個体です。
▶全体に明るい薄緑色で、短く退化した翅にはくっきりとした黒い紋があしらわれています。
▶以前同所で撮影したオスのイチモジフユナミシャクです。暗くなるとメスを求めて飛び回ります。
▶フユシャクの仲間が冬を選んで羽化してくる理由のひとつとして天敵が少ないことがあげられます。しかし、木の幹や杭の上を餌を探している鳥たちの姿をよく見かけるので、鳥に捕食されることも多いのではないかと思います。
 

2021年12月30日木曜日

カシワバハグマの霜柱

▶中里緑地保全地域B地区でカシワバハグマにできた霜柱を観てきました。枯茎の地上部は刈られて10㎝ほどしか残っていません。
▶地上部は枯れていても根の活動は続き導管で水を吸い上げています。茎の内部の水が朝の冷え込みで凍り枯茎を裂いて翼のように霜柱を作ったのです。たまたま15人ほどの保育園生が通りかかり“きれい!”“お花みたい”とうれしそうでした。
 

2021年12月29日水曜日

秋ヶ瀬公園へ下見その2

▶ヨシの枯れ野にはあまり野鳥は見られませんでした。何かいたと思ったらツグミでした。枯草が背景にあると探すのが一苦労です。
▶上空を飛び過ぎたのはノスリのようです。オオタカの飛翔を確認した人もいました。
▶林の陽だまりにいたのはルリビタキのオスです。狭い範囲を行ったり来たりしていたので何回かシャッターを切ったのですが、遠くてピントの甘い写真になりました。
▶1羽のルリビタキに大勢のカメラマンがレンズを向けていました。ルリビタキはモデルさながらに右を向いたり左を向いたりサービス満点でした。


 

2021年12月28日火曜日

秋ヶ瀬公園へ下見その1

▶一昨日秋ヶ瀬公園へ行ってきました。1月22日に予定している市街野鳥観察会の下見です。公園隣接の彩湖にはホシハジロ、キンクロハジロ、カンムリカイツブリなどの水鳥が多数見られました。
▶手前のホシハジロに混じって少数ながらミコアイサも観察できました。
▶きれいに刈られた草地にはタヒバリの姿も見えました。
▶地面をつついていましたが、何か虫をつかまえました。バッタの仲間のようです。
 

2021年12月27日月曜日

金山調節池の朝

▶早朝の金山調節池は温かい湧水が冷気にふれて湯気が立ち上っています。
▶看板にとまったカワセミが出迎えてくれました。
▶向きを変えて美しいコバルトブルーの背中も見せてくれました。
▶下池中の島のピラカンサにはムクドリなど多くの鳥たちが朝食に訪れていました。
▶ヒヨドリも何度も赤い実をくわえてはうまそうに飲み込んでいました。
 

2021年12月26日日曜日

マンリョウの実

▶ヒヨドリなどの鳥たちがナンテンの実を食べ始めました。なくなるとセンリョウを食べます。一番後まで残っているのはこのマンリョウです。実が下向きについていると云っても赤くて目立つので鳥たちにとってはおいしくないのか、それとも一番おいしい実を後にとっておくのか…。
▶白い実のシロミノマンリョウは赤い実のマンリョウほど多くはありませんが、所々で見ることができます。これは栽培品種のようです。日本人は源平の時代から紅白の組み合わせが好きなんですね。
 

2021年12月25日土曜日

金山調節池のアカハラ

▶金山調節池にアカハラが入っていると聞いていましたが、昨日の朝やっと会えました。
▶ヤナギの枝にとまってときどきキョッ、キョッと鳴いていました。
 

2021年12月24日金曜日

キカラスウリ

▶木になっているように見える黄色い実ですが、つるで絡んだキカラスウリの実です。
▶木の枝から鈴なりに下がっている様子はなかなか見事です。青空にも映えますね。
▶名は黄色いカラスウリの意で実の長さはおよそ10㎝、カラスウリの実はおよそ6~7㎝、実の長さ1~2㎝のスズメウリに対して大きいのでカラスという命名です。
 

2021年12月23日木曜日

カネタタキ

▶寒い中、せせらぎ公園の柵の上をカネタタキのメスが歩いていました。産卵場所を求めていたのでしょうか。夜行性でチン、チンという鳴き声がつい最近まで聞こえていた気がします。
 

2021年12月22日水曜日

ナンテンの実

▶市有林やせせらぎ公園の歩道沿いでナンテンが赤く実らせています。林で自生しているのは鳥たちが散布したのでしょう。
▶我が家の庭にもナンテン、センリョウ、マンリョウが赤い実をつけていますが、鳥たちがまず食べるのはナンテン。ナンテンがなくなると次はセンリョウで、マンリョウは最後まで残ります。
 

2021年12月21日火曜日

金山調節池で野鳥撮影

▶金山調節池での打合せ終了後に望遠ズームレンズになれるための野鳥撮影。枝が混んでいる所では鳥になかなかピントが来ません。最新式のカメラには鳥の目にピントを合わせる機能があるらしいのですが、私のカメラにはありません。
▶上空を飛ぶコサギの群れ。8羽の群れだったのですが近すぎて半分しか捉えられませんでした。これは連写で撮影した内の1枚です。
▶水草を食むオオバン。周りに障害物が無いと撮りやすいものの、黒い羽は質感を出すのが難しい。
 

2021年12月20日月曜日

緑地保全ボランティア体験で落葉掃き

▶12月18日(土)はとても寒い日になりました。北風も強く道端には霜柱ができていました。
▶この日は清瀬の自然を守る会主催の緑地保全ボランティア体験で落葉掃きが行われました。
▶一般の方々と会員を合わせて23人もの参加者が中里のクヌギ林で落葉集めの作業に精を出しました。
▶子供たちも参加し、トン袋に入って落葉を踏んでしっかりと詰める作業を楽しみました。
▶トン袋22個に落葉を詰めたところで作業は2時間ほどで終了。落葉集めが済んだ所には日の光がさんさんと降り注ぎ、来春には多くの花々が咲くことでしょう。参加した皆さん、お疲れ様でした。
 

2021年12月19日日曜日

成虫越冬のキノカワガ

▶雑木林の中は日に日に葉が落ち、冬の日差しが入り込むようになります。
▶クヌギの幹の地上1mぐらいのところにキノカワガがとまっていました。キノカワガはこんな感じで越冬しています。
▶キノカワガは樹皮に擬態していると云われますが、この個体は明るい薄緑色をしていたので黒っぽいクヌギの幹にとまっているとよく目立ってしまいます。これでは隠蔽擬態とはいえませんね。なんか象の顔のように見えてしまいます。
 

2021年12月18日土曜日

林床のキノコたち

▶雑木林の保全作業をしていると、いろいろなキノコが目につきます。ナメコのようないかにも美味しそうなキノコ、ナラタケモドキではないかということです。
▶コナラの立枯れに生えたキクラゲはよく知っている種類なので、安心して食べられそうです。
▶これもコナラの木の根元近くに生えていたキノコで、ムキタケというそうです。
 

2021年12月17日金曜日

エノキに集まる鳥たち

▶エノキの木の方から数羽のムクドリの声が聞こえてきました。エノキにはたくさんの実がなっています。
▶ヒヨドリも来て夢中でエノキの実をついばんでいました。エノキの語源の一つが鳥の「餌の木」というぐらい、鳥たちがよく食べる実なのです。
▶ムクドリやヒヨドリだけでなく、小さなメジロたちも黄葉した葉に隠れるようにしながら実をついばんでいました。
 

2021年12月16日木曜日

キノコムシ活動

▶雑木林内の枯れた切り株にたくさんのカワラタケが生えています。下の方に赤っぽいものがあるのに気がつきました(枠内)。
▶近づいて見ると、体長5㎜ほどのアカハバビロオオキノコが交尾していました。キノコの上を歩いている個体もいました。12月でも気温が15℃を上回っていたので活動していたのでしょうか。
 

2021年12月15日水曜日

初冬の林床を彩るセンリョウ

▶初冬の雑木林で落葉掃きをしていると、センリョウなどの鮮やかな実の色に癒やされます。
▶同じ林内に黄色い実のキミノセンリョウも実っていました。赤い実も黄色い実も鳥たちがよく食べるのですが、市内を広く見渡してもセンリョウはほとんどありません。同じ暖地の常緑広葉樹林内に自生するマンリョウは多く見られるのに、センリョウが殖えないのはどうしてなのでしょう。