2018年5月30日水曜日

狭山緑地のウラゴマダラシジミ

▲5月26日、清瀬の自然を守る会の市外観察会で、都立東大和公園と狭山緑地を訪ねました。狭山緑地では、久しぶりにウラゴマダラシジミを観察しました。

▲林床の比較的低いところを、弱々しく飛んでいました。ちょうど最盛期に入った時季のようで、複数の飛翔が見られました。

▲アカシジミもいましたが、羽が傷んでいました。

▲ミズイロオナガシジミも、葉上で休むもの、飛翔するものなど、複数の個体を観察できました。

▲東大和公園で見つけたのは、シラオビキリガという夏のキリガです。

▲狭山緑地の入り口付近では、ヒョウモンエダシャクが迎えてくれました。美しい昼行性のシャクガです。

初夏の雑木林

▲ムラサキシキブの花が、あちらこちらで咲いています。

▲葉の上にとまっていたのは、アカシジミです。萌芽更新して間もない林なら、低いところで見られます。

金山のコムラサキ

▲金山調節池のヤナギの葉上で羽を開くコムラサキです。

▲樹液にも来ていました。ヨコヅナサシガメも樹液をなめに来たようです。

▲羽を広げましたが、どうやらメスのようです。

北軽井沢 王領地の森

▲5月20日、北軽井沢の王領地の森を訪ねました。6月21日に予定されている、清瀬の自然を守る会のバス研修の目的地です。

▲管理事務所に声をかけて、森の中を歩きました。清らかな流れが水音を立てていました。

▲川には木製の橋が架けられているので、心配ありません。

▲木道がないところも、比較的整備されているので、歩きづらいことはありませんでした。

▲大きな木も見られます。

▲林床には、様々な花が見られました。

▲ユキザサでしょうか、たくさんありました。

▲軽井沢といえば、サクラソウですね。

▲白いムラサキの花が群落を作っていました。

▲羽を休めていたのは、ウスバシロチョウです。
 一月後は、また違った森の姿が見られることでしょう。

2018年5月19日土曜日

ヒオドシチョウの羽化

▲清瀬市が飼育しているオオムラサキのネットの中にぶら下がっていたヒオドシチョウの蛹。意図的に飼育していたのではなく、ネット内に潜り込んだ成虫が産卵したもののようです。

▲蛹化してから2週間ほどで羽化しました。新成虫は毎年6月頃に見られますが、今年はやはり早めですね。この後、パタリと姿が見られなくなる不思議なチョウです。

イボタノキの花に集まる


▲イボタノキの花に、小さなハチのような昆虫が飛来するのが見えました。望遠レンズを通して見ると、ヒメトラハナムグリでした。

▲たまに見るハナムグリなのですが、私はイボタノキでしか見たことがありません。

▲おなじみのコアオハナムグリも来ていました。

▲大きなクマバチも訪れて、小さな花にしがみついていました。



キスジトラカミキリ

▲せせらぎ公園の木柵上に、キスジトラカミキリを見つけました。ちょっと見たところは、アシナガバチか小さなスズメバチと間違えてしまいそうです。

▲前から見たところも、ハチそっくりです。虎の威を借る狐ではありませんが、ハチと同じ黄色と黒の色を身にまとうことで、敵の目を欺く効果があるといわれています。色だけではなく、スッスーと歩く姿までハチに似せていることに、びっくりします。

2018年5月12日土曜日

ヘラクヌギカメムシ

▲雑木林の葉の上に、クヌギカメムシの成虫を目にする季節になりました。清瀬には、よく似たクヌギカメムシとヘラクヌギカメムシがいます。上から見たのでは、区別が難しい。

▲腹側から見ると、気門の黒い点の列が見えません。これは、ヘラクヌギカメムシの方です。

▲イボタノキの花のそばには、アカスジキンカメムシの幼虫がじっととまっていました。

2018年5月11日金曜日

サイハイラン、アカシジミなど

久しぶりの好天の下、自転車で市内の緑地保全地域や緑地公園を回りました。

▲雑木林の中では、サイハイランが咲いていました。

▲畑の上空を舞うチョウゲンボウです。

▲ガマズミの花には、キロトラカミキリなどの小さな甲虫たちが訪れていました。

▲シロテンハナムグリなどのコガネムシもたくさん。中でも一番多いのは、コアオハナムグリです。

▲萌芽更新後の雑木林では、複数のゴマダラチョウが葉先にとまって占有行動をしていました。

▲畑道の脇のカマツカの葉にいたのは、ルリカミキリです。この写真、実は180度回転しています。実際は葉の下にぶら下がるようにとまっていました。

▲コナラの葉を食っていたのは、コイチャコガネです。

▲雑木林のヘリの明るい場所では、タツナミソウが咲いていました。

▲雑木林の中で咲く、コヒロハハナヤスリです。

▲ゴンズイの花には、早くもアカシジミの姿がありました。こんなに早く姿を見たのは初めてです。

▲草地では、チガヤの白い穂が風にそよいでいました。

▲雑木林の半日陰の場所では、オカタツナミソウが群落を作っていました。

▲道の縁では、ウツギの花が咲いていました。この花を見ると「夏は来ぬ」を思い出します。

▲せせらぎの畔にあった大きなキノコ。軸の直径は10センチはありそうです。






2018年5月10日木曜日

初夏のチョウ

▲初夏というよりは真夏の暑さが続いた頃、一番よく目にしたのはツマグロヒョウモンやアカボシゴマダラといったチョウでした。

▲ここ10〜15年ぐらいの間に定着したチョウたちだったのは、残念というか寂しいというか、そんな気分です。

▲私が育った頃は雑木林がもっとたくさんあって、初夏の頃に一番多く目にしたのはキマダラヒカゲでした。本当に林の中に足を踏み入れると、どこからでもこのチョウが飛び出してくるぐらい多かった。その後、キマダラヒカゲには2種類あることが判明して、清瀬に生息しているのはサトキマダラヒカゲという名前になりました。
 
 金山調節池では、もうコムラサキが樹冠を舞っているのが見られました。樹液の出ているところではアカボシしか発見できなかったので、撮影のためにまた出かけてみようと思います。

2018年5月4日金曜日

東京病院で出会った甲虫

5月3日と4日、2回の観察会のおりに、東京病院の周辺で出会った小さな甲虫たちです。

▲桜の葉の上にいたのは、アカガネサルハムシです。体長は、6〜7ミリといったところでしょうか。

▲金属光沢のある美しいハムシで、ブドウ類の葉に集まります。

▲地表近くを群れ飛んでいたのは、ヒゲブトハナムグリです。体長は1センチ足らずです。飛んでいるところは、小さなハチかアブにしか見えません。立派な触角を持っているのはオスで、メスはなかなか見つかりません。

▲ノイバラの花にいたのは、アシナガコガネです。体長は、7〜8ミリといったところ。団子状になっているのは、1匹のメスにオスが群がっているのだと思われます。

▲花の上で、ペアでいるものがほとんどです。