2015年11月30日月曜日

イチョウの黄葉

▲四小のイチョウが黄葉しました。
 今年は、清瀬の紅(黄)葉も遅れ気味ですね。

2015年11月29日日曜日

せせらぎ公園のムラサキツバメ

▲シジミチョウ科のムラサキツバメが、せせらぎ公園の木柵で日向ぼっこをしていました。この場所で本種を撮影するのは、7年振りです。
 食草のマテバシイが公園用や街路樹として植栽され、冬の温暖化とも相まって棲息できるようになったのでしょう。

▲飛び立って葉の上に移動しました。葉に映った影を見ても、尾状突起があることが分かります。
 そのうち集団で成虫越冬している様子を撮影したいものです。

2015年11月28日土曜日

クロスジフユエダシャク飛ぶ

▲清瀬の雑木林では、クロスジフユエダシャクが最盛期を迎え、多くの雄が乱舞しています。

▲雌は枯葉の下に隠れるようにしていることが多く、交尾も葉で行われることが多いのですが、きょうは運よく枯枝で交尾するところを目にしました。

▲横から見てみると、随分体格が違います。雌の体色は枯枝とそっくりなので、単独でいるとなかなか見つけづらい。というか、見つけられない。

▲もともとは、このように枯枝にぶら下がるようにして交尾していました。
 雌の腹の中には、緑色の卵がいっぱい詰まっているようです。
 雄には口吻のようなものが見えます。昼間あれだけ飛び続けているので、もしかしたら水分ぐらいは摂取しているのかもしれません。

2015年11月26日木曜日

ヒメエグリバの幼虫?

▲畑道に沿って植えられているツツジの葉の上に、珍しい芋虫を見つけました。
 イモムシ図鑑で調べると、どうやらヒメエグリバのようです。

▲食草は、アオツヅラフジとあります。この枯れかけた葉がアオツヅラフジなのでしょうか。

2015年11月25日水曜日

小栴檀草の花と実

▲コセンダングサの花と実です。実はバラバラになって衣服にくっつきます。野外観察をしていると、この実がズボンにいっぱいついて、取るのが大変です。

▲コセンダングサの花には花弁がありませんが、時折、このように白い花弁を付けたものが見られます。コセンダングサの変種で、コシロノセンダングサというのだそうです。

2015年11月24日火曜日

背条露虫の雄と雌

▲きょう、空堀川管理道沿いのススキの葉にとまっていたセスジツユムシの雌です。背の筋は黄色です。

▲これも、きょう、せせらぎ公園のアジサイの葉にとまっていたセスジツユムシの雄です。背の筋は赤茶色です。

▲これは、雄の写真の部分を拡大したもの。後脚に黒いトゲ(矢印)がありますが、よく似たツユムシにはありません。

2015年11月23日月曜日

土の中のまんじゅうむし

▲きょうは二十四節気の小雪。白馬村でのスキー場開きのニュースなど、各地から冬のたよりが届き始めていますが、腐葉土の中ではカブトムシの幼虫が着実に成長していました。これは、孫が飼育していたものです。 
 清瀬では、カブトムシの幼虫のことを「まんじゅうむし」と呼んできました。白っぽくて丸くなっているからでしょうか。堆肥の中やサツマイモの苗床の中などにたくさん発生するので、害虫として川の中などに捨てられていたようです。

2015年11月22日日曜日

忍冬の芋虫

▲スイカズラの枝に、変わった形の芋虫がとまっていました。形態から見ると、シャクガ科の幼虫でしょうか。

▲左側の枯葉の中に蛹がありました。この幼虫と同じ種かどうかわかりませんが、とりあえず採集して羽化を待ってみることにしました。

擬木の鉦叩

▲きょうの中里1丁目からみた西の空です。真ん中に、富士山のてっぺんがちょこっと見えます。

▲緑地保全地域の擬木にとまっていた、カネタタキの雄です。体長は1センチほど、チン・チンとかわいい声で鳴く虫です。活発に動き、レンズを近づけたら跳ねて逃げられてしまいました。成虫は11月まで見られますが、越冬態は卵です。

2015年11月20日金曜日

クズの葉の上の蝗

▲柳瀬川畔のクヌギの黄葉です。日に日に葉が落ちていきます。

▲クズの葉の上に、コバネイナゴがちょこんととまっていました。残り少ない秋の日々を、味わっているかのようです。(三郷橋付近にて)

2015年11月19日木曜日

産卵前の櫟亀虫

▲中里緑地保全地域のロープ上で交尾するクヌギカメムシです。

▲雌の腹は、卵ではち切れんばかりに膨らんでいます。
 まもなく、産卵が始まることでしょう。
 晩秋に産卵するのは、天敵が少なくなる時期を選んだ結果なのでしょうね。




2015年11月18日水曜日

仏の座の群落

▲ホトケノザの群落です。小春日和が続いたせいか、あちこちの休耕地で淡いピンクの絨毯になっています。

2015年11月17日火曜日

擬木の上の珍客

▲中里緑地保全地域の遊歩道の擬木の上には、様々な昆虫がいます。
 これは、アカスジキンカメムシの幼虫です。一番たくさん見られます。(きょう)

▲ササキリの雌成虫です。小さなキリギリスの仲間です。(きょう)

▲ニホントビナナフシの雌成虫です。この個体は、だいぶ弱っていました。(きのう)

▲きょうは、キマダラカミキリがとまっていましたこの時季に見るのは初めてです。ここ数日暖かいから姿を見せたのでしょうか?夏から生き残っていたのか?それとも・・・

2015年11月16日月曜日

アケビコノハの蛹室

▲ただの枯れた葉のように見えますが、中には蛾の蛹が入っています。

▲写真の真中の黒っぽいアケビの葉の塊もそうです。

▲一見すると何でもなさそうなクズの葉も…

▲1枚の葉を持ち上げると、枯れた葉にくるまった黒いものが見えます。

▲これは、アケビコノハの蛹です。
 アケビコノハの幼虫は繭を紡がず、周りの葉を何枚か綴るだけの簡単な蛹室を作って蛹化するのです。アケビコノハは成虫越冬なので、まもなく羽化してくることでしょう。

2015年11月15日日曜日

晩秋の綿虫

▲夕方4時半ごろには、太陽はこんな低い所にあります。

▲林の中に射し込んだ夕日が、木々の長い影を描いています。

▲畑道の上をフワフワ飛んでいたのは、綿虫(ワタムシ)です。体長は僅か2ミリ程度で、まるで白い綿くずが舞っているように見えます。北国では、雪虫とも呼ばれます。
 俳人の石田波郷の句の中にも、おそらく清瀬の病院での療養中に「綿虫」を詠んだと思われる作品があります。
 

2015年11月14日土曜日

危うしチャエダシャク

▲出現のピークなのでしょう、外灯の付近にチャエダシャクが多く見つかります。このように緑の葉の上にいれば、見つけやすいのですが…

▲木の幹にとまっていると、カムフラージュ効果で姿が見えづらい。

▲クヌギの幹のかなり高い所にも、とまっていました。

▲トリミングしてみると、画質は悪いのですが、エダシャクの右上にサシガメが近づいているのが見えます。きのうのクロトビサシガメとオカメコオロギもそうですが、身近な自然の中にも弱肉強食の厳しい世界があるのです。

2015年11月13日金曜日

黒鳶色刺亀虫

▲空堀川管理道の土留めのコンクリートに、体長2センチほどの黒っぽいカメムシを見つけました。
 オカメコオロギを捕えたクロトビイロサシガメです。

▲はじめコオロギの後脚に突き刺していた口吻を、一度抜いて・・・

▲あらためてコオロギの腹部に刺し込みました。大きな獲物で、越冬前の腹ごしらえがしっかりできるのではないでしょうか。

2015年11月12日木曜日

晩秋の蛾たち

▲林の中は落ち葉がいっぱいで、晩秋の様相。この季節に姿を現す蛾を紹介します。撮影は、11月11・12日です。

▲カシワキボシキリガは、灰白色。食草は、クヌギです。

▲ミドリハガタヨトウは、いくらか緑色の部分がある程度です。食草は、ケヤキです。

▲ウスキトガリキリガは、幾何学模様の翅が印象的です。食草は、ツバキ・サクラです。

▲くっきりした模様の三角の翅は、ニトベエダシャクです。食草は、クヌギやイヌシデ。

▲木の幹に張り付いていたのは、チャエダシャク。食草は、チャなどです。


2015年11月11日水曜日

久し振りの擬管巻

▲せせらぎ公園の萩にとまっている、クダマキモドキ(サトクダマキモドキ)です。前回の撮影が2005年の10月だったので、なんと10年振りです。
 ツユムシの仲間ですが、やや大きく体つきもしっかりしている印象です。
 名のクダマキ(管巻)はウマオイムシやクツワムシの異称で、それらの虫に姿が似ているところから付けられたようです。鳴き声はチ・チ・チ・・・と、ツユムシらしい小さな声です。