2024年7月31日水曜日

コナラの木に6ペア

▶暑い日が続くので相変わらず早朝の観察歩きをしています。前にも書きましたが、今年はノコギリクワガタの当たり年のようです。
▶根際から地上数メートルの所までノコギリクワガタの小型、中型、大型のオスが体の下にメスをガードするようにしているのが見えました。
▶それもたった1本のコナラの木で6ペアも確認できました。1本の木でこんなにたくさんのクワガタムシを見たのは、子供の時以来のように思います。
 

2024年7月30日火曜日

花を訪れるスズメガ

▶オオスカシバはクサギの花を訪れ、ホバリングしながら蜜を吸っていました。
▶クマバチは花の近くでホバリングすることはありますが、蜜を吸うときは花にしがみつきます。
▶ホシヒメホウジャクはガガイモの花を訪れていました。
 

2024年7月29日月曜日

オオヤマトンボの打水産卵

▶早朝の金山緑地公園を歩きました。ニイニイゼミ、ミンミンゼミの声が聞こえています。時折クマゼミの声も聞こえてきます。
▶池の岸辺近くで、オオヤマトンボのメスが打水産卵をしていました。すぐにカメラを構えたのですが、肝心の打水産卵の場面を撮り損ないました。
▶写真には写っていませんがサポートするように飛行するオスもいて、今シーズンの生息を確認できてほっとしました。
 

2024年7月28日日曜日

キツネノカミソリの群落

▶キツネノカミソリの花が増えてきました。葉が茂って薄暗い林の中にまさに狐火がともったようです。
▶市内の雑木林で広く見られますが、せせらぎ緑地ではウバユリとともに咲く様子が見られます。
 

2024年7月27日土曜日

クワカミキリ

▶萌芽更新後の雑木林や林縁には実生の若いクワの木が結構あります。柔らかそうな枝にクワカミキリがしがみつくようにして樹皮を囓っています。
▶ベージュ色の比較的大型のカミキリムシです。ペアでいることが多いですが、単独でいることもあります。
 

2024年7月26日金曜日

せせらぎのほとりで

▶せせらぎ公園の歩道を歩いていると、流れのほとりでよく出会うトンボがオオシオカラトンボです。これはオスで、メスは木陰にいることが多いようです。この日、流れの上を巡回飛行するオニヤンマも観察できました。
▶ハグロトンボは少し薄暗い環境を好みます。全身真っ黒のメスです。
▶腹部が金緑色のハグロトンボはオスです。はねを立ててとまる古いタイプのトンボです。
▶止水域で見つけたアメンボです。ちょうどよい案配にオオアメンボとアメンボが並んでいました。大きさの違いがよく分かります。

 本日13:45よりTV朝日の『東京サイト』で清瀬の「金山調節池」が取り上げられます。私が林家きく姫さんを案内していますので、よろしければご覧ください。
 

2024年7月25日木曜日

ウバユリが咲き始めています

▶明るくなると萎んでしまうカラスウリの花ですが、早朝6時ぐらいだと白いレースの名残を見ることができます。
▶雑木林の中では、コバギボウシの薄紫色の花もポツポツと咲き始めています。
▶キツネノカミソリも所々で咲く様子が見られるようになっています。
▶せせらぎ公園の歩道を歩くと、林の縁で咲くウバユリを見ることができます。一昨年ほどではありませんが、蕾があちこちにあるのでしばらくは楽しめそうです。

 本日13:45よりTV朝日の『東京サイト』で清瀬の「柳瀬川回廊」が取り上げられます。私が林家きく姫さんを案内していますので、よろしければご覧ください。

 

2024年7月24日水曜日

アブラゼミ

▶朝緑地の中を歩くと、多くのミンミンゼミの声が聞こえます。アブラゼミの声は聴いていないのですが、一昨日今シーズン初めて姿を確認しました。
▶羽化殻はいくつも見ていたのですが、この日は近くで2頭のアブラゼミを確認できました。
▶ニイニイゼミはもうずいぶん前から梢でチィーと鳴く声を聴いていました。これは杭にとまっていたので、羽化間もない個体かもしれません。
 
 25㈭と26日㈮にTV朝日の『東京サイト』で清瀬の「柳瀬川回廊」「金山調節池」が取り上げられます。私が林家きく姫さんを案内していますので、よろしければご覧ください。13:45~13:50の短い広報番組です。
 

2024年7月23日火曜日

真夏のアカトンボ

▶道ばたの葉先にとまっているトンボがいました。アカトンボの代表選手のアキアカネです。
▶こんな暑い時期にアキアカネを見るのは初めてのような気がします。羽化が遅れてこれから涼しい場所に移動するのでしょうか。
▶せせらぎの流れのほとりにいたアカトンボはミヤマアカネです。排水の水玉に縁取られた葉にとまっている様子は、いかにも早朝の光景です。
▶こちらはナツアカネです。ナツアカネは真夏の雑木林の中や縁でよく見かけるアカトンボです。
▶昨日出会ったトンボの中で体が一番赤く色づいていたのは、アカトンボではなくウスバキトンボでした。畑や草地の上を群がって飛んでいることが多いのですが、早朝だとこうしてはねを休めている姿も見ることができます。

 

2024年7月22日月曜日

中里1丁目緑地のヤマユリ

▶中里1丁目緑地で保護しているヤマユリが見事に咲いています。ほかの緑地に比べると開花期が少し遅いようで、それだけ長く楽しめるのは嬉しいことです。
▶一方で、中里クヌギ林では早くもキツネノカミソリが開花し始めていました。
▶中里保全緑地でもヤマユリに替わってコバギボウシが薄紫色の花を咲かせるようになっています。

▶せせらぎ公園では、ヒガンバナよりひと月ほど開花が早いコヒガンバナが咲き始めていました。

2024年7月21日日曜日

クサギの花が咲き始めました

▶あちらこちらでクサギの花が咲き始めています。よい香りを漂わせて大型のアゲハチョウを待っています。
▶ふと花の下の葉を見ると鮮やかな黄色が目にとまりました。久し振りに見るフタトガリアオイガです。

▶多くの子供たちは昨日から夏休みだと思うのですが、林の中で虫探しをしている子供とは出会いませんでした。今のところ虫たちにとっては平穏な日々が続いています。

2024年7月20日土曜日

早朝の水辺にて

▶朝6時といえども暑さを感じる日々ですが、調節池の水辺を渡る空気はひんやりとは行かないまでもいくらかの涼しさをおぼえてほっとします。
▶アシの葉先に排水の水滴がならんでいるのも早朝ならではの光景です。
▶スギナにはもっと豪華に水滴が散りばめられていて、私にとってはどんな宝飾品よりも美しく感じます。
 

2024年7月19日金曜日

樹液酒場の賑わい

▶樹液酒場が賑わい始めました。場所にもよりますが、少し前まではハナムグリが多かったのですが、カナブンもたくさん集まるようになりました。

▶今年はノコギリクワガタが多いように感じます。シーズン初めは小型・中型のオスが目立ちましたが、大型も結構目にするようになりました。
▶今年はカブトムシの発生が遅く心配しましたが、7月半ばになってようやく目にすることができました。

2024年7月18日木曜日

ナガエミクリの花

▶せせらぎ公園の流れの中でナガエミクリが咲いています。きれいな流れや湧水に自生するガマ科の抽水植物です。9月ごろまで咲き続けます。
▶中には実がなっているものもありました。東京都の絶滅危惧種に挙げられている希少種です。大切に見守りたいですね。
▶これは流れのほとりを占有し始めている北米原産のアレチヌスビトハギです。在来種への影響が大きいので、強く根を張る前に駆除したい帰化植物です。
 

2024年7月17日水曜日

サクラの果実にヒヨドリ

▶せせらぎ公園沿いに植えてあるウワミズザクラの果実が色づいてきました。中には熟しているものもあるようです。
▶さっそくヒヨドリが飛来し、赤くなっている実をついばみ始めました。
▶早朝は散歩やジョギングをしている人も多いので、人の気配を感じるとさっと避難し、静かになるとまた飛来してついばみ続けます。
 

2024年7月16日火曜日

カミキリムシ3種

▶早朝はゆっくりと昆虫の様子や身体のつくりを観察できます。まだ動きが活発ではないからです。これはゴマダラカミキリ
▶クヌギの幹にじっととまっていたのはノコギリカミキリです。このところよく見かけるようになりました。
▶アカアシオオアオカミキリは夜行性なので、昼間見ることはほとんどありません。たまたまササの葉上にとまっているところを観察できました。