▶クヌギの樹皮のすき間につづみ型の平べったいものが出たり入ったり…これは“つづみみのむし”と呼ばれるマダラマルハヒロズコガの幼虫がつくる簔です。1.5㎝ほどの長さがあります。
▶地面近くの樹液をなめていたセンチコガネです。餌になる獣糞がなかったのかもしれません。
▶ノコギリクワガタのオスがメスを守るように樹皮のすき間にとまっています。メスは樹液をなめていました。
▶下にいたカナブンが動き出すと、オスはカナブンが近づかないよう警戒の動きを見せました。
2022年6月30日木曜日
2022年6月29日水曜日
羽化直後のアキアカネ
▶せせらぎ公園のほとりで今年初のアキアカネに出会いました。間もなく高標高地に向けて旅立つことでしょう。
▶この辺りではナツアカネも見ることができますが、胸部側面の黒い筋模様の形からアキアカネであることがわかります。
▶この辺りではナツアカネも見ることができますが、胸部側面の黒い筋模様の形からアキアカネであることがわかります。
2022年6月28日火曜日
アキノタムラソウと昆虫たち
▶中里のクヌギ林にはアキノタムラソウのお花畑ができています。シソ科の多年草で和名の由来ははっきりしませんが、初夏から秋まで咲き続ける多紫草という説もあるようです。
▶この日は2頭のジャコウアゲハが吸蜜したり花穂にとまって翅を休めたりしていました。
▶数頭のクマバチも花から花へと飛び回り蜜を吸っていました。クマバチは花に潜り込まず、花の横に穴を開けて蜜を吸っています。
▶クマバチよりひとまわり小さいトラマルハナバチも数頭が花畑の上を飛び交い、花に潜り込むようにして吸蜜していました。
▶アキノタムラソウが途切れたところには、ホタルブクロが咲いていました。ホタルブクロの花色は変化に富み、これは白っぽい花の株です。
▶この日は2頭のジャコウアゲハが吸蜜したり花穂にとまって翅を休めたりしていました。
▶数頭のクマバチも花から花へと飛び回り蜜を吸っていました。クマバチは花に潜り込まず、花の横に穴を開けて蜜を吸っています。
▶クマバチよりひとまわり小さいトラマルハナバチも数頭が花畑の上を飛び交い、花に潜り込むようにして吸蜜していました。
▶アキノタムラソウが途切れたところには、ホタルブクロが咲いていました。ホタルブクロの花色は変化に富み、これは白っぽい花の株です。
2022年6月27日月曜日
樹液酒場の開店
▶雑木林のコナラやクヌギの樹液に昆虫たちが集まり始めました。ノコギリクワガタのメスです。
▶カブトムシのメスです。オスの方が一足早く出てくるはずですが、この日はどういうわけかメスばかりでした。
▶ヨツボシオオキスイは結構な早足で歩き回っていました。
▶アカタテハはそれほど個体数が多いチョウではありませんが、樹液酒場の常連です。
▶このコナラの樹液にはヒカゲチョウが5匹も集まっていました。このあとカナブンが乱入してヒカゲチョウは蹴散らされてしまいました。
▶カブトムシのメスです。オスの方が一足早く出てくるはずですが、この日はどういうわけかメスばかりでした。
▶ヨツボシオオキスイは結構な早足で歩き回っていました。
▶アカタテハはそれほど個体数が多いチョウではありませんが、樹液酒場の常連です。
▶このコナラの樹液にはヒカゲチョウが5匹も集まっていました。このあとカナブンが乱入してヒカゲチョウは蹴散らされてしまいました。
2022年6月26日日曜日
ムラサキツユクサ
▶せせらぎ公園の流れのほとりや雑木林の縁でムラサキツユクサが咲いています。梅雨時が似合う花ですが、北米原産で明治初期に園芸用に持ち込まれた花です。
▶ヨウシュヤマゴボウも同じく北米原産で、明治初期に入ってきました。直径4~5㎜の花はかわいらしいですが、有毒植物です。
▶キマダラセセリが飛来し、葉に落ちた滴の水を吸っていました。地味なセセリチョウの中にあって、黄色い斑紋がきれいで目立ちます。
▶せせらぎ公園の木柵に小さい蛾がとまっていました。大きさと翅の模様からヒメケンモンと判断しました。
▶わずか3㎜ほどの小さな虫が目に入りました。ヒメキノコハネカクシの1種とみられます。
▶ヨウシュヤマゴボウも同じく北米原産で、明治初期に入ってきました。直径4~5㎜の花はかわいらしいですが、有毒植物です。
▶キマダラセセリが飛来し、葉に落ちた滴の水を吸っていました。地味なセセリチョウの中にあって、黄色い斑紋がきれいで目立ちます。
▶せせらぎ公園の木柵に小さい蛾がとまっていました。大きさと翅の模様からヒメケンモンと判断しました。
▶わずか3㎜ほどの小さな虫が目に入りました。ヒメキノコハネカクシの1種とみられます。
2022年6月25日土曜日
オオキイロマルノミハムシ
▶松山保全緑地の歩道を歩いていると、ミズヒキの葉の上にいる5㎜ほどの甲虫を見つけました。オオキイロマルノミハムシとみられます。似た種類が多く同定に苦労します。
▶ウマノミツバがたくさん咲いていました。これは花なのかな?と思わせるような貧相な花です。
▶頭上2mぐらいのところを数羽の小鳥が飛び、枝にとまったところを見るとエナガでした。巣立ったばかりの若鳥かもしれません。
▶オオカマキリの幼虫の姿が多く見られるようになりました。体長はまだ2㎝ほど。他の昆虫を捕食するカマキリですが、自身もクモなどに狙われるので前途多難です。
▶セマダラコガネがヒメジョオンの葉に飛来しました。清瀬ではよく見られる普通種のコガネムシで、体長は1㎝ほどです。
▶ウマノミツバがたくさん咲いていました。これは花なのかな?と思わせるような貧相な花です。
▶頭上2mぐらいのところを数羽の小鳥が飛び、枝にとまったところを見るとエナガでした。巣立ったばかりの若鳥かもしれません。
▶オオカマキリの幼虫の姿が多く見られるようになりました。体長はまだ2㎝ほど。他の昆虫を捕食するカマキリですが、自身もクモなどに狙われるので前途多難です。
▶セマダラコガネがヒメジョオンの葉に飛来しました。清瀬ではよく見られる普通種のコガネムシで、体長は1㎝ほどです。
2022年6月24日金曜日
カメムシの卵から寄生蜂
▶サクラの葉裏に付いていたカメムシの卵塊を見つけました。孵化の写真でも撮ろうと持ち帰り、家で観察していました。
▶およそ1週間後に出てきたのはカメムシではなく、1~2㎜ほどの小さなハチでした。これはカメムシの卵に寄生するハチです。ハチ目はコウチュウ目やハエ目と並んで種類の多い昆虫ですが、その多くは寄生蜂と言われています。自然界のバランスを維持する重要な役割を担っていると言えます。
▶およそ1週間後に出てきたのはカメムシではなく、1~2㎜ほどの小さなハチでした。これはカメムシの卵に寄生するハチです。ハチ目はコウチュウ目やハエ目と並んで種類の多い昆虫ですが、その多くは寄生蜂と言われています。自然界のバランスを維持する重要な役割を担っていると言えます。
2022年6月23日木曜日
ハエドクソウにスジグロシロチョウ
▶林の中で、ミズヒキの花が咲き始めました。上から見ると小さな赤い点々のようにしか見えませんが、ルーペで観るときれいです。
▶ハエドクソウも小さな花でつい見過ごしがちですが、これもなかなかかわいらしく咲いています。
▶ハエドクソウの花から花へ蜜を吸いながら飛んでいたスジグロシロチョウです。花が小さいのですぐにほかの花へと移ってしまい、写真を撮るのが大変でした。
▶ハエドクソウも小さな花でつい見過ごしがちですが、これもなかなかかわいらしく咲いています。
▶ハエドクソウの花から花へ蜜を吸いながら飛んでいたスジグロシロチョウです。花が小さいのですぐにほかの花へと移ってしまい、写真を撮るのが大変でした。
2022年6月22日水曜日
金山調節池ワークショップ
▶3年振りに金山調節池のワークショップに参加し、ビオトープの保全作業をしました。湧水地付近に広がるオランダガラシの除去作業に苦労しましたが、そこで体長15㎝ほどもあるドジョウと7~8㎝のアメリカザリガニを観察しました。
▶これは湿地帯の草むらにあったカルガモの巣です。卵が6個ありました。私たちがうっかり踏み込んでしまい、親ガモが見捨てなければいいのですが。
▶これは湿地帯の草むらにあったカルガモの巣です。卵が6個ありました。私たちがうっかり踏み込んでしまい、親ガモが見捨てなければいいのですが。
2022年6月21日火曜日
松山緑地にて
▶松山市民センターで打合せを済ませた後、松山緑地に寄りました。ガクアジサイがきれいに咲いていました。
▶ガクアジサイの花をホソヒラタアブが訪れ、装飾花を足場にして花粉を食べていました。
▶ヤマブキの葉の上で翅を休めていたのはホタルガです。近くのヒサカキが発生源でしょう。
▶明るく開けたところに咲くヒメジョオンの花では、キマダラセセリが吸蜜していました。
▶目の前にクロアゲハのメスが飛来し、翅を休めました。右後翅の尾状突起が破損しています。そこへオスのクロアゲハが飛来し、2頭が絡み合うようにして飛び去りました。
▶ガクアジサイの花をホソヒラタアブが訪れ、装飾花を足場にして花粉を食べていました。
▶ヤマブキの葉の上で翅を休めていたのはホタルガです。近くのヒサカキが発生源でしょう。
▶明るく開けたところに咲くヒメジョオンの花では、キマダラセセリが吸蜜していました。
▶目の前にクロアゲハのメスが飛来し、翅を休めました。右後翅の尾状突起が破損しています。そこへオスのクロアゲハが飛来し、2頭が絡み合うようにして飛び去りました。
2022年6月20日月曜日
肉食のテントウムシ
▶台田崖線で見つけた、体長5㎜ほどのムーアシロホシテントウです。植物に付く菌類を食べます。
▶中里1丁目緑地にいた体長7~8㎜のナミテントウです。アブラムシを食べます。色彩・斑紋の変異が著しいので、違う種類のテントウムシが交尾しているように見えます。
▶体長10㎜ほどもあるカメノコテントウは中里保全緑地で見つけました。クルミハムシの幼虫を食べます。
▶中里1丁目緑地にいた体長7~8㎜のナミテントウです。アブラムシを食べます。色彩・斑紋の変異が著しいので、違う種類のテントウムシが交尾しているように見えます。
▶体長10㎜ほどもあるカメノコテントウは中里保全緑地で見つけました。クルミハムシの幼虫を食べます。
2022年6月19日日曜日
ノカンゾウの花
▶萌芽更新で明るくなった雑木林の一角で多数のノカンゾウが開花しました。萌芽更新前もチラホラと咲いているのを見かけていましたが、これだけまとまって咲いたのは日差しがタップリと降り注ぐようになったせいでしょう。
▶明るい方角に茎を傾けて咲いている様子がわかります。一日花と言われるノカンゾウですが、2~3日咲き続ける花もあるようです。
▶明るい方角に茎を傾けて咲いている様子がわかります。一日花と言われるノカンゾウですが、2~3日咲き続ける花もあるようです。
2022年6月18日土曜日
市民プールのヤゴを救出
▶きのう下宿市民プールでヤゴ(トンボの幼虫)の救出を行いました。10人あまりが参加しました。
▶プールの底から汚泥をすくい取り、プールサイドに広げてヤゴを探し出してそっとつかみます。
▶水を張ったバケツの中にヤゴを入れると元気に泳ぎ出します。これはアカトンボの仲間のヤゴです。
▶これはもう少し大きいシオカラトンボのヤゴです。合わせておよそ2,500匹のヤゴを採集できました。
▶プールサイドの壁には羽化したばかりと思われるアカトンボがとまっていました。これはコノシメトンボです。
▶採集したヤゴは、金山緑地公園の池と金山調節池に放流しました。間もなく羽化することでしょう。
▶プールの底から汚泥をすくい取り、プールサイドに広げてヤゴを探し出してそっとつかみます。
▶水を張ったバケツの中にヤゴを入れると元気に泳ぎ出します。これはアカトンボの仲間のヤゴです。
▶これはもう少し大きいシオカラトンボのヤゴです。合わせておよそ2,500匹のヤゴを採集できました。
▶プールサイドの壁には羽化したばかりと思われるアカトンボがとまっていました。これはコノシメトンボです。
▶採集したヤゴは、金山緑地公園の池と金山調節池に放流しました。間もなく羽化することでしょう。
2022年6月17日金曜日
牧野記念庭園
▶きのう大泉学園にある練馬区立牧野記念庭園に久しぶりに行ってきました。予報ほど蒸し暑くならず、快適に巡ることができました。
▶ガクアジサイの一種です。空色の装飾花が梅雨時の空気の中にしっとりと溶け込んでいました。
▶2㎜ほどの小さな花が咲いている、ハギのような葉が眼に入りました。マメ科ではなく、トウダイグサ科のヒトツバハギです。
▶すみれ色の花を咲かせていたのはセイヨウニンジンボクです。表示にはクマツヅラ科とありました。
▶一番のお目当てはこのヒメアジサイです。テレビや新聞のニュースでも取り上げられていましたね。牧野富太郎博士が戸隠の人家で昭和4年に発見し、自宅の庭(現・牧野記念庭園)に植えたものです。その後姿を消してしまいましたが、高知県立牧野植物園で保存されていたものが、博士の生誕160年を記念して里帰りしました。
▶ガクアジサイの一種です。空色の装飾花が梅雨時の空気の中にしっとりと溶け込んでいました。
▶2㎜ほどの小さな花が咲いている、ハギのような葉が眼に入りました。マメ科ではなく、トウダイグサ科のヒトツバハギです。
▶すみれ色の花を咲かせていたのはセイヨウニンジンボクです。表示にはクマツヅラ科とありました。
▶一番のお目当てはこのヒメアジサイです。テレビや新聞のニュースでも取り上げられていましたね。牧野富太郎博士が戸隠の人家で昭和4年に発見し、自宅の庭(現・牧野記念庭園)に植えたものです。その後姿を消してしまいましたが、高知県立牧野植物園で保存されていたものが、博士の生誕160年を記念して里帰りしました。
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