2022年4月30日土曜日

クロハネシロヒゲナガ

▶草むらに2本の白い糸がフワフワと舞っています。シダの葉先にとまったのは、クロハネシロヒゲナガという小さな蛾です。触角がとても長いのがオスです。
▶メスの触角はオスの半分ほどの長さしかありません。春から初夏に出現するかわいらしい蛾です。

2022年4月29日金曜日

ホウチャクソウ

▶清瀬の雑木林には広くホウチャクソウが自生しています。中里保全緑地の群落は見事です。
▶同じ仲間のチゴユリのように花被片が開かないので筒状の花に見えます。花の終わりごろになると白っぽくなります。
▶もう少し明るい林床ではクチナシグサがかわいらしい花を咲かせています。
 

2022年4月28日木曜日

サワフタギにヒラタアブ

▶空堀川管理道沿いに咲いたヤマブキの花にホソヒラタアブが訪れていました。
▶蜜や花粉を一生懸命になめています。この場所ではよく目にする光景です。
▶中里のクヌギ林で咲くカントウタンポポの花にもホソヒラタアブが訪れていました。
▶ハナアブの仲間は黄色い花が好きといわれますが、サワフタギのような白い花にも訪れます。
 

2022年4月27日水曜日

イヌザクラ

▶中里保全緑地で咲くイヌザクラの花です。このあたりではウワミズザクラより咲き出しが少し遅く、まだきれいな状態で撮影することができました。
▶ウワミズザクラによく似ていますが、穂状につく花がまばらな感じです。ウワミズザクラに似て否なる桜という和名です。
▶近くのクワの小木の葉上にクワゴの幼虫を見つけました。クワゴはカイコの原種といわれる蛾です。
▶幼虫には褐色系の斑紋がありますが、形はカイコによく似ています。
 

2022年4月26日火曜日

ベニシジミの産卵

▶せせらぎ公園から空堀川管理道を歩きました。ムラサキハナナはそろそろ終わりですが、いろいろなチョウに人気です。アゲハチョウの春型です。ジャコウアゲハもときどき訪れていました。
▶セイヨウタンポポで吸蜜していたのはキタキチョウです。せせらぎ公園沿いに植栽されているハギで発生しています。
▶ギシギシの葉の上を歩いているベニシジミを見つけました。腹部の先端を葉上につけました。わかりづらいですが、矢印の先に産みつけられた白い卵が見えます。
 

2022年4月25日月曜日

観察会の下見

▶5月1日に開催予定の観察会の下見に行ってきました。1週間後ですが、キンランやギンランが楽しめそうです。
▶せせらぎ公園沿いではカザグルマの花が開花していました。蕾をいくつか確認しましたので、1週間後には何輪か咲きそうです。
▶雑木林のあちこちからコジュケイの賑やかなさえずりが聞こえていました。アオゲラの声も聞こえました。
▶空堀川に飛来したカワウが水中に潜り、次々と魚を捕らえていました。くわえているのはオイカワでしょうか。観察会に参加ご希望の方は「清瀬の自然を守る会」のホームページをご覧ください。
 

2022年4月24日日曜日

ジュウニヒトエの花

▶市内の雑木林の林床でジュウニヒトエが咲いています。その名に反して地味な花ですが、私が好きな花のひとつです。
▶5年前に本に採用した写真は花径が3本でしたが、同じ株が今年は何十本も花径を伸ばして咲いていてビックリ。日当たりがよくなったせいでしょうか。
▶近くではキンランの花も咲き始めました。最近ランミモグリバエという寄生バエの被害に遭う株が多く結実率が下がっています。今年はどうなることか心配です。
 

2022年4月23日土曜日

エゴシギゾウムシ

▶きのう清瀬橋付近の公園整備について意見交換会に出席してきました。人にも生きものにもやさしい水辺の豊かな自然環境ができると良いと思います。
▶行き帰りに通った空堀川管理道で出会った小さな昆虫たちです。体長5~6㎜のエゴシギゾウムシです。小さいですが、黒と白のコントラストが美しい甲虫です。
▶林の葉の上でときどき見かけるジュウジアトキリゴミムシです。ゴミムシの仲間ですが、樹上に住み花などを訪れます。
▶4月21日にメスの成虫と揺り籠を紹介したエゴツルクビオトシブミのオスです。近づいたらポトリと下に落ちてしまいました。
▶花咲くニシキギを訪れたのはヤツボシハムシです。空堀川管理道沿いでよく見かけるハムシのひとつです。
 

2022年4月22日金曜日

ホウチャクソウ

▶雑木林の林床ではホウチャクソウが咲き始めています。地味な花ですがなかなか風情があります。
▶小さな1㎝ほどの花はクチナシグサです。半寄生植物で、茎が地を這うように伸びて広がります。
▶根茎で広がり群落を作っていたニリンソウはそろそろ終わりです。
 

2022年4月21日木曜日

オトシブミと揺り籠

▶来週市内の小学校3年生の自然学習のお手伝いをすることになり、きのう御殿山保全緑地で下見をしました。エゴノキにはオトシブミの揺り籠がぶら下がっていました。左上方には作り主と思われるエゴツルクビオトシブミのメスが見えます。
▶午前中は雨上がりの竹丘公園でチゴユリを観察。竹丘公園には自生の野草もありますが、これは植栽されたものです。
▶アミガサタケも観察できました。春に観られるキノコで、コナラなどの木の根と共生することもあるようです。
 

2022年4月20日水曜日

イカリソウの花の色々

▶中里緑地保全地域では、イカリソウの花が咲き競っていて見事です。薄いピンク色の花もあり、
▶もす少し濃いめの色の花もあり、グラデーションになっているので観ていて飽きません。
▶これは一番濃いめの色のイカリソウです。どんな色が多いのか、また虫たちにはどんな色が人気なのか調べてみるのもおもしろそうです。
▶白花のイカリソウも少しですが咲いていました。昨年はもっと咲いていたので、これから増えるかもしれません。
 

2022年4月19日火曜日

ギシギシに集まるコガタルリハムシ

▶せせらぎ公園沿いを歩くとギシギシの葉にコガタルリハムシが集まっていました。一番上の大きな腹をしたメスに3頭のオスが群がるように集まっています。自分の子孫を残すために一生懸命です。
▶ギシギシの上の方の茎にはたくさんの黒いアブラムシが密集していてそれを目当てにテントウムシが集まってきていました。
▶マユミの葉裏にミノウスバ幼虫の脱皮殻がたくさんくっついていました。この葉はよほど落ち着ける場所のようです。
▶マユミの葉はミノウスバの終齢幼虫にほとんど食い尽くされて丸坊主です。幼虫たちは蛹になる場所を求めて放浪の旅に出ます。
 

2022年4月18日月曜日

カントウタンポポにヒラタアブ

▶きのう開催の郷土博物館の自然観察会には15人の方に参加していただきました。皆さん、熱心にメモをとりながらニリンソウなどの春の花を観察しました。
▶博物館の駐車場にはカントウタンポポとセイヨウタンポポが並んで咲いていました。カントウタンポポの花にはフタホシヒラタアブが訪れていました。
 

2022年4月17日日曜日

ツツジの花にアゲハチョウ

▶赤いツツジの花は中心部の色が濃くなっています。花によっては斑点模様が付いています。これは送粉者であるチョウに甘い蜜のある場所を示している蜜標(ネクターガイド)です。チョウはネクターガイドに従って蜜を吸い、翅に花粉をつけて運ぶというわけです。それはともかくツツジの花にアゲハチョウはよく似合います。
 

2022年4月16日土曜日

ウワミズザクラが見頃

▶明日の午前10時から清瀬市郷土博物館の自然観察コースで「春の自然観察会」を行います。
▶せせらぎ公園に植栽されたウワミズザクラの花がちょうど見頃となっています。
▶白い花序に虫の姿が…カメムシ科のクサギカメムシがとまっていました。蜜を吸っているのでしょうか?


 

2022年4月15日金曜日

ツマキチョウの産卵

▶ツマキチョウのメスがムラサキハナナの花畑の中をゆっくり飛んでいます。産卵飛翔のようです。
▶ときおり蕾のところにとまって腹を曲げるようにしています。産卵です。ツマキチョウは蕾に産卵することが多いようです。
▶ひとしきり産卵すると、今度はムラサキハナナではなく近くのムラサキケマンの花で蜜を吸っていました。