2021年10月31日日曜日

金山調節池のカワセミ

▶28日きよせカレッジ観察会の最終回がありました。1時間ほど早く現地入りし、金山調節池のピラカンサの前を通るとちょうどカワセミが飛来しました。もっと華やかな場所にとまってくれると嬉しいのですが思うようにはいきませんね。
▶池では カイツブリが大きな獲物をくわえていましたが、なかなか飲み込めず四苦八苦していました。

2021年10月30日土曜日

ツリフネソウの群落

▶河岸段丘の下部に広がるツリフネソウの群落です。どこか高原の写真ではなくちょうどひと月前に清瀬で撮ったものです。周囲の草刈り等の保全活動あっての光景です。
▶船を逆さに吊したような形の花で、後ろの距に蜜がたまっています。
▶ホソヒラタアブが訪花していますが、お目当ては蜜ではなく花粉のようですね。
 

2021年10月29日金曜日

ノコンギクにヤマトシジミ

▶保全緑地の一角に咲くノコンギクの花にヤマトシジミが吸蜜に訪れていました。
▶水がしみ出す所にはヒメザゼンソウの芽が顔を出していました。球状の塊は果序です。
 

2021年10月28日木曜日

金山調節池にてツユムシとアキアカネ

▶金山調節池の土手に咲くムラサキツメクサのひとつにツユムシが日向ぼっこをしていました。見ると左後脚が欠損しています。露のように儚い体つきですが逞しく生きています。
▶コセンダングサの実にアキアカネが翅を休めていました。居心地は決してよくなさそうですが…
 

2021年10月27日水曜日

ハキダメギクにヒメヒラタアブ

▶せせらぎ公園に咲くハキダメギクの花にヒメヒラタアブが訪れていました。100年前に牧野富太郎博士が世田谷の掃き溜めで発見したのがハキダメギクです。熱帯アメリカ原産の一年草で、気の毒な和名ですが花はかわいらしい。
▶ユウガギクの花にもヒメヒラタアブが訪れていました。ユウガギクは在来種で、葉をもむと柚の香りがすることから柚香菊という和名になったそうです。
▶別のユウガギクではアズチグモが足を広げて獲物を待ち受けていました。


 

2021年10月26日火曜日

コセンダングサに集まるチョウたち

▶金山調節池の土手に咲くコセンダングサの花に多くのチョウたちが訪れていました。これはウラナミシジミ。
▶オスのモンシロチョウです。
▶キタテハの秋型です。この姿で越冬します。
▶ツマグロヒョウモンのメスです。このチョウもすっかり清瀬のタテハチョウ仲間の常連です。
▶秋型がほとんどのキタテハの中で、たった1頭夏型のキタテハが混ざっていました。
 

2021年10月25日月曜日

ヤマトリカブトにマルハナバチ

▶緑地の一角にヤマトリカブトが咲いています。和名は花の形を舞楽の奏者が被る鳥兜にたとえたものです。
▶その花のまわりをトラマルハナバチが蜜を求めて飛び回っています。
▶花蜜は鳥兜の奥にあるためマルハナバチは花の入口から潜り込むようにして蜜を吸います。そのとき雄しべの花粉がハチの腹の毛にたくさんつき受粉の仲立ちをすることになるのです。
 

2021年10月24日日曜日

セイタカアワダチソウとセイバンモロコシ

▶金山緑地公園に咲くセイタカアワダチソウです。明治時代に北米から観賞用に持ち込まれたものが戦後各地で蔓延り要注意外来生物にまで指定されました。ミツバチにとっては越冬前最後の主要な蜜源になっています。

▶同柳瀬川沿いに蔓延るセイバンモロコシはヨーロッパ地中海沿岸原産で終戦前後に移入し関東から広がったとされています。有害物質を含むため今のところ昆虫たちも寄りつかない様子です。見た目は美しいのですが…
 

2021年10月23日土曜日

アシの茎にクビキリギス

▶金山調節池のアシの茎の一部が枯れているのに違和感を抱いてよく見ると…
▶茶褐色のクビキリギスが下向きにとまっていました。こうして植物の茎などにピタリと張り付くようにとまっているのをときどき見かけます。隠蔽擬態ですが私が気付くぐらいですから鳥にはすぐに見つかってしまいそうです。
 

2021年10月22日金曜日

金山調節池のピラカンサ

▶金山調節池のピラカンサの赤い実が見事な景観を見せています。前に並ぶカメラの放列はピラカンサの豪華な舞台に現れるカワセミがお目当てです。
 

オギにバッタ

▶金山調節池のオギの群落が青空に映えてきれいでした。
▶銀色の穂が秋風になびく様はなんとも風情があっていいですね。
▶葉にとまっていたツチイナゴです。大型のバッタで成虫で越冬します。
▶ショウリョウバッタモドキもオギの葉にとまっていました。ショウリョウバッタに比べると後足が短く、飛び跳ねて逃げるより葉裏に隠れて姿を消す術に長けています。
 

2021年10月21日木曜日

樹液に群がる昆虫たち

▶10月も下旬に入るというのに1本のクヌギの木からしみ出る樹液にたくさんのオオスズメバチが集まっていました。
▶ルリタテハも多いときには4頭も集まり、アカタテハと合わせて5頭も。でもすぐにスズメバチに追い立てられてしまいました。
 

2021年10月20日水曜日

ヘクソカズラの花と実

▶空堀川管理道の柵に絡みついたヘクソカズラの花が咲き残っていました。屁糞葛とはこれでもかとというくらい貶めた名ですが、その理由は全草が発するいやな臭いにあります。身を守る戦略なのですけれどね。早乙女花という別名はその可憐な姿には相応しいと思います。
▶ヘクソカズラの実も見られました。これぐらいになるともう臭わないかもしれません。リースなどの材料に使われるぐらいですから。
 

2021年10月19日火曜日

チャノキの花と実

▶畑道のチャノキは花の時期を迎えています。左側に見える実は昨年咲いた花が実ったものです。
▶チャノキはツバキ科の植物です。ツバキの花と同様散るときはまるごと落ちます。
▶畑道の柵の上にはアキアカネの姿がありました。
 

2021年10月18日月曜日

チャバネセセリの吸い戻し行動

▶せせらぎ公園アジサイのは上でアジサイの葉上でチャバネセセリが吸い戻し行動をしていました。落とされた鳥の糞を自らのおしっこで溶かし栄養分を吸っているのです。セセリチョウやタテハチョウの仲間でよく見られる行動です。
▶すぐ近くでクコの花が咲き始めていました。クコはナス科の落葉低木で、花後に赤い果実ができ食用薬用になります。

 

2021年10月17日日曜日

オオニシキソウにヒメヒラタアブ

▶オオニシキソウは北米原産のトウダイグサ科の一年草で道ばたでどんどん増殖しています。
▶花の蜜を求めてヒメヒラタアブの一種が訪れました。体長は7~8㎜です。
▶スカシヒメヘリカメムシも葉上のあちこちで見られました。交尾ペアで右側がメスと見られます。体長は6~7㎜。


 

2021年10月16日土曜日

クロコノマチョウとキタテハ

▶空堀川管理道の柵にとまっていたクロコノマチョウです。今年は清瀬のあちらこちらでこのチョウをよく見かけます。雑木林の中のうす暗い所を好むチョウです。
▶せせらぎ公園に侵入したアレチウリの葉の上で翅を休めるキタテハの秋型です。明るく開けた所を好むチョウです。どちらのチョウも成虫越冬です。
 

2021年10月15日金曜日

秋を彩る生きものたち

▶昨日は秋を彩る生きものたちを訪ねて“きよせカレッジ”参加の皆さんと御殿山緑地と台田市有林を歩きました。御殿山緑地のアキノキリンソウです。
▶台田市有林に咲くホトトギスです。葉腋に花がつかず茎の先が枝分かれして複数の花をつけているのでタイワンホトトギスとしました。
▶ツリフネソウも終盤ですが咲き残りを見られてよかったです。トラマルマルハナバチが訪れていました。

 

2021年10月14日木曜日

ハギの花とウラナミシジミ

▶せせらぎ公園の流れのほとりに咲くハギの花です。花のまわりを青いシジミチョウが勢いよく飛び回っています。
▶暖地から北上して秋に姿を見せるウラナミシジミです。マメ科の花の蕾などに産卵しますが今のところ清瀬では越冬できないようです。

 

2021年10月13日水曜日

セイタカアワダチソウにツマグロヒョウモン

▶あちこちでセイタカアワダチソウの花が咲き始めました。北米原産の帰化植物で、昆虫たちにとって今やなくてはならない花になっています。
▶ツマグロヒョウモンのメスが訪花し盛んに蜜を吸っていました。