2020年3月31日火曜日

枯葉の下からヒトリシズカ

▶林の中を歩いていたら、ヒトリシズカの花が咲き始めているのに気づきました。仲よく二つ並んだヒトリシズカです。4枚の葉が開いていないので、まだ静御前の舞い姿には見えませんね。

2020年3月30日月曜日

日向ぼっこのルリタテハ

▶歩道の上で日向ぼっこをしていたルリタテハです。気がつかずに近づいたら飛び立ってしまいました。再び飛来するのを待ってカメラを向けたのですが、翅を開いてくれませんでした。

▶ハナニラの花にはキタテハが吸蜜に訪れていました。

2020年3月29日日曜日

シロノジスミレ

▶バス通りの歩道で白花のノジスミレが咲いているというので行ってみました。

▶歩道のわずかに土があるところで、たくましく咲いていました。

▶シロノジスミレという、ノジスミレの白花種です。

2020年3月28日土曜日

オオアラセイトウの花を訪れるアブ

▶オオアラセイトウは、江戸時代に中国から持ち込まれたものが野生化しています。外来種として嫌う人もいますが、虫たちには人気の花です。ビロウドツリアブがホバリングしながら吸蜜していました。

▶アシブトハナアブは、花粉を食べていたようです。

2020年3月27日金曜日

ハシブトガラスの巣材集め

▶ハシブトガラスが細い木の枝を集めています。巣作りをしているペアをあちこちで見かけるようになりました。巣材として、針金やビニールひもなどを集めることもあります。巣が完成すると、4月下旬から5月上旬にかけて3~5個の卵を産みます。ヒナがかえるまではおよそ2週間ほど、その後巣立ちまで1か月ぐらいでしょうか。この時期、巣のそばを通ると、枝を折って威嚇したり、後ろから頭を狙って攻撃したりしてくるので注意が必要です。

2020年3月26日木曜日

ホソバミズゼニゴケ

▶せせらぎ公園の水辺に自生しているホソバミズゼニゴケです。

▶早春に、球形の蒴という胞子嚢を伸ばします。蒴柄は4~5センチほどです。蒴が裂けて胞子を飛ばします。裂けたあとの蒴は、遠目に小さな黄色い花が咲いたように見えます。


2020年3月25日水曜日

タチツボスミレにキタキチョウ

▶林の中で咲いているタチツボスミレです。いま一番多く見られるスミレの花です。

▶成虫の姿で冬を乗り越えたキタキチョウが訪れました。スミレの花の袋状になった距というところに甘い蜜があり、チョウは長い口吻を伸ばして吸蜜するのです。


2020年3月24日火曜日

カタクリ見頃

▶中里の緑地では、カタクリが見頃となりました。咲きそろう様子は、見応えがあります。

▶1万株に1株の確率で現れるというシロバナカタクリです。

2020年3月23日月曜日

ジャガイモの植え付け

▶御殿山の実験農場で、保育園児がジャガイモの植付け体験をしました。

▶種芋の切り口に木灰をつけます。

▶仲よく並んで、畑の畝に植え付けました。おいしいジャガイモが収穫できますように。

▶隣接した菜の花畑では、モンシロチョウが飛び交っていました。

2020年3月22日日曜日

キブシの花

▶金山緑地公園に咲くキブシの花です。果実をヌルデの虫こぶ(ふし)の代用として染料として利用したことが、キブシという名の由来です。

▶垂れ下がった花茎にたくさんの黄色い花がつき、早春の林の中で目立っています。

▶こちらは、中里保全緑地のキブシです。

2020年3月21日土曜日

神経質な?オナガ

▶以前よりは少なくなった印象のオナガですが、清瀬では日常的に観察することができます。ところが、神経質なのか臆病なのか、人前に堂々と姿をさらすことはほとんどありません。人の気配を感じると、すぐに飛び立ったり茂みに隠れたり、思うように撮影させてくれません。

2020年3月20日金曜日

キタテハの日向ぼっこ

▶金山調節池の南向きの土手で日向ぼっこをしていたキタテハです。成虫で越冬するタテハチョウの仲間では、清瀬で一番多く観察できます。撮影はできませんでしたが、ヒオドシチョウも見かけました。

2020年3月19日木曜日

フラサバソウ

▶台田市有林で見つけたフラサバソウです。オオイヌノフグリを小さくしたような花ですが、とても淡い青色です。

▶フラサバソウという和名は、明治初年に長崎県でこの花を発見した二人のフランス人植物学者の名前に由来するそうです。

2020年3月18日水曜日

下清戸5丁目交差点付近のコブシ

 
▶志木街道から旭が丘通りを北上すると、下清戸5丁目交差点手前で右手に見えてくるコブシの木です。

▶13日の時点で満開を過ぎ、散り始めていました。昔の清瀬ではコブシの開花を合図に、里芋の植え付けを始めたそうです。農作業の指標になっていたのです。

2020年3月17日火曜日

道東緑地のサクラ

▶13日、道東緑地の中で咲いていたサクラです。種類ははっきりしませんが、早咲きのサクラですね。この日、東京のソメイヨシノは、まだ1~2輪というところでした。

2020年3月16日月曜日

早くもカタクリ開花

▶3月12日のC地区で、咲き始めたカタクリです。

▶同じ日のB地区でも1輪が開花、今年は3月末には花が終わってしまっているかもしれません。

▶13日の台田市有林では、3輪が開花していました。

2020年3月15日日曜日

気難しいアズマイチゲの花

▶中里の緑地で、アズマイチゲの花が咲き始めました。4月並の気温に上がっても、風が冷たいとなかなか開花しません。

▶日差しのあるところでは、花びらのような萼が開いて美しい姿を見せてくれます。

▶せせらぎ公園の遊歩道脇では、観察しやすいところに咲いています。

2020年3月14日土曜日

松山保全緑地のクロコノマチョウ

▶うす暗い時間帯に糖蜜を訪れたクロコノマチョウです。クロコノマチョウは、1990年代から清瀬で観察できるようになりました。成虫越冬ですが、翅はそれほど傷んでいませんでした。

▶暗くなるとブナキリガやスモモキリガなど春に出現するキリガが集まりましたが、個体数は思ったほど多くありませんでした。

2020年3月13日金曜日

金山調節池のハクモクレン

▶金山調節池のハクモクレンが花盛りとなりました。コブシと並んでいてなかなか見分けが難しいですが、この日コブシはやっとほころび始めたところでした。(3月9日)

2020年3月12日木曜日

カタツムリの交尾

▶金山調節池の整備作業中に見つかった2匹のカタツムリです。どうやら、ウスカワマイマイのようです。ちょっと分かりづらいですが、持ち上げてもくっついたまま離れないので、交尾をしているようです。カタツムリは雌雄両性の生殖器官を持っており、交尾をして精子をやりとりしているといいます。

2020年3月11日水曜日

アブラチャンの花

▶中里保全緑地で、アブラチャンが咲いています。油分が多い樹木であることが和名の由来で、かつては薪炭として利用されたそうです。

▶数個の小さな花が集まって咲き、花の少ないこの時期に林に彩りを添えています。

2020年3月10日火曜日

中里緑地のシュンラン

▶中里緑地保全地域で、シュンランの花が咲き始めました。菌根菌などと共生することから、種子から発芽まで5年以上かかると言われています。

▶緑色系の花なので目立ちませんが、遊歩道近くで咲いていますので観察してみてください。

2020年3月9日月曜日

サクラの花? いいえ

▶松山緑地のヤマザクラの木の上で咲いていた一輪の花。あれ、サクラ?いくら温暖化といっても、早すぎます。

▶近づいてよく見ると、クサイチゴの花でした。甘い実を食べた鳥によって運ばれた種子が、幹の間にたまった土に根付いて生長したのでしょう。クサイチゴにしても、ちょっと早すぎますが…。

2020年3月8日日曜日

松山緑地の巣箱の架け替え

▶︎先週、松山保全緑地の巣箱の架け替え作業を行いました。

▶︎22個の巣箱を2班に分かれて回収し、中をきれいに清掃します。しばらく日光消毒した後、架け直します。

▶︎シジュウカラが営巣して無事巣立った巣箱は、22個中11個でした。中はとてもきれいです。

▶︎巣作りの痕跡はあるものの、その上に糞が残されていたものが3個ありました。何らかの理由で、途中で放棄されたもののようです。

▶︎巣作りの痕跡がまったくなかったものは、8個ありました。中は糞で汚れていました。
 先シーズンの利用率は50%で、前回よりも下回りました。今回利用された痕跡がなかった巣箱については、別の場所に移動して設置しました。