2020年12月31日木曜日

エナガの水浴び

▶せせらぎ公園の流れで水浴びをするエナガです。気温が低いと、水も温かく感じるかもしれません。
▶1羽が水浴びを始めると、仲間が次々と飛来します。つられてメジロも姿を現しました。
▶水浴び後の羽繕いも欠かせません。心地よさそうに見えるのは、こちらの気のせいばかりでもありませんね。
 

2020年12月30日水曜日

朽木の中のナガゴミムシ

▶雑木林で落枝の片付け作業をしていたときに、朽木の裏側で越冬している昆虫を見つけました。
▶体長2㎝ほどのナガゴミムシの仲間のようです。体はつやのある黒色で、脚は茶色がかっています。
 

2020年12月29日火曜日

ツルマサキの種子

▶ツルマサキの赤い実が、冬の雑木林に彩りを添えています。ツルマサキはニシキギ科の常緑つる性植物で、清瀬に広く自生しています。ただ、それほど多くはありません。
▶実が裂けて、中からオレンジ色の皮に包まれた種子が顔を出しています。かわいらしいですが、有毒です。解毒酵素を持つ野鳥たちにとってはごちそうかもしれません。
 

2020年12月28日月曜日

メジロの水浴び

▶雑木林やその周辺では、メジロが群れで行動しています。マユミの実をついばんだり、サザンカやツバキの花の蜜を吸ったり、厳しい冬を懸命に乗り切ろうとしています。よく晴れた昼下がり、せせらぎで仲よく水浴びをしているメジロたちに出会いました。

 

2020年12月27日日曜日

落葉集めで出会った昆虫

▶清瀬市内の一部の雑木林で、落葉掃き(おちばかき)の作業を始めました。真ん中の大きなトン袋に集めた落葉を詰めていくのは、けっこうな重労働です。
▶クヌギの幹にとまっていたのは、サザナミフユナミシャクのオスです。清瀬の雑木林では、毎年12月に見ることができます。
 
▶白っぽい昆虫がいるなと思ったら、白いカビに侵されたクヌギシギゾウムシでした。こうしてカビに侵されて命を落とす昆虫が、意外と多いのです。
 

2020年12月26日土曜日

モチノキの赤い実

▶金山緑地公園に植栽されたモチノキに、赤い実が熟していました。モチノキは暖地に生える常緑高木で、雌雄異株です。
 

2020年12月25日金曜日

空堀川のカワセミ

▶空堀川の波消しブロックで、魚をとりそうな雰囲気のカワセミを見つけました。
▶思った通り、水面に向かってダイビングしました。
▶こんなに浅くて大丈夫なのかな?
▶みごと魚とりに成功し、獲物をブロックにたたきつけた後、飲み込みました。
▶見られているのに気づいたのか、飛び去りました。
 

2020年12月24日木曜日

キマダラカメムシ

▶せせらぎ公園歩道の欄干に虫がいるのを見つけました。上からの冷気を避けるようにひさし状の下にじっととまっています。
▶キマダラカメムシの成虫です。キマダラカメムシは東南アジア原産で、関東地方で見られるようになったのはごく最近です。私が清瀬で初めて撮影したのは、2014年7月でした。
 

2020年12月23日水曜日

マンリョウとシロミノマンリョウ

▶雑木林の中で、赤い実が目立つマンリョウです。冬枯れの林の中で華やかに目立ち、正月の縁起物として使われるのも分かります。
▶すぐそばには白い実がついたシロミノマンリョウもありました。これはマンリョウを品種改良した園芸種が逸出したものでしょう。
▶紅白のマンリョウが入るようなアングルで撮影してみました。
 

2020年12月22日火曜日

梅の枝にメジロ

▶梅の木のあたりが賑やかなので近づいて見ると、メジロの群れが来ていました。
▶ほころび始めた花で、蜜を吸うのが目的のようです。梅の花の蜜は、冬を生き抜く野鳥にとって貴重なエネルギー源になります。
 

2020年12月21日月曜日

ヒラタアブの仲間

▶葉が枯れ落ちた枝についていたとげとげの小さな怪物です。はじめ枝に巻き付くように静止していました。枝に振動を与えると、写真のように垂直に立ち上がりました。背中にハの字もようが並んでいます。枝に接している部分には、黒い針状の突起が2本見えます。これは、ヒラタアブの仲間の幼虫のようです。
 

2020年12月20日日曜日

枝先の精霊

▶枝先に精霊のような顔が並んでいます。これはオニグルミの葉痕と冬芽です。葉痕と冬芽がつくりだす枝先の精霊探しは、冬の観察の楽しみのひとつです。
 

2020年12月19日土曜日

セグロセキレイとハクセキレイ

▶柳瀬川の石の上にいたセグロセキレイです。晩秋から番で行動するのをよく見ます。これは背の上面が灰色がかって見えるので、メスのようですね。
▶こちらは同じ柳瀬川の川べりを歩くハクセキレイです。繁殖期以外は、1羽で生活しています。
 

2020年12月18日金曜日

イセリアカイガラムシ

▶樹木整備の際に見つけたイセリアカイガラムシで、ワタフキカイガラムシともいいます。世界に広く分布するオーストラリア原産の樹木害虫です。これはメスの成虫で、左側1/3がおよそ5㎜の体です。右側2/3のすじ状に伸びている白いろう物質は、卵のうです。
 

2020年12月17日木曜日

ヒメツルソバの花

▶柳瀬川左岸の石積みの土手斜面に生えたヒメツルソバの小群落です。ヒマラヤ原産のタデ科の多年草で、ほふく性です。明治時代に観賞用に持ち込まれ、雑草化しました。
▶小さい花が集まってまるい穂を作っています。花は秋から初夏まで見られますが、晩秋から今頃が一番美しく見えます。ピンク色の穂が徐々に白く変わっていきます。
 

2020年12月16日水曜日

金山調節池のオオバン

▶金山調節池の下池に1羽のオオバンが来ていました。ふっくらとしていて栄養状態はよいようです。体が黒くくちばしと額が白い、大きなクイナの仲間です。足指には水かき状のひれがあり、泳ぎはひとまわり小さいバンよりも上手です。
 

2020年12月15日火曜日

ベニシジミとアキアカネ

▶12月も半ばというのに、金山調節池の土手では数匹のベニシジミが舞い、ときおり日向ぼっこをしていました。
▶水辺には、やはり数匹のアカトンボーアキアカネと思われますーが見られました。いのちある限り精一杯生きる虫たちの姿です。
 

2020年12月14日月曜日

ホトケノザとナズナ

▶せせらぎ公園の日当たりのよいところで、たくさんのホトケノザの花が咲いています。ある本に、このホトケノザを「七草がゆ」に入れて失敗した話が載っていました。「春の七草」のホトケノザは、キク科のコオニタビラコです。
▶すぐ傍らには、ナズナの花も咲いていました。こちらは、れっきとした「春の七草」の一員です。

2020年12月13日日曜日

オナガ

▶オナガはカラス科の留鳥で、全長は37㎝ほどあります。スマートな鳥ですが、鳴き声はあまりよくない。それでも「清瀬の鳥」に選定されたのは、姿が美しく身近にたくさん見られたからでしょう。選定された1973年ごろは、屋敷林も雑木林も今よりずっと多くあり、オナガにとって住み心地がよかったに違いありません。当時から見ると個体数は激減しましたが、子どもの頃から見慣れたオナガに出会うと、幼なじみに会ったような気持ちになります。
 

2020年12月12日土曜日

越冬中のアカボシゴマダラ

▶昨日とは別のエノキの実生で、越冬中のアカボシゴマダラの幼虫を見つけました。どこにいるかわかりますか。
▶在来種のゴマダラチョウの幼虫は落葉にくっついて越冬しますが、アカボシは枝にとまっていました。
 

2020年12月11日金曜日

越冬中のツチイナゴ

▶柳瀬川の石組の土手に生える実生のエノキを除伐しました。
▶根元に積もった枯葉の中から、ツチイナゴが出てきました。あたたかい枯葉の布団の中で、越冬中だったようです。
▶オスとメスが1匹ずつ見つかりました。大きいバッタ類の中で、唯一成虫で越冬する種類です。
 

2020年12月10日木曜日

柳瀬川右岸の樹木整備

▶柳瀬川右岸の樹木整備をしました。斜面は滑りやすいので、注意しながらの作業です。
▶実生のクワなどが生え、大きくなると土手を浸食して危険なので伐採しました。
▶上空にワシタカ類が旋回しているのが見えました。コンパクトカメラで撮ってみましたが、何の鳥かわかりません。
▶飛んでいる様子から、チョウゲンボウではないかと思います。ほかにも、オオタカとみられる1羽が数羽のカラスに追いかけられているのを見ました。
▶除伐する木の葉痕と冬芽を撮っていたら…
▶すぐ左側にアシナガグモが枝に張り付くようにしてとまっているのが写っていました。下向きで、長い足を木の枝に貼り付けるように前後に伸ばして木の一部になりきっています。
 

2020年12月9日水曜日

枯木の下のアリたち

▶管理作業で枯木や倒木を集めていると、枯木の下で活動しているアリたちに出会うことがあります。外気温は低くてほとんどの昆虫は活動していませんが、木の下ではアリたちが活発に動いていました。これは、体長5㎜ほどのクロクサアリでしょうか。
▶別の木の下では、シロアリが活動していました。これは体長が5㎜ほどのヤマトシロアリです。
▶シロアリたちのすぐそばには、大きな穴が開いていました。モグラかネズミがシロアリを食べに来たのかもしれません。