2020年12月3日木曜日

コナラの立ち枯れとナラ枯れ

▶雑木林の保全管理の一環として、落枝整理作業をしています。今年は台風の被害がなく、昨年に比べると作業量が少なく助かります。
▶雑木林内に立つ2本のコナラです。左側は立ち枯れで、サルノコシカケの仲間のキノコがたくさん生えていました。右側はナラ枯れで、茶色に変色した葉が枝に残っています。健全なコナラの枯葉とは明らかに違います。ナラ枯れは、体長5㎜ほどの甲虫カシノナガキクイムシに穿入されて起こります。カシノナガキクイムシがナラ菌を運び込み、ナラ菌の蔓延を防ごうとするコナラ自身が通水機能を止めてしまいます。その結果、7~8月ごろに葉が変色し枯れてしまうのだそうです。今のところ、決定的な有効策はないとか…。
 

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