2019年9月30日月曜日

金山緑地公園のヒガンバナ

▲天候不順の影響からか、今年のヒガンバナは咲き始めが少し遅かったように思います。それにしても、葉がないヒガンバナは何を感じて開花時期が決まるのでしょう。

2019年9月29日日曜日

松山保全緑地にてグリーンシップアクション

▲きのう松山保全緑地で、JTのみなさんと緑地保全活動を行いました。写真は、作業前の自然観察のひとこまです。落枝整理が進み、お陰様で通路周辺が大分すっきりしました。

▲通路の傍らで咲くヒメジソの花です。花の色と葉の形でヒメジソと判断しました。

▲ヒメジソの葉の上にいたのは、ホソハリカメムシの幼虫のようです。とげとげした蝋細工のような姿は、成虫とはずいぶん違います。

2019年9月28日土曜日

コセンダングサにツマグロヒョウモン

▲コセンダングサの花で吸蜜するツマグロヒョウモンのオスです。
コセンダングサはキク科の一年草で、北アメリカ原産です。

▲ツマグロヒョウモンは南西日本から北上してきたタテハチョウで、私が清瀬で観察するようになったのは2015年からです。冬の気温が上昇したことと、パンジーでもビオラでも野のスミレ類でも何でも選び放題の食草があることが定着した理由と考えられます。

2019年9月27日金曜日

ヤブカラシの花にハラナガツチバチ

▲中里1丁目の畑道に咲くヤブカラシの花の蜜をなめるキンケハラナガツチバチです。ヤブカラシの花の蜜はとても甘く、昆虫たちには大人気です。

▲腹部の白帯が3本のオオハラナガツチバチのメスです。ツチバチの仲間は単独生活で、メスは土中に潜ってコガネムシ類の幼虫に寄生します。

2019年9月26日木曜日

イチモンジセセリの吸い戻し行動

▲吸い戻しとは、葉の上に落ちた鳥の糞を自分のおしっこで溶かして吸う行動です。セセリチョウ科のチョウでよく見られますが、タテハチョウ科のイチモンジチョウでも見られます。

2019年9月25日水曜日

ゲンノショウコ

▲松山保全緑地に咲くゲンノショウコの花です。フウロソウ科の多年草で、花径は1センチほど。

▲江戸時代から民間薬として利用され、整腸薬として薬効あらたかなことから「現の証拠」と名付けられました。

2019年9月24日火曜日

ヤマトシジミとツバメシジミ

▲雨模様の中で見つけたシジミチョウ2種です。左がヤマトシジミ、右がツバメシジミです。大きさは同じぐらいのチョウなのですが、この2匹に限ってはヤマトシジミの方がやけに立派に見えます。

2019年9月23日月曜日

キタキチョウ

▲キツネノマゴの花で吸蜜するキタキチョウです。少し透けて見える黒い縁取り模様から、夏型であることが分かります。そろそろ秋型が出現する頃でしょうか。

2019年9月22日日曜日

囚われのギンヤンマ

▲ナガコガネグモの網にかかったギンヤンマのオスです。金山緑地公園のヨシ原の中にあるコガネグモの巣ですが、円形の巣の形がなくなるほどギンヤンマも抵抗したのでしょう。

2019年9月21日土曜日

イボクサ

▲金山調節池で観察したイボクサです。ツユクサ科の1年草で、水田雑草として知られています。葉の絞り汁でイボが取れることからの和名だそうです。

2019年9月20日金曜日

モンキチョウの産卵

▲アカツメクサの頂上部の芽に産卵するモンキチョウです。腹のすぐそばには、すでに産み付けられた卵が一つ見えます。金山調節池のモンキチョウのメスは、ほとんどが白色型です。

2019年9月19日木曜日

ボントクタデにヒラタアブ

 
▲金山調節池で観察した、ヤナギタデに似たボントクタデです。ボントクとは「ぽんつく」のことで、ヤナギタデのような辛みがないので、間が抜けたタデというような意味合いのようです。

▲小さな花の一つに、ホソヒラタアブが訪れました。

2019年9月18日水曜日

アレチヌスビトハギ

▲せせらぎ公園で観察したヌスビトハギに似た植物は…いつものヌスビトハギと印象が違います。

▲花も大きくて目立ちます。

▲果実のくびれも浅く、ひとつでなく2~4もあります。北アメリカ原産のアレチヌスビトハギのようです。1960年代に大阪で見つかり、関東の方まで広がってきたもののようです。

2019年9月17日火曜日

ノダケにキアゲハ

▲中里保全緑地に咲くノダケの花です。ノダケはセリ科シシウド属で、セリ科では珍しく暗紫色の花を咲かせます。全草から独特の香りがしますが、乾燥した根には芳香があるそうです。

▲ノダケの茎にとまっていたキアゲハの終齢幼虫です。この周辺では、同じセリ科のハナウドもキアゲハの食草です。

2019年9月16日月曜日

センニンソウにツマグロヒョウモン

▲キンポウゲ科のセンニンソウの花で吸蜜するツマグロヒョウモンのメスです。センニンソウは有毒植物ですが、蜜はおいしいようですね。

▲すぐそばのヤブカラシの花に移りました。こちらは様々な昆虫たちに人気の花です。

2019年9月15日日曜日

戻ってきたアキアカネ

▲2~3日涼しい日が続いていますが、きのう中里1丁目の畑道で成熟したアキアカネを観察しました。

▲夏の初めに羽化し、高原や山地に移動していたアキアカネが戻ってきたのです。


2019年9月14日土曜日

アカタテハ

▲柳瀬川右岸で観察したアカタテハです。鮮やかで新鮮な個体に見えました。近くに食草があるので、この付近でよく目にします。

2019年9月13日金曜日

ゴマダラチョウ

▲羽化したばかりのような瑞々しいゴマダラチョウです。小ぶりのエノキのそばで見つけました。在来種のゴマダラチョウは比較的丈のあるエノキだ発生することが多いですが、高さ1メートル足らずのエノキで発生する場合もあるのです。

2019年9月12日木曜日

センナリホオズキ


▲柳瀬川右岸に咲くセンナリホオズキの花です。花径は1センチ弱です。


▲ホオズキに似た実を鈴なりにつけるところから、千成(せんなり)という和名がついたそうです。有毒ですが、薬草として解熱剤として利用されていました。

2019年9月11日水曜日

キツネノマゴとチョウ

▲キツネノマゴは野原や土手などに生える1年草です。ガクや苞が密集してフサフサと見える花穂を、小さな孫狐の尾に見立てた和名というのですが、どうでしょう。

▲このキツネノマゴですが、小さなチョウたちに人気があります。セセリチョウ科のイチモンジセセリです。

▲シジミチョウ科のヤマトシジミです。ほかにも、キタキチョウなどが訪れます。

2019年9月10日火曜日

帰化植物がいっぱい

日曜日、9月15日(日)に予定されている「市内自然観察会」の下見をしました。金山調節池から柳瀬川右岸を歩きました。

▲アメリカアサガオの花です。熱帯アメリカ原産で、江戸時代末期に観賞用で持ち込まれました。ガクが反り返るのが特徴です。

▲カヤツリグサ科のメリケンガヤツリです。アメリカ原産で戦後に持ち込まれ、清瀬に定着したのは2000年前後でしょうか。

▲北アメリカ原産のマメアサガオの花です。戦後に帰化が確認されました。直径1.5センチほどのかわいらしい花です。

▲地中海原産のツタバウンランです。帰化したのは大正時代です。花は7~8ミリと小さいです。

▲北アメリカ原産のキクイモの花です。日本には江戸時代末期に持ち込まれました。塊茎は食用になり、戦後栽培されたこともあるようです。

▲北アメリカ原産のオオブタクサです。キク科でありながら花粉が風で運ばれる風媒花で、花粉症の原因となっています。

2019年9月9日月曜日

奥日光

土曜日、奥日光へ行ってきました。

▲湯の湖畔で咲いていた、リンドウ科のアケボノソウです。

▲湯の湖には、釣り人がたくさんいました。

▲湯の湖周囲の散策路上で、吸水していたミドリヒョウモンのオスです。

▲光徳牧場に咲くアザミの花を訪れていたのは、オオウラギンスジヒョウモンでしょうか。吸蜜しているメスに、後ろから求愛しているのはオスです。

▲後翅の白紋が美しいウラギンヒョウモンです。

▲近くの木の枝に飛来して尾羽を上下に振っていたのは、ビンズイでしょうか。、

▲胸の茶色の斑紋が印象的です。

2019年9月8日日曜日

クズの花

▲空堀川管理道沿いに咲くクズの花です。万葉集に歌われた「秋の七草」の一つです。大きな葉に隠れて咲くことが多いので、美しいわりには気づく人が少ないかもしれません。蔓の強い繊維は縄や葛布の材料に、根からとれる良質なデンプンは葛餅の材料になります。根を刻んで乾した「葛根」は「葛根湯」の原料でもあります。

2019年9月7日土曜日

アカボシゴマダラの羽化

▲柳瀬川右岸の土手で、アカボシゴマダラが羽化していました。ランニングや散歩の人がよく行き来する場所ですが、気づく人は殆どいないようです。

2019年9月6日金曜日

オンブバッタ

▲オンブバッタのメスがクズの葉の真ん中をかじって食べていました。オンブバッタはイネ科以外の葉も食べるので、公園や我が家の狭い庭でも見ることがあります。