2019年1月31日木曜日

コゲラのオス

▶︎スズメほどの大きさのコゲラです。清瀬では一番よく目にするキツツキです。木の枝から枝を伝うように歩いて、エサ探しをしていました。

▶︎遠くからではわかりませんが、アップで見ると頭部に赤い斑点があるオスのコゲラでした。

2019年1月30日水曜日

野鳥観察会の下見

▶︎2/2に清瀬の自然を守る会と清瀬稲門会共催の野鳥観察会があります。1/26その下見に金山地区に行って来ました。去年に比べて野鳥の数は少なく、アオジなど26種類を確認しました。気候不順やそれに伴うエサの減少などが原因かと思います。当日は、昨年並みの観察ができるといいなと思います。
 午後は四ツ谷の紀尾井ホールに川畠成道さんのニューイヤーコンサートを聴きに行って来ました。スプリングソナタがとても素晴らしく、春が待たれる心境がつのりました。

2019年1月29日火曜日

せせらぎ公園のシロハラ

▶︎1/20 せせらぎ公園で餌探しをしているシロハラに出会いました。枯葉をひっくり返しながら、中に潜んでいる虫を食べているようでした。

▶︎シロハラは人をあまり恐れず、急な動きをしなければ、比較的近くまで寄ることができます。

▶︎自転車の接近に警戒する様子です。

▶︎自転車の来る方向から逃げるように飛び立ちました。

2019年1月28日月曜日

金山調節池のクイナ

▶︎金山調節池の南側は浚渫工事の真っ最中、というわけでタシギもクイナもくるみ広場側の湿地の方に避難しています。人の気配を感じると、クイナはさっと枯れ草の陰に隠れます。 

▶︎積もった落ち葉の中にくちばしを突っ込んでエサを探しています。

▶︎くちばしからなにやら昆虫の足のようなものが出ています。枯葉の間で越冬していたクビキリギスでも捕まえたのでしょうか。


2019年1月27日日曜日

キカラスウリ

▶︎1/19 金山緑地公園で見られるつる性のキカラスウリです。たくさんの黄色い実(果実)が吊り下がっています。

▶︎実の長さはおよそ10センチです。塊根から精製した白い粉(でんぷん)を天花粉といい、あせしらずとして用います。

2019年1月26日土曜日

金山調節池のカシラダカ

▶︎1/19 スズメほどの褐色の小鳥で、冬鳥として飛来します。写真のように冠羽を立てることが名前の由来です。

▶︎地上におりて草木の種子を食べますが、枯葉の中にいると体の色が保護色となり、背景に溶け込んでしまいます。

2019年1月25日金曜日

ウスバフユシャクの交尾

▶︎1/17 夜の6時半ごろ、清瀬橋付近のコンクリート塀の上にいたのは、ウスバフユシャクです。左側がオス、右側がメスで、交尾しています。オスの羽の長さは1.5センチほど、メスの体長はおよそ1センチです。

▶︎メスがオスを引っ張るようにして歩いていました。撮影するためにLEDライトの光を当て続けていると、オスが羽をたたんでしまいます。メスを保護しようとする行動なのでしょうか。

2019年1月24日木曜日

カンアオイの花

▶︎1/17 落ち葉の下に青い葉を広げていたのは、カンアオイ(カントウカンアオイ)です。葉の長さはおよそ10センチです。名前のカンアオイ(寒葵)は、寒い冬にもアオイに似た緑の葉があることが由来です。左やや上に小さな花が見えます。

▶︎半分土に埋もれたように咲く花は直径2センチほどで、3裂した花弁のように見えるのはガクです。この地味な花の花粉を運ぶのは、いったいどんな虫なのでしょう。最近の研究によると、キノコバエというハエの一種らしいということです。


2019年1月23日水曜日

モズの早贄

▶︎1/17の落ち葉掃きの折に観察したモズの早贄(はやにえ)です。どうやら、サンショウの枝のトゲに刺してあるようです。結構大きい蛾です。

▶︎早贄は食物の貯蔵のためとも、縄張りの境界を示すためともいわれています。「モズの足や指は弱く、獲物を押さえて食べることができないので尖ったものに刺す」という説もあります。

▶︎1/20 早贄の観察を続けているK氏によると、この蛾は全翅長30mmのアヤモクメキリガらしいとのことです。


2019年1月22日火曜日

ジャノヒゲの種子

▶︎1/17落ち葉はきをしていた林の中で見つけました。竜の玉と呼ばれる青い種子がとても美しいです。この種子はよく弾み、昔の子供たちが「はずみ玉」と呼ぶおもちゃにして遊んだそうです。

2019年1月21日月曜日

ウラギンシジミ越冬

▶︎1/17中里緑地保全地域の落ち葉掃きに参加した時に観察したウラギンシジミです。ユズの葉裏で羽をたたみ、触角も羽の方につけています。羽の表を見ようと指で触れても、じっとしていました。

▶︎常緑樹の葉についていることが多いようです。越冬中に死んでしまう個体も多いといいます。

2019年1月20日日曜日

シメ

▶︎金山調節池で観察したシメです。小鳥としては大きい方で、太いくちばしが印象的です。

▶︎太いくちばしは、草木の実を食べるために発達したといわれています。シーと鳴きながら飛ぶ小鳥ということで、シメと名付けられました。

2019年1月19日土曜日

ロウバイの花

▶︎せせらぎ公園や柳瀬川の土手に植栽されたロウバイが開花し、芳香を漂わせています。名前の通り、蝋細工のような淡い黄色の花がきれいです。

2019年1月18日金曜日

タシギ

▶︎金山調節池で観察したタシギです。湿地の水路に沿って歩き、餌を漁っていました。

▶︎長いくちばしを土の中に差し込み、ミミズや水生昆虫を探しています。くちばしの先を自由に動かすことができる能力を持っているそうです。

2019年1月17日木曜日

クロバネフユシャクのペア

▶︎せせらぎ公園の柵の上にいたクロバネフユシャクのペアです。昼頃の写真ですが、前夜に交尾をしていたペアと思われます。今シーズンは発生数が多いようです。

2019年1月16日水曜日

スイセンの花

▶︎金山緑地公園に植栽されたスイセンの花が開花しています。スイセンといえば可憐な姿と芳香で人気があります。といってもヒガンバナ科で毒があり、注意が必要です。毎年のように、ニラの葉と間違えて食し中毒事故が起きています。

▶︎柳瀬川左岸に隣接する畑の縁の白梅もほころび始めていました。

2019年1月15日火曜日

柿の実にスズメ

▶︎民家の柿の木にまだ柿のみが残っています。そこにスズメが来て美味しそうにつついていました。食べ物が少ない冬に枝に残った柿の実は、大そうなご馳走なのでしょう。

▶︎スズメの他に、ムクドリも来ていました。

2019年1月14日月曜日

オニグルミの葉痕と冬芽

▶︎御殿山緑地保全地域で出会ったオニグルミの葉痕と冬芽です。人形の顔のような葉痕と、とんがり帽子のような冬芽が可愛らしい。冬ならではの自然観察の楽しみの一つです。

2019年1月13日日曜日

ノガリヤス

▶︎中里保全緑地B地区の斜面に自生するノガリヤスの群落です。同じイネ科のカリヤスに似て、野に生えることからの名前だそうです。カリヤスは刈りやすい草だからとか…。滋賀県刈安という地名に由来するという説も。

2019年1月12日土曜日

キツネササゲの種子

▶︎植生管理作業をしているときに、中里保全緑地で観察したキツネササゲ(ノササゲ)の種子です。薄紫色の豆果の皮が日に透けてきれいでした。濃紺色の種子が落下しないで付いているのが不思議です。

2019年1月11日金曜日

小学生の野鳥観察

▶︎1/10松山緑地保全地域で、小学3年生の野鳥観察の授業のお手伝いをしました。野鳥の数が少なく、観察できたのは数種類でした。それでも、子供たちはエナガの群れなどを一生懸命に観察していました。「外で鳥を探すのは楽しい」という子が多かったので、やった甲斐がありました。

2019年1月10日木曜日

シモバシラ

B地区の植生管理標識取付作業に参加しました。その折に観察した霜柱です。

▶︎枯れた茎の地上部に霜柱ができています。その名の通りシソ科のシモバシラが有名ですが、これはキク科のカシワバハグマにできた霜柱です。

▶︎カシワバハグマの地上部の茎は枯れていますが、地下の根は活動を続け導管に水を吸い上げています。枯れた茎の内部の水が朝の氷点下で凍って膨張し、茎を裂いて外側に霜柱を作るのです。

2019年1月9日水曜日

ジョロウグモの卵のう

▶︎樹名板の下に見える白いかたまりが、ジョロウグモの卵嚢です。そばに寄り添うように、生命を全うしたメスのジョロウグモの姿がありました。卵嚢の中には、数百の卵が入っているということです。

2019年1月8日火曜日

ジョウビタキ

▶︎清瀬橋付近で出会ったメスの個体です。ジョウビタキは人を怖がらないので、比較的近くで観察できます。羽の白い斑点が目立ちます。
 7日、緑地保全地域の管理業務に同行してきました。市の担当者、ササ刈りの業者との総勢7名です。これから綺麗にササ刈りが行われ、今年もヒロハアマナやカタクリなどの野草がたくさん開花するといいなと思います。

2019年1月7日月曜日

クビキリギス

▶︎落ち葉掃きをしているときに、足元から緑色のクビキリギスが飛び出しました。落ち葉の下で越冬していたところを、熊手でひっくり返してしまったようです。体長は6cmほどで、とがった頭、赤い口に鋭いアゴを持っているのが特徴です。

2019年1月6日日曜日

キノカワガ

▶︎クヌギの幹の少しくぼんだところに薄緑色のコケのような色をしたキノカワガがとまっています。翅を開くと4センチほどです。色や模様は凹凸までクヌギの樹皮にそっくりで、見事というほかありません。

2019年1月5日土曜日

空掘川のサギ3羽

▶︎空掘川では河川改修が続いています。池のように水が溜まっている所に3種類のサギが訪れていました。小さな池に3羽が集まっているということは、エサになる小魚がここにいるということでしょう。

▶︎コサギが小魚を捕まえました。

▶︎アオサギも負けじと続きます。
 コサギとアオサギが競うようになんども小魚を捕らえては、飲み込んでいました。
 


2019年1月4日金曜日

ヤブコウジの実

▶︎おばけ山で植生管理作業をしているときに観察したヤブコウジの実です。丈が低く草のように見えますが、常緑の小低木です。以前はヤブコウジ科に分類されていましたが、今はサクラソウ科です。冬枯れの雑木林の中で、赤い実が鮮やかでした。実の数が控えめなせいか、別名はジュウリョウ(十両)です。

2019年1月3日木曜日

クロスジフユエダシャクの産卵

▶︎サザナミフユナミシャクの交尾ペアのすぐそばで観察しました。ヤマザクラの幹の1mほどの高さのところです。体長1㎝ほどの小さなメスが、黄色っぽく見える産卵管を伸ばしていました。クロスジフユエダシャクは昼行性で、多くのオスがメスを求めて飛翔する姿が見られます。

2019年1月2日水曜日

サザナミフユナミシャクの交尾

▶︎先月の21日に観察しました。クヌギの幹の1.2mほどの高さでした。オスの前翅長は約1.5㎝、黒っぽい体のメスの翅はその半分ほど。夜の6時半過ぎですから、辺りは真っ暗です。暗闇の中で性フェロモンを頼りに出会うということがわかっていても、やはり神秘に満ちていて感動的です。