2017年10月31日火曜日

フサヤガ

▲庭のエノキの枝おろしをしているときに、縮んだ枯れ葉のようなものを見つけました。目を凝らして見ると、フサヤガというヤガの仲間です。

▲なかなかユニークな姿ですね。食草は、この辺りではクヌギでしょうか。

2017年10月30日月曜日

オオキノメイガ

▲おばけ山の街灯付近で、きれいな蛾を見つけました。羽を開いた大きさは4センチほどもありそうです。これは、オオキノメイガで、食草はネコヤナギやポプラのようです。

▲同じ日、自宅の網戸にとまっていたものです。上の写真とずいぶん雰囲気が違いますが、これもオオキノメイガのようです。

2017年10月29日日曜日

秋深まる

▲秋が深まりつつある金山緑地公園です。

▲日差しの下で見る緑や紅葉はとてもきれいです。

2017年10月28日土曜日

柳瀬川河畔の植生管理

▲10月26日、柳瀬川河畔の植生管理立会いに参加しました。川沿いを歩くと、大雨による増水で岸に取り残され死んでしまった小魚がたくさんいました。オイカワやヨシノボリのようです。

▲スジエビの死骸もありました。

2017年10月27日金曜日

トラマルハナバチ

▲ホトトギスの花で吸蜜するトラマルハナバチです。清瀬ではよく見るハナバチで、地中の穴に営巣します。

2017年10月26日木曜日

アキアカネ

▲成熟して体が赤く染まったアキアカネです。代表的な赤トンボですが、ここ数年少なくなったように感じます。

▲学校のプールなどでは幼虫がたくさん見られるのですが、かつてのようにヤゴの救出をするところが減ってしまったことも理由の一つかもしれません。

2017年10月25日水曜日

ショウリョウバッタモドキ

▲金山調節池にはえるオギの葉にとまるショウリョウバッタモドキです。オスのようです。

▲この時期もうショウリョウバッタは見られなくなりましたが、モドキの方は少ないながら見られます。

▲トノサマバッタもまだ健在です。

2017年10月24日火曜日

ツマグロヒョウモンの交尾拒否


▲メスのツマグロヒョウモンが、オスに追いかけられて石の上にとまりました。

▲メスは羽を広げ、腹部を上に立てています。この姿勢だと、オスは交尾することができません。この交尾拒否姿勢は、シロチョウの仲間でもよく見られます。



2017年10月23日月曜日

ヒメジュウジナガカメムシ

▲こちらのセイタカアワダチソウの花には、小さなカメムシがいっぱい来ていました。その数10匹以上です。体長1センチ足らずのヒメジュウジナガカメムシですが、これだけの数が集まるとなかなか壮観ですね。

2017年10月22日日曜日

ツマグロヒョウモン

▲セイタカアワダチソウの花は、チョウたちにとっても貴重な蜜源です。吸蜜しているのは、すっかり身近な種になってしまったツマグロヒョウモンです。

▲こちらは、オスのツマグロヒョウモンです。

▲オスとは別種のように見える、メスのチョウです。メスの羽の先が黒いので、「ツマグロ」という名前がつきました。ある毒蝶に擬態していると言われていますが、本家の毒蝶は清瀬では見られません。

2017年10月21日土曜日

セイタカアワダチソウとミツバチ

▲柳瀬川左岸の土手に咲く、セイタカアワダチソウです。他の植物の生長を抑制する物質を出して、自分の勢力範囲を拡大すると言われています。一時よりは少なくなりましたが、ここではまとまって咲いていました。

▲セイタカアワダチソウの花は、この時期に活動する昆虫たちにとっては、貴重な蜜源になります。これは、ニホンミツバチです。後ろ足に黄色い花粉カゴが見えます。

▲こちらは、セイヨウミツバチです。セイヨウミツバチは、日本では野生化できないと言われています。

2017年10月20日金曜日

コスモス畑とヒメアカタテハ

▲金山調節池の土手の所沢側の畑では、コスモスの花が見頃です。

▲コスモスはメキシコ原産で、明治時代に日本に持ち込まれたキク科の花です。日本の風土に合っているせいか、すっかり秋の風物詩の一つとして定着しています。

 ▲ヒメアカタテハが吸蜜に訪れていましたが、このチョウ、白いコスモスばかりを選んで訪花していました。

2017年10月19日木曜日

ツユムシとトノサマバッタ

▲スリムな体つきのツユムシは、キリギリスに近い仲間です。セスジツユムシが林のへりなどに多いのに対して、こちらは明るい草地で見られます。草地にいると、体が細い葉のように見えて、見つけづらい昆虫です。

▲地面に近い草むらに身を隠しているのは、トノサマバッタです。近づくと飛び立ち、かなり遠くの草地にもぐり込みます。そうなると、なかなか見つかりません。

チカラシバ

▲風にそよぐススキの穂を見ると、「秋の七草」として詠まれたことも頷けます。同じイネ科のこのチカラシバだって、なかなか美しいと思いませんか。金山調節池の草地では、見事な群落を形成しています。

▲根の張り方が極めて強いことから「チカラ」という名前になったようですが、ほんとうに力を入れて引き抜こうとしてもなかなか抜けません。昔、チカラシバの草をしばって輪を作り、人の足を引っ掛ける子供の遊びがありました。落とし穴と同じぐらい、危ない遊びですね。

オンブバッタとイヌタデ

▲晴れ間が出て気温が上がると、昆虫たちは繁殖行動に懸命です。オンブバッタのペアも、ただおんぶしているわけではありません。

▲調節池の湧き水付近では、イヌタデの花がきれいに咲いていました。タデなのに葉に辛味がなく役に立たないという意味の名前ですが、ままごとで赤飯になる「赤まんま」とも呼ばれていました。今の子は遊ばないかな。

クビキリギスの隠蔽擬態

▲アシの葉に違和感を覚えてよく見ると、クビキリギスがじっととまっていました。頭部と6本の足をピタッと葉に密着させ、体の後ろ側を持ち上げるようにしています。ちょっと見には、アシの葉そのものにしか見えません。見事な隠蔽擬態ですが、これも本能に基づいた行動なのでしょうね。

▲近くではコバネイナゴの多くのペアが隠れる様子もなく、交尾していました。


モンシロチョウとモンキチョウ

▲この時期、畑や草地では多くのモンシロチョウが飛び交っています。晴れ間を見つけては蜜を吸い、オスのチョウはメスを探して飛び回ります。長雨の後の貴重な晴れ間のこの日、あちらこちらで交尾行動が観察できました。

▲こちらのモンキチョウは、日当たりのよい土手の斜面で体いっぱいに日光を浴びていました。朝の気温が低かったせいでしょうか、体を斜めに倒して羽全体に陽が当たるようにしていました。

ミゾソバの花とイナゴ

▲金山調節池は、タデ科のミゾソバの花が見頃です。溝に生えるソバに似た草という名前で、花は昆虫たちにも人気です。

▲茎にとまっているのはイナゴですが、ミゾソバを食べるわけではありません。イナゴが好むのはイネ科の葉です。この時期に、とても多く見られるバッタです。


キタテハの蛹

▲木の枝にキタテハの蛹がぶら下がっていました。キタテハの蛹は、食草のカナムグラの葉を綴って中に潜んでいることが多いのですが、この蛹はむき出しです。

▲近くにカナムグラの葉があることはあったのですが、小さい葉ばかりだったので綴ることができなかったのかもしれません。

セスジツユムシ

▲金山橋近くの柳瀬川右岸の歩道沿いで、ヤブカラシの葉の上にセスジツユムシのメスを見つけました。じっとしているので、見過ごしてしまいがちです。葉を見ながら歩くと、結構あちらこちらにいることがわかります。

▲こちらは、エノキの葉にいたオスのセスジツユムシです。メスと比べると、スリムな体型をしています。

柳瀬川河畔の秋の気配

▲柳瀬川の右岸から金山緑地方面を見ると、木々の所々に色づいている葉が見られます。

▲右岸の歩道沿いでは、セイタカアワダチソウの花が咲いていました。最近は以前ほどの勢いはありませんが、河畔の土手では元気よく咲いています。

▲ネムノキには、茶褐色の実がぶら下がっています。実を見ると、ネムノキがマメ科植物であることがよくわかります。

久しぶりの青空

▲昨日、久しぶりに秋の空が広がりました。畑にはモンシロチョウなど、多くのチョウたちが飛び交う姿が見られました。モンシロチョウは、チャノキの花で吸蜜していました。

▲アスファルトの上で羽を広げ、日向ぼっこをするヒメアカタテハです。

2017年10月9日月曜日

ミナミトゲヘリカメムシ

▲ここ数年毎年この時季以降に見かける比較的大型のカメムシです。南方系のカメムシですが、温暖化の影響で定着していると思われます。

2017年10月8日日曜日

エンマコオロギ

▲耳が遠くなっても、エンマコオロギの声はよく聞こえます。体の大きさに伴って声が大きいからでしょう。名前に反して、すばらしい美声を聞かせてくれます。

2017年10月7日土曜日

ナギナタコウジュ

▲ナギナタコウジュの花を訪れているのは、ホソヒラタアブです。
 花が片側につく様子を薙刀に例えたのでしょうが、なんとも古風な名前です。

▲こちらは軽井沢植物園で撮影した写真です。名札には「ナギナタコウジュ」とありましたが、花色が濃くて草丈も高く別種のように見えました。