2017年7月31日月曜日

箱根観察会

▲7/29清瀬の自然を守る会の箱根観察会に参加しました。

▲ビジターセンター周辺の湖尻園地では、サンショウバラの実が見られました。

▲これは、6/4の下見の時に咲いていたサンショウバラの花です。

▲ビジターセンター近くのネムノキの花を訪れていた、オナガアゲハです。羽にユリの花粉をたくさんつけていました。

▲鮮やかな黄色い羽をした蛾が、エゴノキにとまりました。

▲羽を開いた時の左右の長さが5㌢ほどもある、キマダラオオナミシャク♀です。山地性で、夏と秋に出現するようです。食草は、湖尻園地にもたくさんあったサルナシです。

2017年7月30日日曜日

ヒトリガのなかま

▲7/24八島湿原で撮影した、スイジモンヒトリです。腹部が鮮やかな赤色でした。

▲同じく、ゴマベニシタヒトリです。羽を震わせながら、ササの葉の上を歩いていました。大きく派手な色彩で、よく目立ちました。複数の個体が観察できたので、八島湿原には多産するようです。

2017年7月29日土曜日

コヒョウモンモドキ

▲八島湿原でたびたび出会っているチョウなので、今回も是非にと思っていました。駐車場に戻らなければならない時間ぎりぎりに出会うことができました。環境省の絶滅危惧種に指定されているチョウです。また、次の機会にも是非出会いたいと思います。

2017年7月28日金曜日

スモモエダシャク

▲八島湿原では、美しい蛾にも出会いました。これは、スモモエダシャクです。羽を開いた左右の長さは、4㌢ほどもありました。スモモと名前にありますが、幼虫は広食性のようです。

2017年7月27日木曜日

八島湿原を訪ねる

▲7/24に、久し振りに八島湿原を訪ねました。ちょうどニッコウキスゲが見頃で、湿原の木道を歩く人が多かったです。

▲ハクサンフウロの花を訪れて蜜を吸う、ヒョウモンチョウとコキマダラセセリです。ヒョウモンチョウはとても多く、イブキトラノオやカラマツソウ等の花でも吸蜜していました。


2017年7月26日水曜日

ムラサキツバメ

▲自宅の勝手口から入ろうとすると、足元を舞う黒いチョウがいます。とまるのを待って見ると、ムラサキツバメでした。秋になると見る機会が増えるチョウですが、この時季に見たのは初めてです。それだけ増えているということでしょうか。

2017年7月25日火曜日

スジボソフトハナバチ

▲ギボウシの花に飛来したのは、スジボソフトハナバチのようです。体長は、1.5㌢ほど。この後、漏斗状の花の中に潜り込んで蜜を吸っていました。

2017年7月24日月曜日

スジグロシロチョウの交尾拒否

▲腹部を垂直に立てているのはメスのスジグロシロチョウです。右側から飛来したオスの求愛に対し、拒否を示す姿勢なのです。オスが飛び去った後、近くの食草に産卵していました。

2017年7月23日日曜日

地上へ出る準備

▲地面の穴から顔をのぞかせるのは、アブラゼミの幼虫のようです。これは、7/18に松山緑地で撮影したものです。3小の子供たちも、何人かは見ることができたと思います。この後20分ほどで土砂降りになってしまったので、この幼虫も避難したことでしょう。

2017年7月22日土曜日

セアカツノカメムシ

 7/18に、清瀬第3小学校の3年生の昆虫観察会に参加しました。
 午後1時半ごろから松山緑地保全地域で観察を始めましたが、雷が近づいたため15分ほどで校舎内に避難しました。それでも、カブトムシやカマキリなど何種類かの昆虫を採集できました。
 2学級の子供たちに、採集してきた昆虫や用意しておいた写真について話しました。子供たちは、ほぼ1時間集中力が途切れることもなく、話を聞いてくれました。
 私も久し振りに子供たちの前で話ができて、楽しいひとときを過ごせました。

▲その日に観察した、セアカツノカメムシです。体長1.5㌢ほどの緑色のカメムシで、背中が赤茶色を帯びています。ミズキの葉の上にいました。

▲オスの腹端には、矢印のような突起があります。私の手のひらから飛び立つ様子を見て、子供たちから喚声が上がりました。

2017年7月21日金曜日

エノキハムシ

▲エノキの葉上にいた、体長7ミリほどのハムシです。その名もエノキハムシです。

▲淡い黄色のなかなかきれいなハムシで、黒い眼もかわいらしい。一生懸命に葉を食べていました。

2017年7月20日木曜日

イチモンジセセリ

▲せせらぎ公園のオランダガラシの葉に、小さな茶色のチョウが飛来しました。

▲近づいて見るとイチモンジセセリで、葉についた露を吸っていました。イチモンジセセリは秋になると増えるチョウですが、初夏から時々姿を見ます。

2017年7月19日水曜日

シオヤアブの顔

 
▲せせらぎ公園の柵にとまっていたのは、シオヤアブのメスです。自分より大きな昆虫を狩るムシヒキアブの仲間です。

▲顔をアップで撮りました。白い毛で覆われ、大きな複眼が目立ちます。この大きな複眼で動く昆虫を捕え、太く頑丈そうな口を獲物に差し込んで体液を吸うのです。


2017年7月18日火曜日

ヤブマオの花

▲中里B地区の歩道わきで咲いていた、ヤブマオの花です。穂状花序で、上部に雌花序、下部に雄花序をつけます。上の写真では、雄花序は見えないようです。

▲ふちに粗い鋸歯のある葉は、厚くて丈夫そうです。

▲イラクサ科のヤブマオは、アカタテハの食草としても知られています。

2017年7月17日月曜日

オスグロトモエのメス

▲中里B地区を囲むフェンスの支柱にとまっている、大きなガが目にとまりました。羽を開いた大きさは、6センチぐらいありそうです。羽にある巴模様が特徴的な、オスグロトモエのメスです。もう少し大きく撮ろうと近づいたら、飛び立ってしまいました。幸い数メートル先の下草にとまってくれました。

▲オスグロトモエは、名前の通りオスの羽の全体が黒っぽくなっています。この個体はメスで、ハグルマトモエによく似ています。清瀬の自然フィールドガイド夏編には、30年ほど前に撮ったオスの写真を掲載してあります。そのとき以来の出会いです。

2017年7月16日日曜日

ミンミンゼミ初鳴き

▲きょう今年になって初めてミンミンゼミの鳴き声を聞きました。セミが鳴き始めるのは羽化後1週間ほどしてからということなので、今月前半には羽化していたのでしょう。写真は、昨年撮影したものです。

▲おばけ山の中には、ヒグラシの脱皮殻も複数見かけました。

▲ニイニイゼミはもうだいぶ前から鳴いていました。6月の後半には羽化が始まっていたものと思われます。

2017年7月15日土曜日

ハグロソウの花


▲中里緑地の一角で、ハグロソウ(キツネノマゴ科)が可愛らしいピンクの花を咲かせていました。

▲ハグロソウという名前は暗緑色の葉が由来のようですが、もう少し可愛らしい花をイメージできるような名前にしてやりたくなります。


2017年7月14日金曜日

ヤマトシジミ

▲ヤマトシジミは身近すぎるぐらいのチョウなので、ついレンズを向けるのがおろそかになりがちです。早朝のまだ露が残る葉上で羽を開いているところを見せられて、久し振りにシャッターを切りました。

2017年7月13日木曜日

中里緑地のヤマユリ

▲中里緑地保全地域では、ヤマユリが最盛期を迎えています。大輪の花にクロアゲハやカラスアゲハなどの大型のチョウが訪れているところを撮影したいのですが、なかなかめぐり合いません。

2017年7月12日水曜日

スジグロシロチョウも擬態?

▲スジグロシロチョウがヤブカラシの花で吸蜜していました。きょう(7/11)は、ずいぶんスジグロを見かけました。

▲アジサイの花の周りを飛び回って、花が終わって薄緑色になったアジサイの装飾花にとまります。何回か同じ動作を繰り返していましたが、必ず装飾花にとまっていました。すると白いスジグロの羽が装飾花にとけ込んで、目立たなくなってしまうのです。

2017年7月11日火曜日

テーマ展示「清瀬の昆虫」

▲清瀬市郷土博物館のホールで、テーマ展示「清瀬の昆虫」を公開しました。標本と写真などを組み合わせて、生息環境が分かるように工夫しました。昆虫の親子を探すクイズの展示もあります。

▲「金山調節池周辺のチョウ」の標本です。ほかに「雑木林周辺のチョウ」「草地のチョウ」「甲虫のなかま―横山繁雄コレクションー」「ガのなかま」「日本の国蝶オオムラサキ」の計6箱を展示しています。清瀬産のオオムラサキ(1962,1964)の標本もあります。ぜひご覧ください。

2017年7月10日月曜日

ミスジシロエダシャク交尾

▲7月6日、草津のチャツボミゴケ公園で撮影したミスジシロエダシャクの交尾です。開張3~4センチといったところで、左のメスの方が大きな体をしています。白地に鉛色の筋模様が入った、なかなかきれいな姿をしています。北海道~九州に分布する山地性のシャクガで、清瀬では見たことがありません。出現期は6~9月のようです。

▲チャツボミゴケ公園を流れる渓流沿いの遊歩道で撮影しました。


2017年7月9日日曜日

マメコガネ

▲マメコガネは、その名前の通りマメ科の植物を食害するコガネムシの仲間です。アメリカシロヒトリは、アメリカから日本に入ってきてサクラなどの大害虫となりましたが、マメコガネは、逆にアメリカに渡ってジャパニーズビートルと呼ばれるほどの大害虫となり、マメ科作物に大きな損害を与えました。

2017年7月8日土曜日

ヒメヒオウギズイセン

▲せせらぎ公園の宮下橋付近に咲くヒメヒオウギズイセンです。アヤメ科の多年草で、ヨーロッパ原産です。モントブレチアとも呼ばれます。25年前に伊豆の下田で野生化しているのを見ましたが、清瀬にも定着してしまいました。

▲一つの花の径は2~3㌢ほどで、下向きに咲きます。クロアゲハなど、大きなアゲハ類の吸蜜植物になっています。

2017年7月7日金曜日

サキグロムシヒキ

▲獲物を捕らえたサキグロムシヒキです。獲物もアブの一種のようです。サキグロムシヒキの名前は、尾端が黒いムシヒキアブという意味です。

2017年7月6日木曜日

ヤマホトトギスの花

▲中里B地区に咲く、ヤマホトトギスの花です。ユリ科の多年草で、花期は7~9月です。ホトトギスの名前の由来である赤紫色の斑点は、花被片だけでなく雌しべの花柱にも見られます。

2017年7月5日水曜日

トビイロトラガ

▲中里B地区でノカンゾウの写真を撮っていたとき、目の前に美しいガが飛来してカナムグラの葉にとまりました。ヤガ科のトビイロトラガです。鳶色(とびいろ)とは茶褐色のことですが、複雑な色彩と模様をした魅力的なガの一つだと思います。トラガの仲間は日中にも活動し、花を訪れて吸蜜もします。写真のように羽をたたんでいるときは見えないのですが、後ろの羽はだいだい色で飛んでいると目立ちます。

2017年7月4日火曜日

ノカンゾウ群落

▲中里B地区に咲くノカンゾウの群落です。ノカンゾウは以前はユリ科でしたが、新分類ではススキノキ科になりました。野に咲くカンゾウという名前ですが、甘草ではなく萱草です。葉が屋根葺きに使われるカヤ(萱)=ススキに似ているからです。

2017年7月3日月曜日

シオカラトンボとオオシオカラトンボ

▲金山緑地公園のシオカラトンボです。薄い水色をしたオスです。複眼は緑色系で、スマートな体型です。

▲金山調節池のオオシオカラトンボです。濃いめの水色をしたオスです。複眼は濃紺系で、比較的がっちりした体型です。