2017年6月30日金曜日

チャツボミゴケ公園の昆虫たち

▲ヒメキマダラセセリは、黄色と黒の羽の模様のコントラストが美しいセセリチョウです。

▲ジシバリの花で吸蜜する、ギンイチモンジセセリの春型です。清瀬では、珍しいチョウの一つになってしまいました。

▲鳥の糞を吸う、ゴイシシジミです。これも、清瀬ではまれなチョウの一つになってしまいました。

▲ヤマキマダラヒカゲです。清瀬で見られるのは、サトキマダラヒカゲです。

▲葉の上にいたのは、ツマグロイナゴの幼虫です。これは、清瀬では見られない種類です。
 ほかにも、キベリタテハやアサギマダラの飛翔を観察できました。周囲の木々からは、エゾハルゼミの賑やかな鳴き声が響いていました。





2017年6月29日木曜日

チャツボミゴケ公園

▲6/23に、郷土博物館友の会の日帰り研修会の下見に行ってきました。清瀬から現地まで、途中の休憩も含め3時間半かかりました。昨年は6月上旬に訪れたので、たくさんのレンゲツツジが咲いていましたが、この時季は緑一色です。

▲公園内を流れる渓流の岩を覆うように、チャツボミゴケがついています。

▲これだけの規模でチャツボミゴケが自生している様子は、ほかでは見られません。

▲チャツボミゴケは、酸性度の強い水辺に生育します。

2017年6月28日水曜日

ヤブカラシを食べるドウガネブイブイ

▲ヤブカラシに多くのドウガネブイブイが集まっていました。

▲花の上に居座っているものも…

▲すぐ前のヤブカラシの花盤に、食べられた跡が残っています。ヤブカラシの花は、多くの昆虫たちに人気です。

2017年6月27日火曜日

キマダラセセリとノカンゾウの花

▲ボタンクサギの葉の上で翅を休めていたのは、羽化して間もないキマダラセセリです。地味で蛾と間違われるセセリチョウが多い中では、翅のだいだい色の模様が美しいチョウです。セセリチョウの仲間は、写真のように前翅を立て後翅を水平にする姿勢をよくします。

▲中里緑地のB地区では、ノカンゾウの開花が見られました。以前はユリ科に分類されていましたが、その後ワスレグサ科になり、現在はススキノキ科になっています。

2017年6月26日月曜日

アキノタムラソウ

▲雑木林の中で、アキノタムラソウが咲いています。秋の田村草という名前ですが、今頃から秋まで長く咲く花です。田村草は、もともと屯草(群れる草)ではないかという説もあるようです。この花には、スジグロシロチョウやジャコウアゲハなどが、よく吸蜜に訪れます。上の写真では、茶色いハナバチが来ています。

2017年6月25日日曜日

肉団子を作るキアシナガバチ

▲せせらぎ公園沿いの小木で、キアシナガバチが肉団子を作っていました。

▲この肉だんごは巣に持ち帰って、幼虫のためのエサになります。成虫のハチは胸部と腹部の間が細くくびれているため、肉塊は食べられません。花の蜜を吸うほか、幼虫が吐き戻す液体をもらうのです。

2017年6月24日土曜日

スズメの水浴び

▲6/22は前日までと比べ、蒸し暑くなりました。せせらぎ公園のスズメも水浴びです。

▲後ろを振り向いて「誰か見ていないかしら」

▲安心して、思い切りブルブルブル…

▲ああ、さっぱりした

2017年6月23日金曜日

ウスバカゲロウ

▲6/22に撮影したウスバカゲロウです。雑木林の中を歩いていたとき、目の前をひらひらと横切り近くの枯葉にとまりました。幼虫は、ご存知アリジゴクです。

▲トンボほどではありませんが、なかなか立派な目をしています。これで他の昆虫を捕食するのでしょうか。羽化後2~3週間は生きるといわれています。


2017年6月22日木曜日

湯の丸高原の花々

 6/19の湯の丸高原で撮影した花です。

▲小さな釣鐘型の花は、ウスノキ(ツツジ科)の花

▲つぼみがピンクのズミ(バラ科)の花

▲シロバナヘビイチゴ(バラ科)の花

▲フデリンドウ(リンドウ科)の花

▲ウマノアシガタ(キンポウゲ科)の花

2017年6月21日水曜日

湯の丸高原のレンゲツツジ

▲6/19,20と好天が続き、湯の丸高原のレンゲツツジが見頃となりました。

▲レンゲツツジは放牧牛の忌避植物であることから、大群落を形成するようになりました。ところが、最近 放牧牛が減少したことにより、レンゲツツジの大群落にも陰りが見えてきたようなのです。

▲現地ではモニタリング調査を実施していましたが、レンゲツツジの大群落を保つためには人の手が必要のようです。

2017年6月20日火曜日

じゅうやく

▲清瀬の方言集の中で「じゅうやく」と紹介されているのは、ドクダミです。漢字で書くと「十薬」で、多くの薬効があり、民間薬として利用されてきた歴史があります。ドクダミの名前は、毒や痛みに効くことから「毒痛み」が転化したようです。悪臭と増殖力の強さから、「毒溜め(どくだめ)」を由来とする説もあるとか…。

2017年6月19日月曜日

ハムシダマシ

▲おばけ山で、クワの葉をかじっていたのは、ハムシに似たハムシダマシです。体長は1センチほど、羽には微細な毛が密生しています。複眼が大きく、触角が長いのが特徴です。ハムシダマシ科、あるいはゴミムシダマシ科に分類されています。

2017年6月18日日曜日

ちやが

▲「ちやが」とは、清瀬の方言でチガヤのことです。チガヤを漢字で書くと千茅で、群がって生える千の茅というのが名前の由来です。「若い穂が赤いので血茅が由来」という説もあるようです。私の友人は、子供の頃に若い穂をチューインガムのように噛んでいたそうです。サトウキビのような甘みがあるとのことです。ここは金山緑地公園の柳瀬川の土手ですが、このように定期的に草刈が行われる場所で群落を形成します。

2017年6月17日土曜日

カブトムシとコクロコガネ

▲クヌギの樹液に、早くもカブトムシが来ていました。これからどんどん増えてくることでしょう。6/15、御殿山緑地保全地域での撮影で、体も角も小さい個体でした。

▲自宅前で見つけたコクロコガネです。小さなカブトムシといった印象で、体長は2センチほどです。胸の側面の一部に白い毛が密生しています。

2017年6月16日金曜日

ツバメシジミの産卵

▲シロツメクサの花に産卵するツバメシジミです。6/14、金山緑地公園での撮影です。同じマメ科のハギの花にも産卵する姿をよく見ます。

2017年6月15日木曜日

オオバネムノキ

▲せせらぎ公園のオオバネムノキで、植栽されたものです。熱帯性の落葉高木で、日本では九州の一部で自生しているということです。

▲花はクリーム色で、やさしい感じです。赤い花のネムノキは、まだ蕾です。

2017年6月14日水曜日

ジャノメチョウの仲間

▲5月から姿を見せ始めたサトキマダラヒカゲが、コナラの樹液に集まっていました。樹液の出ている木がまだあまり多くないようで、このように集まるのでしょう。

▲しばらくすると、1匹のヒカゲチョウが加わりました。ヒカゲチョウは、これから数を増してくるチョウです。サトキマダラヒカゲとともに以前はジャノメチョウ科に分類されていましたが、現在はどちらもタテハチョウ科となっています。

2017年6月13日火曜日

ウスモンツツヒゲナガゾウムシ

▲せせらぎ公園で出会った、体長1㌢ほどの小さな甲虫です。ヒゲナガゾウムシの仲間は、あまりゾウムシっぽくありませんね。体長は6~10㍉ぐらいで、5~8月に出現するようです。

▲触角の途中がふくらんでいるのが特徴です。クヌギやケヤキなど堅い木の枯木や薪に集まり、灯火にも飛来します。この個体は、せせらぎ公園の街灯にひかれてやってきたものでしょう。

2017年6月12日月曜日

ホタルブクロ

▲雑木林の中で咲くホタルブクロです。キキョウ科の多年草で、清瀬では今ごろ見られます。

▲我が家の庭にも咲いていますが、やはり雑木林で咲く姿の方が風情がありますね。

▲名前の由来は、子供が花冠にホタル(蛍)を入れて遊んだとか、花の形が火垂る(=提灯)に似ているとかの説があるようです。



2017年6月11日日曜日

キリギリス科の幼虫

▲ヤブカラシの葉の上にいたのは、ヒメギスの幼虫です。

▲茂みの中にいたのは、ヤブキリの幼虫です。

▲キリギリスの仲間は葉も食べますが、足にとげがあり小昆虫も捕えて食べる雑食性です。

2017年6月10日土曜日

コマルハナバチのオス

▲ネズミモチの花の蜜を吸っているのは、コマルハナバチのオスです。黄色の毛におおわれていて、小さな縫いぐるみのようです。