2025年9月30日火曜日

アベリアの花とチョウ

▶住宅街の一角にあるアベリアの生け垣は様々な昆虫の観察ポイントです。きょうはツマグロヒョウモンのメスが訪れていました。
▶アベリアは強い芳香でチョウを呼び寄せます。はねがずいぶん傷んでいるキアゲハも懸命に吸蜜していました。
 

2025年9月29日月曜日

ヤマとヤマジを見分ける

▶ヤマホトトギスとヤマジノホトトギスを見分ける観察会に参加しました。これはヤマホトトギスで、花被片の上半分がそり返るのが特徴です。
▶こちらはヤマジノホトトギスで、花被片はヤマホトトギスのようにそり返りません。
▶ヤマジノホトトギスの茎には斜め下向きの毛が密生しています。大きなトゲの持ち主はルリタテハの幼虫です。
 

2025年9月28日日曜日

ヒガンバナにアゲハチョウ

▶金山緑地公園のヒガンバナが終盤です。場所によっては蕾もあるので、来月の上旬まではなんとか楽しめそうです。
▶数頭のアゲハチョウが花を訪れて吸蜜していました。チョウが訪れても結実しないのですけれど。
▶吸蜜しているメスのチョウにオスが飛来して求愛を繰り返していました。が、メスは相手にしません。メスにとって最大の関心事は食事でした。
 

2025年9月27日土曜日

ウスバキトンボとアキアカネ

▶おそらく多くの人がアカトンボと勘違いしているウスバキトンボもまだたくさん飛んでいます。たまたま足下に止まったので撮影。
▶畑の上でもたくさんのウスバキトンボが飛び、連結飛行をしているペアもいました。
▶畑に敷かれたビニールシートの上に産卵していました。なんとも気の毒ですが、上空から反射して見えるシートを水面と間違えているのです。
▶そばには、アキアカネも少しずつ数を増してきました。
▶数年前までは、この時期もっと多くのアキアカネが見られたものです。
 

2025年9月26日金曜日

ペンタスの花にアゲハチョウ

▶清瀬市郷土博物館が開館40周年を迎え、同時に友の会も40周年を迎えて1階のオープンスペースにささやかな記念展示をさせてもらえることになりました。きょうの展示作業の一部をご紹介します。10月1日(土)から本公開です。是非ご覧ください。
▶博物館の通路際のプランターに植えられたペンタスの花にアゲハチョウが訪れていました。
 

2025年9月25日木曜日

ヤマジノホトトギスとチョウ

▶15日に掲載した緑地でヤマジノホトトギスが咲きました。自生地が減り、東京都の準絶滅危惧種に指定されています。清瀬市の自然の中で大切に守りたい花です。
▶花にはハチのほか、チョウたちも訪れていました。これはダイミョウセセリ。
▶チャバネセセリも無心に吸蜜を続けていました。
 

2025年9月24日水曜日

墓参り

▶墓参りに行ったお寺の境内はヒガンバナが花盛りでした。
▶足下にはカヤの実が落ちていました。エゴノキの実と並んでヤマガラの大好物です。
 

2025年9月23日火曜日

キタテハとミドリヒョウモン

▶わずかな樹液を訪れていたキタテハの夏型です。メスはここで栄養を補給しカナムグラの生い茂る場所へと向かいます。
▶カナムグラが茂る草原で産卵を繰り返していたキタテハのメスです。葉裏に潜るようにして産卵していたので、産卵場面は撮れませんでした。
▶明るく開けたところに咲いていたキクイモの花を訪れていたのはミドリヒョウモンのオスです。はねがずいぶんと傷んでいました。
 

2025年9月22日月曜日

アキアカネが帰ってきました

▶一昨日からだいぶ涼しさを感じるようになったと思っていたら、緑地内のロープにたくさんのアキアカネを見つけました。
▶山や高原で過ごしていたアキアカネも秋の風を感じて下界に降りてきたのでしょう。それにしても今年の暑さは異常でした。
▶こちらは同じアカトンボでも、避暑に行かなかったナツアカネです。顔まで日焼けしていますね。
 

2025年9月21日日曜日

巣箱内の住人

▶きょうはヤブランが咲く松山緑地保全地域で、清瀬の自然を守る会が設置した野鳥巣箱の清掃作業に参加しました。
▶シジュウカラやヤマガラが利用した後の巣箱を別の住人が使っていました。多かったのはヤモリです。
▶体長3㎝ほどもあるアシダカグモのメスがいる巣箱もいくつかありました。ヤモリもアシダカグモも、空いた巣箱を隠れ家として利用しているのでしょう。ときには餌となるゴキブリや蛾も入ってくるに違いありません。
 

2025年9月20日土曜日

花の里公園で昆虫調べ

▶きのうは清瀬花の里公園で、小学生の子供たちと保護者の皆さんと一緒に「昆虫調べ」を行いました。
▶子供たちは昆虫探しがとても上手、あっという間にたくさんの昆虫を探し出し採集して観察を楽しんでいました。
▶夕方ということもあり花を訪れる昆虫はわずかで、草地でバッタやコオロギを相手に活動する子供たちが多かったです。
 

2025年9月19日金曜日

カメムシ3態

▶萌芽更新後の緑地はメヒシバやオヒシバの群落になっていました。メヒシバの穂にとまっていたクモヘリカメムシ。
▶短く刈られたオギの葉で休んでいたホソヘリカメムシ。
▶ヒメジョオンの花の上で仲良く餌にありついていたヒメジュウジナガカメムシの成虫と幼虫(左)。
 

2025年9月18日木曜日

枯れ葉を運んでどこへ行くの

▶小さな枯れ葉をくわえてせっせと運んでいるクロオオアリを見つけました。こんな枯れ葉をどこに運んでいって何にするのでしょう。
▶見上げると、サクラの葉がずいぶんと食われていました。仕業の主は、モンクロシャチホコの幼虫でした。毒毛はありません。
 

2025年9月17日水曜日

涼しい季節が似合う

▶開けて草地で見ごろを迎えていたツリガネニンジンの花です。肌に涼しい風が似合う花です。
▶虫たちの声も秋風に乗ってきた鳴声を聴きたいものです。もっぱら外来種のアオマツムシの声ばかりを耳にしますが。
 

2025年9月16日火曜日

色や形の異なる品種

▶白いヒヨドリジョウゴをよく見かけますが、これはムラサキヒヨドリジョウゴです。ヒヨドリジョウゴと同じ種ですが、紫色の花の品種です。
▶アキノノゲシの品種で、切れ込みのない細い葉をもつホソバアキノノゲシです。
 

2025年9月15日月曜日

ヤマジノホトトギスが刈られませんように

▶ヤマジノホトトギスはユリ科の多年草で、東京都の準絶滅危惧種に指定されています。たくさんの蕾を持ち、ほころんでいるものもありました。
▶雑木林の下で草刈りの対象地になっているので、刈られないことを祈って杭で囲み表示をしてきました。
▶杭のてっぺんにピョンと飛び乗ってきたのはカネタタキです。小さなはねを震わせてひと鳴きした後飛び去りました。
 

2025年9月14日日曜日

オオスズメバチの樹液に割り込む

▶樹液の出るクヌギが少なくなりました。そんな樹液はオオスズメバチがほぼ独占しています。少し外れたところで慎ましく場所を確保していたのは、はねがボロボロの夏型のクロコノマチョウです。
▶ルリタテハは何度もスズメバチに追い立てられてはまた辛抱強く舞い戻って樹液を得ようとしていました。
 

2025年9月13日土曜日

“里山へGO!”の支援に参加

▶雨模様の一日でしたが、午前中は東京都環境公社主催の『里山へGO!』に参加しました。時折降る雨や足下が悪いにもかかわらず、参加者の皆さんは意欲的に活動されていました。

 写真はそのときに観察した動植物です。ツクツクボウシのオスは羽化して間もない個体らしく鳴きませんでしたが、初めて見た子供たちも多かったようで、手で触れたり手のひらから飛び立つ様子を観察できてよかったです。
 

2025年9月12日金曜日

ニラの花

▶何日か前にも取り上げた話題ですが、センニンソウが見事に咲いていて圧倒されます。近いうちに大勢の仙人が現れることでしょう。
▶畑の境界にはニラの白い花がたくさん咲いています。以前はこの花を求めてヒメアカタテハやイチモンジセセリが数多く訪れていましたが、今は数えるほどしか目にすることができません。
 

2025年9月11日木曜日

ノダケ咲く

▶中里緑地に立ち寄り、目の端に飛翔物体を感じたので見るとオオカマキリでした。宙に浮いているような不思議な姿は、クモの糸に寄り掛かっているらしい。
▶ノダケの花が咲き始めていました。この時期、ハムシだけでなく、ミドリヒョウモンやスズメバチなどが訪れるのをよく見ます。
▶下の方の葉が食べられていたのはキアゲハの終齢幼虫の仕業でした。