2024年9月30日月曜日

ハナトラノオにホシホウジャク

▶花壇に植えられているハナトラノオにスズメガが飛来、ホバリングしながら長い口吻を伸ばして蜜を吸っていました。
▶清瀬ではよく見られるホシホウジャクです。
 

2024年9月29日日曜日

ハリカメムシの幼虫

▶体長が1㎝にも満たない小さなカメムシの幼虫です。腹部背面に立派なトゲが見えますが、その名もハリカメムシの幼虫です。
▶触角の節も膨らみがあって特徴的ですが、成虫になると触角の凹凸も腹部背面のトゲもなくなってしまいます。
 

2024年9月28日土曜日

野鳥以外の巣箱利用者

▶シジュウカラなどの野鳥が利用した後にあるいは利用されなかった巣箱を住処にしていた生きものたちです。おおきなアシダカグモです。
▶オオシマカラスヨトウとヤモリが同居していました。ヤモリは昆虫を食べますが、オオシマカラスヨトウは大きすぎて食べられないのかもしれません。
▶10㎝以上はありそうなムカデも居住していました。トビズムカデでしょうか。
 

2024年9月27日金曜日

ヤマガラの巣箱

▶台田市有林でヤマガラが利用した巣箱です。シジュウカラ用に空けた穴では小さすぎるようで、嘴で削った跡が残されています。
▶内部はきれいに使われていました。お椀部分の径はシジュウカラよりも少し大きくなっています。
▶こちらは松山保全緑地でヤマガラが利用したと推測される巣箱の内部です。上と同様お椀部の径は大きかったのですが、もっと特徴的なのは、シジュウカラでは見られないクワガタムシなどコウチュウ類を餌にしたと思われる痕跡があったことです。

2024年9月26日木曜日

巣箱内のヤモリ

▶野鳥巣箱の屋根を取り外すと、ちょうどシジュウカラの卵と同じぐらいの大きさの卵状のものが二つついていました。
▶これはヤモリの卵で、下の方には親と思われる2匹のヤモリが逃げずにじっとしています。卵を守っているつもりなのかもしれません。それにしてもこんな上の方に産みつけるのですね。
▶まもなく卵の一つから赤ちゃんヤモリが孵化しました。大きさは5~6㎝で体色は親よりもかなり黒みが強いです。こんなに小さい卵からこれだけの大きさのヤモリが孵化したのにはビックリさせられました。
 

2024年9月25日水曜日

野鳥巣箱の掛替え作業

▶きのうは松山保全緑地の野鳥巣箱の掛替え作業に参加しました。二手に分かれて25個の巣箱の掛け替えをしました。
▶緑地内の木から外した巣箱の屋根をすべて取り外し、利用状況をつぶさに調べた後きれいに清掃します。
▶シジュウカラが子育てに利用したと思われる巣箱の内部です。枯れ松葉やコケなどがきれいに敷き詰められ、左寄りにお椀型のくぼみが見えます。今年の巣箱の利用率は48%で昨年より10ポイントアップしました。
 

2024年9月24日火曜日

柵の上で

▶柵にとまっていた昆虫を紹介します。キリギリスの仲間のホシササキリです。イネ科植物の生える草地から飛び出したのです。
▶はねを含めても1㎝ほどのアカハネナガウンカもイネ科植物に集まります。愛嬌のある表情が楽しい昆虫です。
 

2024年9月23日月曜日

清瀬の希少植物

▶アカネ科の一年草フタバムグラです。おもに湿地に生育しますが、草地開発や管理放棄によって激減し、東京都の絶滅危惧種(CR)に指定されています。『清瀬の植物(2010)』によると清戸地区で確認されています。
 

2024年9月22日日曜日

松山保全緑地にて

▶遊歩道脇に咲いていたゲンノショウコです。花色は淡いピンクですが、西日本のものは紅色が多いそうです。
▶クズの葉を派手に食い荒らしていたのはたくさんのクズクビボソハムシです。体長は8㎜ほどです。
▶チュウゴクアミガサハゴロモもそうですが、2010年代に中国から侵入してきて日本で大暴れしています。

 

2024年9月21日土曜日

小学3年生と昆虫観察

▶市内小学校3年生の昆虫観察の授業のお手伝いに参加しました。子供たちは元気いっぱいにアカトンボやカナヘビを追いかけていました。虫探しの最中にもいろいろな質問をしてくる子供たちの好奇心は本当に素晴らしい!
▶イヌビワの葉とまっている1㎝ほどの小さな蛾に気づいたのも子供たちです。後で調べると、イヌビワハマキモドキでした。
 

2024年9月20日金曜日

やっと出会えた

▶毎年金山調節池や柳瀬川の土手の草地で観察しているショウリョウバッタモドキを今年はなかなか見つけられず心配していました。草刈りのタイミングのせいなのか猛暑のせいなのか理由ははっきりしません。たった1頭ですが、下宿のビオトープでやっと出会うことができました。
 

2024年9月19日木曜日

中里保全緑地の昆虫

▶樹液を訪れていたカキバトモエです。夜の樹液酒場でよくお目にかかるのですが、昼間見るのは珍しい。
▶ヤマユリの果実にぶら下がっていたルリタテハの蛹です。この葉を食べて成長したのでしょうね。
▶ノダケの葉を食べていたキアゲハの幼虫です。緑地周辺ではハナウドでもよく見られます。
▶先日松山保全緑地でも出会ったセスジツユムシです。緑地内では普通に見られるツユムシの仲間です。
 

2024年9月18日水曜日

中里保全緑地の調査に同行

▶きのうは、東京都環境公社のCO₂の固定測定の調査地点の選定に同行しました。
▶気温は30℃を超え9月と思えぬほど暑くなりましたが、緑地内ではゴンズイの果実も実り、秋らしさが感じられました。
▶直径4㎜ほどのソクズの果実も赤く実っていました。甘い蜜で虫を誘っていた腺体が緑色のままで残っています。
▶ヤマコウバシの果実も黒く実っていました。実には辛みがあるので、山胡椒とも呼ばれるそうです。
▶林床にはヤマホトトギスが咲き始めていました。今週末には涼しくなりそうなので、遊歩道を歩いてみてください。
 

2024年9月17日火曜日

9月半ばの松山緑地

▶先日の里山へGO!に参加した際に観察した松山緑地の動植物の様子です。ヤブランがきれいに咲き始めていました。
▶イヌビワの果嚢です。柄にアオバハゴロモがとまっていました。
▶緑地内をフワフワと飛んでいたクロアゲハです。はねが大部傷んでいました。
▶笹刈りの最中に飛び出したセスジツユムシです。以前に比べると大部個体数が減りました。
 

2024年9月16日月曜日

ジャコウアゲハの産卵飛翔

▶ウマノスズクサのまわりをジャコウアゲハが飛んでいました。以前はどこにでもいるチョウでしたが、食草のウマノスズクサが柵などに絡まって生長するためすぐに刈られてしまうので、チョウの数も減っています。
▶メスのジャコウアゲハは産卵の前に必ず脚先で葉にさわって、確実に食草のウマノスズクサであることを確かめていました。前足の先に葉の味がわかる器官を備えていることが判明したのは十数年前のことだそうです。
 

2024年9月15日日曜日

ノブキの花

▶林縁で咲いているノブキの花です。葉がフキと似ており同じキク科ですが、違うところもいろいろあります。
▶フキの花は早春に咲きますが、ノブキは夏から秋に咲きます。フキは花後が綿毛になりますが、ノブキはくっつき虫になります。ほかにもある違いを探してみてください。

 

2024年9月14日土曜日

ノシメトンボとコノシメトンボ

▶緑地内を歩くと歩道沿いのロープ上にとまっているコノシメトンボによく出会います。
▶同じ日に出会ったこの個体、最近めっきり少なくなったノシメトンボだと思うのですがどうでしょう。⇒これはリスアカネのオスのようですので、訂正させていただきます。(10/11)

 

2024年9月13日金曜日

卵嚢テント

▶緑地の作業中に見つかった白い糸で一面が覆われた枯葉です。葉の長さは10㎝ほどありました。
▶一部を剥がしてみると、中には真っ白なテントのような造形物が糸で数か所が固定され宙づりになっています。これはクモの卵嚢でしょう。
▶枯葉の葉柄側に1.5㎝ほどの焦茶色のクモがじっとしていました。種は同定できませんが、母グモに違いありません。
 

2024年9月12日木曜日

金山緑地公園にて

▶金山緑地公園の草地を歩くと、ショウリョウバッタやイナゴなどたくさんのバッタたちが飛び出します。
▶網にかかったバッタを捕えて食事中のナガコガネグモです。産卵に備えて栄養をたっぷり補充します。
▶大きなツチイナゴの成虫の姿も増えてきました。大型のバッタ類では唯一成虫で越冬します。
▶アオモンイトトンボもペアになって命をつなぐ行動に懸命です。