2024年4月30日火曜日

林の中で出会ったハチ

▶エノキの新梢に飛来したホシアシブトハバチは、体長が2㎝近くあり結構目立ちます。葉柄に産卵しようとしていたのでしょうか。
▶伐採木の間から出てきたコガタスズメバチは、冬眠から目覚めたところだったのかもしれません。
▶サンショウの葉を大顎で噛むようにしてぶら下がっていたダイミョウキマダラハナバチ。同様の姿勢で休むハチの仲間を何度か観察していますが、睡眠姿勢と思われます。
 

2024年4月29日月曜日

松山緑地のイベント

▶一昨日行われた松山緑地でのイベントの様子です。東京都環境公社の受付テントの準備風景。
▶清瀬の自然を守る会のクラフト体験コーナー「葉っぱのスタンプ染め」の準備風景。ウォーキングには1700人ほどの参加者があり、一部の方がクラフト体験やミニ観察会に参加していただけました。

▶緑地内で観察できたミズキの花です。
▶林床のアマドコロの花。葉に斑が入った園芸品種です。鳥が種子を運んだのかもしれません。
▶こちらはジュウニヒトエ。歩道から見えるところに咲いていました。
 

2024年4月28日日曜日

キンランとギンラン

▶市内の雑木林ではキンラン、ギンラン、ササバギンランが咲いています。雑木林の樹木と共生する菌根菌に一部栄養の吸収を依存している植物です。大切に見守りたいものです。
 

2024年4月27日土曜日

松山緑地にて

▶きょう西武鉄道主催のウォーキングイベントに便乗して行われる予定の観察会の下見に行ったときの撮影、4月25日の松山緑地は夏の空が広がっていました。
▶櫛状の触角と赤いはねが小さくても目を引くアカハネムシの一種
▶クサイチゴの花を訪れていた小さなハナバチの一種
▶体長5㎜ほどのアトボシハムシも飛来しました
▶コアオハナムグリ
▶クヌギの樹液にはオオスズメバチの女王バチが訪れていました。
 

2024年4月26日金曜日

アケビの花

▶アケビは歩道沿いの柵などにからんで伸びていることが多く、刈られてしまいがちです。目にする機会が減りましたが、大きな雌花は色が濃く存在感があります。
▶イロハモミジの花です。初々しい緑の葉の下に群がって咲いていました。よく見るとかわいらしい花ですが、見過ごしてしまいがちです。ともに10日ほど前の撮影です。

2024年4月25日木曜日

産卵場所をさがして?

▶ギシギシの葉に飛来したベニシジミは、葉の上をゆっくり歩き回っていました。
▶カラスノエンドウにとまったツバメシジミも、蜜を吸うでもなく葉の上を歩いていました。どちらも産卵場所を探していたのかもしれません。
 

2024年4月24日水曜日

カントウタンポポとセイヨウタンポポ

▶清瀬ではカントウタンポポとセイヨウタンポポが混在しているところが結構多いです。これは金山緑地公園のカントウタンポポです。
▶こちらは中里緑地のセイヨウタンポポです。花に体長1㎝あまりのダイミョウキマダラハナバチが訪れています。
▶ハチのからだには花粉がいっぱいくっついています。このハチがカントウタンポポを訪れて授粉すると交配種のタンポポができてしまいます。現在セイヨウタンポポといわれているものは、ほとんどこのようにしてできた雑種タンポポだそうです。


2024年4月23日火曜日

甘露を吸うアリ

▶左上から右回りに撮影。1シャッターの連写ではなく、1回ずつシャッターを切っています。カラスノエンドウの茎にマメクロアブラムシがビッシリついています。そこに数匹のアリがやってきました。中央右側のアリに注目してください。触角でアブラムシを刺激すると、アブラムシがお尻から甘露を出します。アリは甘露に口をつけて吸い始め、甘露は徐々に小さくなっていきます。
 

2024年4月22日月曜日

クチナシグサ

▶清瀬の雑木林には広くクチナシグサが自生しています。半寄生で宿主はおもにイネ科植物と言われていますが、近くにそれらしいものが見当たりません。
▶清瀬ではまだふつうに見られますが、東京都全体では減少傾向にあって絶滅危惧種に指定されています。(VU)
▶足もとにクロオオアリの巣があり、働きアリたちが出入りしていました。
 

2024年4月21日日曜日

アゲハとキアゲハ

▶草地の一角にあるムラサキハナナの花畑に数頭のアゲハチョウが舞っていました。一番多かったのがアゲハ(アゲハチョウ、ナミアゲハ)です。
▶1頭だけ混じっていたのがキアゲハです。アゲハもキアゲハも小振りの春型で、近くに別のチョウが来ると絡み合うように舞い上がり、また花に戻ることを繰り返していました。
 

2024年4月20日土曜日

ウワミズザクラ

▶中里緑地のウワミズザクラが満開です。サクラ属の花は言わずもがなですが、ウワミズザクラ属の花もなかなか味わいがあります。
▶花が付いている枝(花序の軸)に葉が数枚ついているのが見えます。よく似たイヌザクラには花序の軸に葉がありません。
▶足もとにコミスジが飛来しました。今年初めての出会いです。
 

2024年4月19日金曜日

金山調節池の水辺で

▶5日ほど前の金山調節池の様子です。今年は、サクラの花を長く楽しめたような気がします。
▶池の畔で見つけたトゲヒシバッタです。全長は2.5㎝ほどで、胸部の両側にトゲがあります。
▶浅瀬で仲よく泳ぐメダカを見つけました。大分以前に放流されたものの子孫だと思いますが、今年も確認できてほっとしました。
 

2024年4月18日木曜日

ミミガタテンナンショウとマムシグサ

▶中里保全緑地で4月上旬に咲いていたミミガタテンナンショウです。柵越しの撮影なので、見づらい点はご容赦ください。
▶上の写真と同じ頃に芽生えたマムシグサです。去年に比べると10日~2週間ほど遅い芽生えでした。
▶およそ10日後には花が咲き葉も展開しました。花をよく見ると雄花であることが分かります。
 

2024年4月17日水曜日

ホソミイトトンボの繁殖行動

▶金山緑地公園でホソミイトトンボの繁殖行動を観察しました。4月にもっとも多くの個体数を見かけるイトトンボです。午前10時ごろには単独で飛翔する個体ばかりでしたが、11時ごろになって気温が上がると連結ペアの飛翔が目立つようになりました。
▶細い水草にとまって見事なハート形を作ったペアに対して、左側から横恋慕のオスが邪魔に入りました。ハート形は一時崩れましたが、横恋慕のオスは諦めて飛び去りました。
▶産卵するときまでオスは腹端でメスの頭部をつかんだままの格好です。これを「交尾後ガード」といい、オスが自分の遺伝子を確実に残そうとする行動です。
 

2024年4月16日火曜日

イカリソウ

▶中里保全緑地ではカタクリが結実期を迎え、イカリソウが見頃をとなっています。
▶花の色は薄い紅紫色で、色の濃いものから薄いものまで個性豊かです。距が突出している花の形も個性的ですね。
▶花がほとんど白いものも観察できました。イカリソウは東京都の絶滅危惧種(EN)です。
 

2024年4月15日月曜日

春たけなわの金山緑地公園

▶昨日の金山緑地公園はサクラもまだ見頃で春たけなわといった印象でした。
▶サクラの木の梢にアゲハチョウの姿が見えましたが、これはただはねを休めていただけのようです。
▶サクラの花の下でホバリングを続ける黒いハチは、クマバチです。
▶このクマバチをよく見ると、大きな複眼の間の顔が黄色く見えます。これはオスのクマバチで、こうして空中で静止飛行しながらメスが飛んでくるのを待っているのです。
 

2024年4月14日日曜日

博物館主催の観察会に参加

▶きのうは郷土博物館の自然観察コースを巡る観察会に参加しました。2~3月の天候不順のお陰?でたくさんの花々が一斉に開花している様子が観察できました。左上から時計まわりに、エビネ、ヒトリシズカ、ニリンソウ、チゴユリ。ほかにもウラシマソウや、ジロボウエンゴサク、クサボケ、タチツボスミレなどの花々を観察し、参加者の皆さんも喜んでおられよかったです。
 

2024年4月13日土曜日

アオキの花と虫こぶ

▶松山緑地で撮影したアオキの花。雌雄異株で、これは雄花。小豆色の4弁花で4つの雄しべが目立ちます。
▶こちらは雌花。同じ4弁花で緑色の雌しべが1つ見えます。
▶これは発育不全の果実で、アオキミタマバエに寄生され虫こぶになったものです。赤く熟した果実には巡り会えませんでした。