2024年11月22日金曜日

雨後のナンテン

▶雨が上がった後の自宅のナンテンの実がしっとりと赤く映えて目を引きました。
▶︎「難を転ずる」めでたい植物として戸口に植えられたり、葉を赤飯に添えたりすることも多いですが、実には毒成分を含み齧ると苦いです。
 

2024年11月21日木曜日

清瀬の希少植物

▶今年もキンポウゲ科の多年草トリカブトを観察することができました。清瀬に自生するのはヤマトリカブトの亜種でツクバトリカブトのようです。
▶この日に観察した兜は薄紫色でした。残念ながらマルハナバチが訪れている様子は見られませんでした。
 

2024年11月20日水曜日

小低木の紅葉

▶せせらぎ公園の歩道沿いに植栽されたニシキギがきれいに紅葉していました。
▶中里橋付近のハギの黄葉です。赤や黄色に色づいた葉を眺めながらの散策も楽しいものです。
▶せせらぎ公園の管理等の前庭に咲いていたホトトギスです。
▶道ばたに咲いていた濃い紫色のノギクは、北米原産のユウゼンギクでしょうか?
 

2024年11月19日火曜日

色とりどりの木の実

▶せせらぎ公園に植栽されたマユミの果実です。花は地味で目立ちませんが、1㎝ほどのピンクの四角い果実のぶら下がっている様子は華やかです。
▶雑木林の中ではムラサキシキブの文字通り紫色の果実がきれいに実っていました。
▶赤系に色づく実が多い中でひときわ目を引くのは、径7㎜ほどの瑠璃色の実が美しいサワフタギです。
 

2024年11月18日月曜日

キチジョウソウの花

▶環境公社の伐採木調査に同行し保全緑地内に入りました。キチジョウソウの花が見事に咲いていました。樹下の日陰地にもかかわらず多くの花が開花しているのを見て強い生命力を感じました。
▶ウコギ科のキヅタの花も力強く咲いていました。散房花序の左下にブドウトリバがぶら下がっています。
▶キク科の落葉小低木コウヤボウキの花も咲いていて、ハラナガツチバチやブドウトリバが訪れていました。
 

2024年11月17日日曜日

アマチャヅルの実

▶柳瀬川回廊の起終点梅坂橋から下流方向に歩きました。空堀川管理道沿いの金柵にからまっていたアマチャヅルの実が黒く実っていました。実に白い筋が見えるのは、花や萼の痕跡です。
▶三郷橋付近のエノキの植林地内で咲いていたアワコガネギク(キクタニギク)です。東京都の絶滅危惧種・環境省の準絶滅危惧種であり、保護のために移植されたものと思われます。
▶石田橋で右に曲がるとせせらぎ公園の最上流部です。刈り残されたアレチウリの花にホソヒラタアブが訪れていました。

 

2024年11月16日土曜日

中里1丁目緑地のアキノノゲシ

▶萌芽更新後の開けた中里1丁目緑地には、背丈の低いアキノノゲシがまばらに咲いています。コハナバチやヒメヒラタアブなどの昆虫が訪れていました。
▶ヤマトシジミも訪花して蜜を吸っていました。モンシロチョウも訪れていました。
▶ムクノキの幼木の枝にはハラビロカマキリの卵鞘が産みつけられていました。
 

2024年11月15日金曜日

木の実

▶モチノキ科の常緑小高木、イヌツゲの黒い実。鈍い光沢のある実は直径6㎜ほどです。
▶タラノキのとげにコナラのドングリが刺さっていました。高いところなので自然に刺さったのだと思いますが、なんとも不思議です。
▶果樹園跡地のユズの木にはたわわに実がついていました。
 

2024年11月14日木曜日

晩秋の雑木林

▶筑波大学の『清瀬市内の保全緑地内に自生するカタクリの生育地調査』に同行しました。緑地内ではキンポウゲ科の多年草イヌショウマが咲き残っていました。花弁はなく、多数の雄しべが目立ちます。
▶ノダケにはキアゲハの終齢幼虫が日差しを浴びていました。近いうちに蛹化することでしょう。
▶わずかに残った樹液を訪れているルリタテハも見かけました。
 

2024年11月13日水曜日

チョウたちの日向ぼっこ

▶きのうは中里の果樹園跡地の整備作業に参加しました。果樹園として利用する前は雑木林だったので、近々雑木林として復元する予定の場所です。
▶小春日和の暖かい日差しに誘われてムラサキシジミが飛来しました。徐にはねを広げて日向ぼっこを始めました。
▶キタテハもやってきました。成虫越冬するタテハチョウの仲間では清瀬で一番よく見かけるチョウです。
▶チョウだけでなく、アカメガシワの葉の上ではオオカマキリも晩秋の日差しを楽しむように浴びていました。
 

2024年11月12日火曜日

アカボシゴマダラの羽化

▶先月撮影したアカボシゴマダラの羽化の様子です。場所は中里保全緑地に接する梅坂です。これは中国産の亜種ですが、日本産蝶類標準図鑑によると日本在来の「奄美亜種は3月下旬~11月下旬に連続的に発生」するとあり、清瀬の気候環境が奄美地方に近くなっているのかもしれませんね。
▶はねが伸びきらないまま硬化してしまったアカボシゴマダラがいました。セミにしてもチョウにしても、最近羽化不全の個体を多く見るようになりました。
 

2024年11月11日月曜日

清瀬の希少植物

▶季節を遡っての写真です。オオヒナノウスツボがたくさんあるという情報を得て訪ねてみると何と30株ほど確認できました。
▶ゴマノハグサ科の多年草で、東京都の絶滅危惧種Ⅰ類に指定されています。環境が変わったことで殖えたと思われますが、今後も適切な管理を継続して生育環境を維持したいものです。
 

2024年11月10日日曜日

晩秋の昆虫

▶ヤマノイモの葉上で日向ぼっこをしていたのはホソヘリカメムシです。
▶明るい林床では草木の葉の上に体長5~6㎜のヨツボシヒョウタンナガカメムシがたくさん見られました。
▶暖かい日差しに誘われるように飛来するのはおなじみのルリタテハです。ときどき観察者の衣服にもとまってくれます。

2024年11月9日土曜日

晩秋の花々

▶松山緑地内で咲いているシロヨメナです。
▶同じく、ホトトギス。
▶竹丘公園のノコンギク。オオハナアブが訪れていました。
▶竹丘公園のシロバナサクラタデの花でヤマトシジミが吸蜜していました。

 

2024年11月8日金曜日

クロコノマチョウ

▶松山緑地内で観察したクロコノマチョウです。逆光ですが、赤味がかった茶色に見えました。
▶同じ日、竹丘公園で樹液を訪れていたクロコノマチョウは名前の通り黒味が強い個体でした。
 

2024年11月7日木曜日

オオハナワラビ

▶竹丘の樹林下に生えていたオオハナワラビです。胞子葉が花径のように伸びています。
▶松山緑地内のオオハナワラビは、胞子葉が黄色く熟していました。
▶緑地内に花が少なくなる晩秋、黄色く熟した胞子葉は目を引きます
 

2024年11月6日水曜日

緑地内のトンボ

▶竹丘の緑地内にいたアキアカネです。以前のように多くの個体を一度に見ることはなくなり、ちらほらと見かける程度になりました。
▶2~3匹のオオアオイトトンボが、飛んでは下草にとまってはねを休めていました。
 

2024年11月5日火曜日

カラスウリ

▶更新後の明るく開けた雑木林の一角では、カラスウリが鈴なりに実って秋の風情を醸し出していました。
▶苦いので鳥がなかなか食べない朱い実が、中国渡来の唐朱墨(からしゅずみ)の形に似ていることが名前の由来とか。