2022年9月30日金曜日

ジョロウグモとアカサシガメ

▶ジョロウグモの網にアカサシガメがかかりました。アカサシガメは最近よく目にするようになりました。アカサシガメはクモの糸から必死に逃れようとしますが…。
▶少しずつ糸に絡め取られていきます。よく見ると、ジョロウグモの足が2本失われていました。

 

2022年9月29日木曜日

ハヤシノウマオイ

▶9月26日に市内の小学校3年生の昆虫観察のお手伝いをしました。1時間足らずでしたが、子供たちは小さな昆虫を見逃すまいと目を輝かせて活動していました。
▶キリギリスの仲間、オオカマキリ、ハラビロカマキリ、ヒカゲチョウ、イチモンジチョウなどの昆虫のほか、クモやカナヘビなども観察しました。写真はハヤシノウマオイです。

2022年9月28日水曜日

ゲンノショウコの花

▶松山保全緑地のキンミズヒキの花畑で混生しているゲンノショウコの花です。今年は特に多いようです。葉などを煎じて下痢止めとして薬用にしてきたことを知る人が少なくなりました。
▶すぐそばの葉裏に展翅された標本のようにとまっていたのはマメノメイガです。この時期多くの個体を見ることができます。
 

2022年9月27日火曜日

トノサマバッタの隠蔽擬態

▶柳瀬川の土手や金山調節池の草地を歩くと、足元からトノサマバッタが飛び立ちます。緑の草と枯草の混在する場所にいると見つけるのはなかなか大変です。
▶これは緑色型の個体ですが、翅は茶褐色で、葉にとまると草むらの陰影に溶け込んで見事な隠蔽効果を発揮します。
▶こちらは褐色型の個体です。枯草の上にいるとこれまた探すのに苦労します。
 

2022年9月26日月曜日

水たまりで

▶雨台風の15号が過ぎ去った翌日、舗装道路にできた水たまりの上を飛ぶアキアカネのペアです。
▶上のオスが尾端でメスの首の付け根を捕捉して飛び、そのまま産卵態勢に入ります。
▶こうして水たまりへの打水産卵を繰り返していました。この日はその後暑い日差しが照りつけていたので、水たまりはほとんど乾いてしまったことでしょう。
 

2022年9月25日日曜日

ツルマメの花

▶金山調節池のほとりに咲いていたツルマメの花です。可愛らしい紅紫色の蝶形花です。
▶長い柄のある葉はヤブマメに似ていますが、こちらの方が細身です。
 

2022年9月24日土曜日

ショウリョウバッタモドキのオスとメス

▶金山調節池のオギの葉にとまる2頭のショウリョウバッタモドキです。上にいるのがオスで、見づらいですが下にいるのがメスです。
▶メスはじっと動かず葉の一部になりきっています。オスより大きめですが、ショウリョウバッタほどオスとメスの体格差はありません。
▶オスは、こちらが写真を撮りやすい位置取りをしようとすると、すかさず葉の裏側に回り込んで身を隠します。
 

2022年9月23日金曜日

シロバナサクラタデ

▶金山緑地公園の湿地帯で咲き始めたシロバナサクラタデです。清瀬では限られた場所でしか観られない希少植物です。
▶雌雄異株で、この花を見ると長い雄しべが目立つので雄株であることがわかります。
▶ツルボの花にはヒメアカタテハが訪れて吸蜜していました。
 

2022年9月22日木曜日

アオマツムシ

▶暗くなると樹上からリーリーとアオマツムシの声が響くようになりました。空堀川管理道沿いのオニドコロの葉上にいたメスのアオマツムシです。

▶クズの葉上で目を引いたのはビロードハマキという蛾の一種です。黒地の翅に黄白色の斑点が散りばめられていてとても目立ちます。左下が頭部です。
 

2022年9月21日水曜日

アズチグモ

▶中里一丁目緑地で見つけたアズチグモです。丸々と太ったメスで1㎝近くあったでしょうか。網を張らず、訪花性の昆虫を待ち伏せて狩るクモです。
▶中里保全緑地の林内では、サトキマダラヒカゲがヒメグモの一種の網にかかっていました。チョウが暴れるので、主のクモは手をこまねいている様子でした。
 

2022年9月20日火曜日

アキノノゲシ

▶緑地の縁や川沿いにアキノノゲシの花が目立つようになりました。辺りにやっと初秋の空気が漂い始めています。
 
▶中里一丁目緑地で咲いているアキノノゲシは、葉が細長い品種のホソバアキノノゲシがほとんどです。
▶アカトンボの姿もちらほらと見かけるようになりました。これはアキアカネでしょうか。
 

2022年9月19日月曜日

ミドリヒョウモンの産卵行動

▶9月17日に松山保全緑地で行われた東京都環境局主催の「保全地域体験プログラム」のサポートに参加しました。30名あまりの老若男女が楽しく緑地保全活動を体験しました。
▶松山保全緑地の特色について5分ほどお話しした後、20分間の自然観察でキンミズヒキのお花畑などを観察しました。
▶ミドリヒョウモンのメスがヤマザクラの幹に飛来しすぐに産卵を始めました。目の高さぐらいから徐々に上に移動し、根元から3mほどの高さまで繰り返し産卵していました。
▶カシノナガキクイムシの食害を受けているクヌギの幹のあちこちから樹液がしみ出し、そこにルリタテハが飛来して樹液を吸っていました。
 

2022年9月18日日曜日

中里保全緑地のヒガンバナ

▶中里保全緑地の林内でヒガンバナが咲いていました。昨年より殖えた印象です。
▶せせらぎ公園のヒガンバナは日当たりがよいせいか勢いがあります。白いイタドリの花とのコントラストがきれいでした。
▶せせらぎ公園の下流のほとりには、コヒガンバナが結実していました。ヒガンバナの方は結実しません。
 

2022年9月17日土曜日

オオスズメバチの巣

▶中里1丁目緑地のコナラの木の根元にオオスズメバチの巣がむき出しになっています。こんな状態のオオスズメバチの巣を観たのは初めてです。
▶はじめは根元の土中に作られていたのものが、巣が拡大するにつれて外側に出てきたものと思われます。多数のオオスズメバチが出入りしていたので、決して近づかないようにしましょう。
 

2022年9月16日金曜日

ヌスビトハギの仲間

▶せせらぎ公園沿いに蔓延るアレチヌスビトハギです。3年前に初めて取り上げたので4年目ですが、年ごとに増殖しています。
▶花はかわいらしくて駆除するのが躊躇われるかもしれませんが、根が張って在来植物の生育を阻害します。果実の小節果は4~6個もあります。
▶こちらは在来種のフジカンゾウです。中里保全緑地の日当たりのよい場所でかなり大きく生長しています。
▶せせらぎ公園沿いに咲くフジカンゾウの花で、長い花序をつくっています。果実の小節果は1~2個です。
▶市内の雑木林の林床を賑わす在来種のヌスビトハギの花です。
▶果実もでき始めています。小節果は写真にあるように2個がふつうです。
 

2022年9月15日木曜日

見事な擬態コシアカスカシバ

▶9月13日は小学校3年生の授業で、子供たちと緑地の自然観察をしました。一人の児童が「スズメバチがいる」といって見つけた昆虫です。
▶本当にキイロスズメバチにそっくりな、蛾の仲間(スカシバガ科)のコシアカスカシバです。羽化間もない個体のようで、近くに蛹の脱皮殻がありました。飛び立ち前のウォーミングアップをしていました。
 

2022年9月14日水曜日

ツチイナゴの新成虫

▶ツチイナゴの新成虫が目立つようになりました。羽化して間もないと思われる個体ですが、幼虫時代の脱皮殻は見つかりませんでした。
▶草地に張られたナガコガネグモの網にかかったツチイナゴです。ナガコガネグモの巣では、ショウリョウバッタやトノサマバッタなど大型のバッタもよく餌食となっています。
 

2022年9月13日火曜日

センニンソウの花

▶雑木林の縁や川沿いの土手でセンニンソウの花が盛りです。キンポウゲ科のつる性多年草で、有毒植物です。
▶白い花にはハナムグリの仲間が多く集まります。これはコアオハナムグリです。
▶シロテンハナムグリも訪れていました。シロテンは花だけでなく樹液も訪れます。
 

2022年9月12日月曜日

ヤマトシジミの求愛

▶ヤマトシジミの求愛行動です。右側のオスが翅を小刻みに震わせながら近づきます。メスも翅を開いたので、この求愛は実らずに終わりました。
▶緑地の一角にセイヨウフジバカマが咲いています。ヤマトシジミが、吸蜜していました。