2021年3月31日水曜日

ジンチョウゲの花にスジグロシロチョウ

▶野塩3丁目にある農地の一角で、ジンチョウゲの花が芳香を放っています。1匹の白いチョウが舞っているのが見えたので近づくと、今年初めて見るスジグロシロチョウが訪花し蜜を吸っていました。
▶名前の通り白っぽい翅に黒い筋が目立つチョウです。オスの翅には発香鱗があり、そのにおいでメスを誘うと考えられています。

2021年3月30日火曜日

キブシの花を食うヒヨドリ

▶キブシの枝にヒヨドリがとまりました。近くにもう1羽も。
▶するとキブシの花をつまんで食べ始めました。本当に食欲旺盛な鳥だと思います。

 

2021年3月29日月曜日

スミレいろいろ

▶アオイスミレは3月5日の撮影です。花はもう終わっています。これから徐々に葉が大きくなります。
▶今一番多いのはタチツボスミレです。清瀬で広く見られるスミレです。
▶めずらしいナガバノスミレサイシンです。見かけに個体差があるスミレです。
▶白い花のスミレはマルバスミレです。これも清瀬で広く見られます。
▶小さいヒメスミレです。撮影した場所は林床の手入れがされなくなり、数が減少してしまいました。
 

2021年3月28日日曜日

テングチョウとヒオドシチョウ

▶朝の暖かい日差しに誘われるようにテングチョウが飛びだし、日向ぼっこをしていました。
▶コナラの幹にとまって日差しを浴びていたのは、ヒオドシチョウです。近づくと飛び立ち近くの地面に降りました。
▶落葉の上も暖かいのでしょう。ゆったりと翅を広げました。テングチョウもヒオドシチョウも成虫で冬を越し、これから産卵します。初夏には新成虫が姿を現し、盛夏には姿を見せません。
 

2021年3月27日土曜日

せせらぎ公園でマヒワ

▶せせらぎ公園のグミの木の枝に、メジロぐらいの大きさの黒っぽい小鳥がとまっているのを見つけました。頭が緑灰色で腹の側面に縦斑が多いので、マヒワのメスのようです。枝からせせらぎの流れに降りて水を飲み、再び枝に飛び移ったところを撮りました。
 

2021年3月26日金曜日

ヒロハノアマナとアマナ

▶中里のヒロハノアマナはほとんど姿を消しました。葉が広く中央に白い筋があるのが見えます。花の下にある苞が3本あります。画像をクリックすると少し拡大されます。
▶中里ではヒロハノアマナが終わるころに咲き出すのがよく似たアマナです。葉の幅は狭くはっきりした白い筋はありません。花の下の苞は2本です。C地区には90株ほどの群落があります。ただし曇っていると花が開きません。
 

2021年3月25日木曜日

ホソミイトトンボ

▶きのうの金山緑地公園は暖かく大勢の人が散策を楽しんでいました。ウグイスのさえずりも聞かれました。池の中ではヒキガエルのオタマジャクシがたくさん群れていました。
▶枯草にとまる4㎝ほどのイトトンボを見つけました。どうやらホソミイトトンボのようです。暖かさにつられて羽化したのでしょう。このぶんだとほかのイトトンボ類も早めに羽化してくるでしょうか。
オオイトトンボをホソミイトトンボに修正しました。
 

2021年3月24日水曜日

清瀬のカタクリ満開

▶きょうは気温が20℃に達し4月並みの暖かさになりました。清瀬のカタクリはどこも満開になりました。これは台田市有林です。
▶こちらは中里保全緑地のB地区です。キジバトにとっては花より団子でエサ探しに夢中です。カタクリの見頃は今日明日というところでしょうか。今週いっぱいはなんとかもつかもしれません。

 

2021年3月23日火曜日

サクラとヒヨドリ

▶昨日東京地方のサクラ満開が宣言されました。これは第四中学校正門で咲くソメイヨシノです。
▶自宅近くのサクラの花に数羽のヒヨドリが飛来して吸蜜していました。
▶これは中里緑地保全地域A地区の林内で咲くヤマザクラの花です。ヤマザクラは葉も出ています。


 

2021年3月22日月曜日

ヒメニラの花

▶中里保全緑地では、ヒロハノアマナやカタクリと一緒に小さなヒメニラの花を見ることができます。花自体は4~5㎜と小さく花弁も開かないので見慣れていないと見つけるのは大変かもしれません。
 

2021年3月21日日曜日

シジュウカラ子育ての季節

▶シジュウカラのさえずりが聞かれる季節になりました。繁殖期になると、オスはさえずりで縄張りを主張します。自然環境では木の穴などに営巣しますが、清瀬では巣箱もよく利用します。時には住宅の戸袋などを利用することも。卵は8~10個を産み、抱卵はもっぱらメスの仕事です。
 

2021年3月20日土曜日

中里緑地のシロイトスゲ

▶中里保全緑地で広く見られるカヤツリグサの仲間です。淡い黄色の花穂が美しい。
▶ヒロハノアマナやカタクリの影に隠れて見過ごしがちですが、風に揺れる様は風情があります。
▶雄花穂が茶色く変色し始めると、下の方の雌花穂が目立つようになります。

 

2021年3月19日金曜日

菜の花畑のキタテハ

▶せせらぎ公園の歩道上で日向ぼっこするキタテハです。今見られるキタテハは、秋に羽化し成虫で越冬した個体です。
▶近づくと飛び立ち、近くのユキヤナギの花の上にとまりました。蜜を吸う気はなさそうです。
▶野塩3丁目の菜の花畑では、モンシロチョウやキタテハが訪花し吸蜜していました。

2021年3月18日木曜日

中里C地区のカタクリ

▶きょうの午前中は中里C地区でカタクリ植生パトロールの当番でした。
▶萌芽更新後で日当たりがよくなったせいか、カタクリの花色が例年に比べると少し濃いめのような気がします。
▶10時ごろから擬木ロープの張替作業が始まりました。
▶作業終了後の写真です。とてもきれいになりました。これでしばらくはもちそうです。
▶暖かい日差しのもとでカタクリの開花が進みました。この分だと週明けが見頃となりそうです。




 

2021年3月17日水曜日

コブシとシデコブシ

▶3日前に撮影した清瀬第四中学校正門前のコブシです。コブシは清瀬のあちこちで見られる樹木ですが、花の見頃は短いようです。
▶そばを通りかかると得も言われぬ香りが漂います。畑にあるコブシは、農耕指標に使われたのでしょうね。
▶中里保全緑地内に生えるシデコブシの花です。シデコブシは清瀬には自生しないので、どこかの庭木の実を鳥が食べて種を運んだものでしょう。


 

2021年3月16日火曜日

キチョウの訪花

▶午後から中里保全緑地で、カタクリ植生パトロールの当番でした。4月並みの暖かさの中で、ヒロハノアマナがちょうど見頃となりました。カタクリは20数輪ほどが開花していました。
▶キチョウが次から次へと飛来し、ヒロハノアマナでも吸蜜していました。
▶カタクリの花にも来ました。しかしそり返った花被片の外側にとまり、すき間から口吻をさし込んでいました。これでは送粉者の働きはできません。ヒロハノアマナもカタクリもメインの送粉者はハナバチでしょう。


 

2021年3月15日月曜日

イヌシデとアカシデ

▶イヌシデもアカシデも清瀬の雑木林に多い樹木です。シデというのは「しめ縄」につけて垂らす紙のことで、花穂が垂れ下がる様子をたとえたものです。幹を見たときに、白っぽい木肌に黒い筋がイヌシデで、黒っぽい木肌に白い筋がアカシデというものの、それだけで見分けるのはなかなか困難です。芽出しの季節を迎えた今なら、比較的簡単に見分けることができます。全体的に黄色っぽく見えるのがイヌシデです。
▶そして、赤っぽく見えるのがアカシデです。秋に葉が色づいたときに、イヌシデは黄色に、アカシデは赤く紅葉します。
 

2021年3月14日日曜日

アブラチャンの花

▶中里保全緑地でアブラチャンの花が開花しました。アブラチャンはクスノキ科の落葉低木で、葉が出る前に淡い黄色の花を咲かせます。
▶名は種子や樹皮に油分を多く含むことに由来します。
 

2021年3月13日土曜日

コブシの花

▶きょうは一日しっかり雨が降りました。明日は暖かくなりそうなので、カタクリがたくさん開花することでしょう。写真は一昨日撮影したコブシの花です。花の基部に小さい一枚葉がついているのが特徴です。写真をクリックすると拡大されるので、小さい葉が見えると思います。田打ち桜や種まき桜とも呼ばれ、清瀬ではこの花が咲いたのを合図に、里芋の植え付けを始めたそうです。
 

2021年3月12日金曜日

キブシの花

▶中里保全緑地のキブシです。枝から下がる10㎝ほどの花穂に淡い黄色の花がついています。フシ(五倍子)とはヌルデにできる虫こぶのことで、昔お歯黒に用いられた黒色の染料になりました。キブシの実はその代用になるそうです。


 

2021年3月11日木曜日

中里保全緑地のシュンラン

▶中里保全緑地の歩道沿いに一輪のシュンランを見つけました。花としては目立ちませんが心引かれる風情のある花だと思います。蕾だけの株もありました。午後に訪ねた竹丘公園にはたくさんの株があり、花もたくさんついていて見応えがあります。

▶カタクリの花芽も続々と出ています。今日のニュースで広島で桜が開花したことを伝えていましたが、東京も早そうです。桜が見頃となるころ、たくさんのカタクリが雑木林を彩ります。
 

2021年3月10日水曜日

菜の花畑にモンシロチョウ

 きょうは風が強いが暖かい日でした。清瀬市郷土博物館敷地内の自然観察コースでは、カタクリ、ヒロハノアマナ、シュンランが開花しました。ぜひ訪ねてみてください。
▶きのうの野塩3丁目の菜の花畑では、2匹のモンシロチョウが花から花へと蜜を求めて舞う姿が見られました。
 

2021年3月9日火曜日

金山調節池のアオジ

▶金山調節池の草地に降りて草の実をついばんでいたアオジです。清瀬では冬鳥として飛来するので、間もなく北へ向けて旅立つことでしょう。
▶枝にとまると体の下面が黄色いのがアオジの特徴です。目先と腮(さい=あごの部分)が黒いのはオスです。旅立つ前に枝でさえずる姿を見ることができます。

▶きょうは薄曇りでしたが気温は上がり、中里保全緑地のC地区でカタクリが開花しました。まだ1輪ですが続々と花芽が出ているので、週末にはたくさんの花が見られそうです。


 

2021年3月8日月曜日

糖蜜に集まるキリガ

▶日が落ちてからの1時間ほど、糖蜜に集まるキリガの観察をしました。スモモキリガは開張4.5㎝ほどの春のキリガです。
▶カバキリガも開張4.5㎝ぐらいで、早春に出現するキリガです。淡い色合いがなかなか素敵です。
▶ブナキリガは開張3~4㎝の春のキリガです。
▶翅に赤っぽい点が見えますが、大きさからいうとこれもスモモキリガでしょうか?
▶ヨスジノコメキリガは開張4㎝ほどの秋のキリガで、成虫で越冬した個体です。
▶黒っぽい翅はハンノキリガで、開張は4㎝ほど。秋のキリガで、やはり成虫で越冬した個体です。
▶カシワオビキリガは開張3.5㎝ほど。やはり秋のキリガです。
 ここ数年、夜間の観察をしてきていますが、個体数が減少してきている印象です。生物の多様性が失われつつある危機感を覚えています。
 

2021年3月7日日曜日

せせらぎ公園水辺の草花

▶せせらぎ公園の水辺には春の野の花々が次から次へと美しい姿を見せてくれます。タンポポに似たノゲシの花は葉がケシに似ていることからついた名ですが、キク科の植物です。
▶シロバナタンポポはどちらかというと西日本ほど多く見られる在来のタンポポです。
▶セイヨウタンポポですが、現在見られるものはほとんどがカントウタンポポとセイヨウタンポポの交配種と言われています。
▶ツクシも顔を出し、オオイヌノフグリも小さな群落を作って水辺を彩っています。
 

2021年3月6日土曜日

白菜にヒヨドリ

▶収穫もすっかり終わった白菜畑に、ヒヨドリが集まっていました。
▶残った白菜の葉はヒヨドリには何よりのごちそうと見えます。しきりについばんでいました。