2018年8月11日土曜日

アオサギの奇妙なポーズ

▲金山緑地公園の池のほとりで、奇妙なポーズをしているアオサギを見ました。体の前で、羽を円形にして広げています。朝でしたが気温は既に結構高かったので、日向ぼっこではなさそうです。濡れた羽を乾かしていたのか、それとも虫干しか、と想像しています。

アカスジキンカメムシ

▲空堀川管理道沿いで見つけた、アカスジキンカメムシです。金緑色の体に赤い帯があり、とても美しいカメムシです。ここでは、コブシの木で発生しているようです。

コバギボウシとキツネノカミソリ

▲春にカタクリが咲いたA地区の林では、コバギボウシの花が咲いています。花は花茎の下から上へと順に咲き、1日でしぼみます。

▲同じ林内には、キツネノカミソリの花も咲いています。花は美しいですが、ヒガンバナ科の毒草です。
 夏の林の中の花を楽しむのは、涼しい早朝がオススメです。

オオアメンボ

▲せせらぎ管理棟前の池にいた、オオアメンボです。ここでは複数のオオアメンボが水面を悠々と滑っている姿が見られます。中足の長さは優に5センチを超えます。

▲近くには、ハグロトンボの姿もありました。小さな池でも、様々な昆虫を観察できて楽しいです。

アオスジアゲハ

▲せせらぎ公園を歩いていると、地面にアオスジアゲハが降り立ちました。あまり湿っているように見えませんでしたが、口を伸ばして吸水しているようです。アオスジアゲハなどアゲハチョウ科のチョウは、よく地面で吸水します。吸水するのはオスだけで、ミネラル分などを吸収するためといわれています。

ギンヤンマのメス

▲早朝の金山緑地公園で、ヨシの茎にとまっていたギンヤンマのメスです。オスのように青い部分がありません。何匹かのオスが、池の上をパトロール飛行していました。メスが飛び出すとすぐにオスが飛来し、交尾が成立しました。

ホオジロのさえずり

▲10メートルぐらい前方の小木に、ホオジロが来て止まりました。8月にさえずりが聞けるとは思いませんでしたが、まだ繁殖期なのですね。暑い時期の子育ては、とても大変そうです。200ミリまでのズームだったので、かなりトリミングしてあります。

ノコギリクワガタ中型

▲ヤナギの樹液を訪れていた、ノコギリクワガタのペアです。樹液をなめているメスを、オスが守るようにしています。ノコギリクワガタでは、しばしばこのようなペアを見かけます。このオスは中型で、大アゴの形状から両歯型と呼ばれています。

バッタとアオサギ

▲金山調節池の草地は、多くのバッタ類が発生しています。大きくて目立つのは、ショウリョウバッタ。メスは全長が8センチもあります。

▲足元から飛び出し遠くまで飛んでいくのは、トノサマバッタです。

▲草地の真ん中に陣取ってバッタを食べていたのは、アオサギです。結構なご馳走のようで、何匹も捕まえて食べていました。

クワカミキリ

▲清瀬では、ゴマダラカミキリに次いでよく見られるクワカミキリです。体長は4センチ前後です。クワやイチジクの若枝に集まり、樹皮を剥ぐようにかじります。下の方にも、かじった跡が見えます。

マメハンミョウ

▲8月10日、柳瀬川左岸を歩いていると、葉の上に黒っぽい虫が複数いるのに気づきました。

▲黒い虫は、ツチハンミョウ科のマメハンミョウでした。体長はおよそ2センチで、体は黒いですが頭が赤いので結構目立ちます。

▲柳瀬川の土手にはオオブタクサと思われる草が生い茂っており、その葉にたくさんのマメハンミョウがついていました。葉には食べ跡があちらこちらに見られ、多くの細長い黒いフンも見て取れます。

▲交尾中のペアも複数見られました。交尾後メスは土中に産卵します。
 孵化直後の幼虫は足が発達しており、イナゴなどバッタの卵塊を求めて歩きまわるのかもしれません。