きよせ季節だより
2018年7月8日日曜日
美しいヤマユリとヤマトタマムシ
▲雑木林では、ヤマユリが咲き始めています。大輪の白い花の存在感は、圧倒的です。花弁にある黄色いすじや赤い斑点は、チョウなどの昆虫を呼ぶハニーガイド(蜜標)です。
▲おばけ山のエノキの幼木で、ヤマトタマムシを見つけました。美しい金緑色は構造色で、色素による色のように経年劣化して褪せることがありません。
リョウブの花にシロスジベッコウハナアブ
▲金山緑地公園のリョウブの木です。リョウブ科の落葉小高木で、夏の初めに花をつけます。
▲小さな5弁花には、ハチやアブの仲間が多く集まります。これは、シロスジベッコウハナアブです。
▲サルスベリに似た幹はなかなかきれいで、床柱材として利用されます。
2018年7月7日土曜日
コオニヤンマの狩り
▲金山緑地公園の池に生えるヨシの葉上に、ヤンマのようなトンボがとまっています。顔(頭部)が見えないので、回り込んで見ましょう。
▲ヤンマの仲間ではなく、サナエトンボの仲間のコオニヤンマでした。体の大きさの割に、頭部が小さいのが特徴です。
▲サッと飛び立ったかと思うと、モンシロチョウを捕獲して先ほどの葉に近いところに降りてきました。モンシロチョウを頭からバリバリと食べています。
▲近くのヨシの茎にとまっていたのは、ウスバキトンボかなと思ったら…
▲後ろ羽の付け根にオレンジ色の部分が見えます。どうやら、ショウジョウトンボのメスのようですね。
ニイニイゼミ
▲ニイニイゼミが盛んに鳴き始めました。木の幹には、ニイニイゼミの幼虫の脱皮柄がついていました。湿り気のある土地を好むため、脱皮殻には泥がまぶされたようについています。
▲木の幹で鳴くニイニイゼミのオスです。鳴くのはオスだけということを知らない方が結構多い。一生懸命に鳴いて、メスを呼んでいます。
▲柳瀬川沿いの草地で見かけた、メスのキジです。
ヤブカラシの花とアゲハチョウ
金山調節池の管理作業が延期になったため、自然観察をして帰りました。
▲柳瀬川の土手に咲いていた、ヤブカラシの花です。朝早かったので、緑色の花弁や雄しべがまだ落ちずに残っています。
▲ヤブカラシの花は、昆虫たちに大人気です。アゲハチョウが長い口を、ヤブカラシの花盤に伸ばして蜜を吸っています。この花盤の蜜は、私たちがなめても、とても甘く感じるほどの糖度があります。
▲オオモンクロクモバチも蜜をなめにやてきました。クモを獲物とする狩りバチですが、クモはもっぱら幼虫のための食物です。
▲コガタスズメバチも一生懸命に蜜をなめていました。スズメバチ類も大きなイモムシを狩りますが、自分では食べません。
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