2016年2月28日日曜日

早春の蛾オカモトトゲエダシャク

▲そろそろ出ているかもしれないと、木の幹を見ながら歩いていると…
 一見、小さな枝のような、枯葉のクズのような塊りが目にとまりました。
 やはり、出ていました。オカモトトゲエダシャクです。

▲櫛髭状の立派な触角をもった雄です。この木のそばには外灯があったので、昨夜のうちに灯りに飛んできたものでしょう。

エナガの巣材集め

▲きょうも暖かい日差しの中で、多くの生き物を観察できました。
 これは、おばけ山のエナガです。梢でしきりに何かをつついていました。

▲くわえていたのは、どうやら蜘蛛の巣の糸のようです。

▲クヌギの幹の表面についた蜘蛛の糸を、しきりにつついています。

▲よいしょと引っ張ってもなかなか取れません。

▲羽ばたいて、強引に引きはがそうとしていました。
 こうやって蜘蛛の糸を集めて、見事な巣をつくることが知られています。

2016年2月26日金曜日

春進む

▲春のような日差しの中を歩きました。

▲林床には、どんぐりの芽生えがあちこちで見られました。


▲ジロボウエンゴサクが芽生え、こんなにも茂っていました。

▲中里緑地保全地域のB地区では、ヒロハノアマナの芽生えも見られます。

▲こちらは、カタクリの芽生え。あと一月もすれば咲き始めるでしょう。

▲せせらぎ公園のマンサクも開花が始まっていました。

▲黄色い糸状の花弁が印象的です。

▲流れの畔には、ホトケノザが咲いています。真冬にも咲いていましたが、やはり春が似合います。

▲たくさんのオオイヌノフグリも、すっかり日本の春の野草になりました。

▲ヒメオドリコソウは、何となく怪しい魅力がある野草です。

▲C地区の林床には、キツネノカミソリの芽生えが陽に映えてきれいでした。

▲せせらぎ沿いの繁みの中では、コジュケイがしきりにエサをついばんでいました。

▲せせらぎ沿いの杭には、早春の蛾ベニスジナミシャクの姿がありました。

▲せせらぎ公園の木道上に、アズマヒキガエルの無残な姿が。産卵のために目覚めて動き出したところをカラスか何かに襲われたようです。

▲農家の庭先のアセビの花。
 久し振りに歩いたら、春がずいぶん進んでいました。

2016年2月7日日曜日

川原のカワラヒワ

▲土手を歩いていると、川原から小鳥の群れが飛び立ちます。カワラヒワです。川原で群れていることが多い。本当に、いい名前を付けたものです。

▲土手に生える木の枝にとまっているカワラヒワが飛び立つと、羽の黄色い帯が見えました。

ヒキガエルの卵塊

▲きょうは金山緑地公園や調節池周辺で、郷土博物館主催の自然観察会に参加しました。
 薄曇りでしたが、風もなく穏やかな空気の中で気持ちよく観察ができました。

▲シメやカワセミなどの野鳥観察はもちろん、スイセンやキカラスウリなどの植物や、蓑虫や冬尺蛾などの昆虫を観察しながら2時間ほど歩きました。

▲台田団地の上空に舞うオオタカも観察できました。

▲柳瀬川の土手から、オオタカの飛翔を観察する参加者の皆さんです。

▲金山調節池には、早くもアズマヒキガエルの卵塊が見られました。今年は暖冬のせいか、1月の初めごろから見られたようです。

2016年2月5日金曜日

小さな林のヒロバフユエダシャク雄

▲きょうの林の中は、春を感じるような空気で満たされていました。

▲自宅近くの小さな林の中で、クヌギの幹にとまっているヒロバフユエダシャクの雄を見つけました。昨年2月に初めて交尾を観察しましたが、今年はどうでしょうか。

▲翅の下に雌が隠れていないか覗いたところ、ハラハラと枯葉の上に舞い降りました。

 今朝の新聞に、オーレル・ニコレ氏の訃報が掲載されていました。私がもっとも尊敬する、フルーティストです。学生時代に、上野の文化会館や新宿厚生年金会館のコンサートでバッハやモーツァルトの演奏に接し、感動で身体が震えました。その後も、レコードやCDなどで氏の演奏に親しんできました。きょうは、CDを聴きながら、ご冥福を祈りました。

2016年2月4日木曜日

固まるカシラダカ

▲金山調節池の土手に、カシラダカがエサをついばんでいました。5羽の小さな群れです。
 驚かさないように少しずつ近づくと、動かなくなってしまいました。

▲2,3分にも感じましたが、実際には1分ほどだったでしょうか。こちらに危害を加える様子がないのが分かったのか、ふたたびエサを探し始めました。

2016年2月3日水曜日

梅の木のアオジ

▲調節池付近の白梅が、満開です。

▲そこにアオジが来ていました。メジロのように花の蜜を吸うわけでもなく、じっと枝にとまって羽を休めている様子でした。

▲調節池の土手には、草の実を啄んでいるアオジがいました。

2016年2月2日火曜日

柳瀬川のカワウ

 2月6日(土)に、清瀬市郷土博物館主催の自然観察会が行われます。きょうは、講師の山内氏に同行して、金山調節池周辺の下見に行ってきました。当日は、野鳥だけでなく、植物や昆虫なども観察する予定です。

▲柳瀬川を泳いでいた、カワウです。時折潜りながら、獲物を探していました。 

▲柳瀬川の土手からは、雪化粧の富士山を望むことが出来ます。