2025年8月31日日曜日

猛暑が似合わないツリガネニンジン

▶きょうも暑くなりそうなので、早めに歩くことにしました。緑地内のコバギボウシはそろそろ終わりです。
▶緑地のへりにはツリガネニンジンの花がやはり終わりかけていました。猛暑には似合わない花です。
▶林内のクヌギの樹液はひと頃のような賑わいはありませんが、ヒカゲチョウとヒメジャノメが集まっていました。
▶コナラの枝に群がっていたツマキシャチホコの幼虫、今の時期よく見かける毛虫です。毒毛はありません。
 

2025年8月30日土曜日

クサギの花にカラスアゲハ

▶猛暑日の午後、林縁の日陰はいくらか涼しく、芳香を放つクサギの花をカラスアゲハのオスが訪れていました。一か所に長居せず花から花へと移動するので美しいはねの表をカメラに収めることができませんでした。
▶クサギとアゲハチョウの仲間は強い絆があるようで、アゲハチョウの仲間が訪花できないと、結実率が大きく低下するそうです。
▶キツネノカミソリが結実していました。多くは球根で殖える植物ですが、この緑地の一角では結実する株が多数見つかりました。
 

2025年8月29日金曜日

ホシミスジ初見

▶早朝、緑地が開けたところに出ると、傍らからチョウが飛び出しました。タテハチョウ科のホシミスジです。市内での観察や撮影したとの情報はいくつか耳にしていましたが、自分で確認したのは初めてです。
▶緑地内ではヤマユリが結実していましたが、結実している株はとても少ない印象です。
▶おなかの大きいメスのウンモンスズメを見つけました。スズメガの一種で、清瀬ではよく見かけます。
 

2025年8月28日木曜日

ナガコガネグモとイナゴ

▶金山緑地公園の草地には多くのナガコガネグモが網を張っています。そこは多くのイナゴの生息地でもあります。イナゴが飛び跳ねて、ナガコガネグモの網にかかるが早いか、クモはすかさず糸イボから多くの糸を出してイナゴに絡めます。
▶あっという間に糸に絡め取られたイナゴは身動きできません。クモはこの後ゆっくりと餌にありつきます。
 

2025年8月27日水曜日

ヒメアカタテハとアカタテハ

▶草地の上を花を求めて飛ぶヒメアカタテハ。かつてはゴボウ畑でもよく見られましたが、現在はゴボウ畑が減り、もっぱらヨモギの多い草地で見ることの多いタテハチョウです。8/17撮影
▶ヒメアカタテハと近縁のアカタテハです。清瀬ではアカタテハの方が見る機会は少なく、花だけでなく樹液も訪れます。8/23撮影
 

2025年8月26日火曜日

キツネノカミソリとコヒガンバナ

▶8月下旬、中里せせらぎ緑地周辺では、2種類の赤い花が目をひきます。ひとつはキツネノカミソリ、結構花期の長い花で7月中旬から咲き繋いでいます。
▶もうひとつはコヒガンバナ、ヒガンバナにそっくりですがひと月も早く開花します。同じ赤い花といっても微妙に異なる色合いを楽しみましょう。
 

2025年8月25日月曜日

バッタカビの犠牲者

▶草につかまったまま動かないショウリョウバッタのメス。バッタカビに冒され既に死んでいます。
▶こちらの褐色型のメスもヨシの葉を食べている姿勢で死んでいます。『エントモファガ・グリリ』というバッタカビに冒されたバッタは高所に移動して死に、カビの胞子が高所から拡散するということです。
 

2025年8月24日日曜日

夏休み親子昆虫観察会

▶きのう清瀬の自然を守る会主催の『夏休み親子昆虫観察会』が金山緑地公園で行われ参加しました。猛暑の中にもかかわらず、何組かの親子も参加して元気に昆虫観察を楽しみました。捕獲した昆虫は、参加者全員で観察した後に放しました。
 

2025年8月23日土曜日

花の里公園の花と虫

▶来月から花の里公園で訪花する昆虫調査をお手伝いすることになり、打合せに訪ねました。市民の手でたくさんの花が植えられており、多くの昆虫たちが訪れていました。
▶広場では子供たちが思い思いに遊んでいました。遊具もゲーム機もない自然の中で遊ぶ経験はかけがえのないものです。
▶この日に撮影した花と昆虫の一部です。ヒャクニチソウ、ブルーサルビア、サンジャクバーベナなどの花々にチョウやハチが次々と訪れていました。
 

2025年8月22日金曜日

クロメンガタスズメ

▶モミジの幹にコブのようなふくらみを見つけました。よくよく見ると、クロメンガタスズメが止まっていました。
▶横から見るとこんな感じです。前ばねの長さが5~6㎝あるので結構な存在感です。
▶なんといっても背中の人面模様が印象的です。アニメのキャラクターにでもありそうなコミカルな感じがしないでもありません。
 

2025年8月21日木曜日

ノカンゾウの花にナガサキアゲハ

▶金山緑地公園の東屋近くに咲くノカンゾウは、清瀬の他所より開花期がやや遅くなおかつ開花期間も少し長いようです。そこにナガサキアゲハのオスが訪れていました。
▶触角やはねにたくさんの花粉をつけて送粉者としてかなり役立っている様子。ただノカンゾウの結実率は高くないようですが・・・。
▶暑い日差しの下での吸蜜はチョウにも応えるようで、時折日陰の枝先で小休止していました。
 

2025年8月20日水曜日

金山緑地公園 午前中の様子

▶週末の土曜日に『清瀬の自然を守る会』主催の昆虫観察会があるので、同じ時間帯に開催場所の金山緑地公園を歩いてみました。気温は32~3℃といったところですが、日差しがとても暑い。手前のような暑さ避けの日陰はありますが、熱中症には十分に気をつける必要がありそうです。
▶池には、ウスバキトンボ、シオカラトンボ、ショウジョウトンボ、ギンヤンマなど多くのトンボが飛び交っていました。これはショウジョウトンボのメス。
▶池の水面に打水産卵を繰り返していました。南方からの旅トンボのウスバキトンボも連結産卵する様子が観察できました。
▶池を周回飛行するように数匹のオスのギンヤンマが飛び、時折絡み合うように飛び争う様子も見られました。
▶運良くメスと結ばれると、水草にとまって産卵する様子も観察することができました。
 

2025年8月19日火曜日

ワルナスビと昆虫たち

▶金山調節池の土手いっぱいにワルナスビの群落ができています。うっかり歩くと、鋭いトゲに痛い思いをさせられます。
▶そんなワルナスビの葉をせっせと食べてくれるのはニジュウヤホシテントウです。作物の茄子につけば“害虫”と呼ばれます。
▶茎から汁を吸っていたのはホオズキカメムシたちです。ニジュウヤホシテントウと同じ立場の昆虫です。
▶葉の上には植物の小さな種子のような金色の粒がたくさんついていました。これはホオズキカメムシの卵です。よくみると、左下の方に寄生蜂と思われる小さなハチの姿が写っています。 

2025年8月18日月曜日

ミンミンゼミ 誕生と終焉

▶歩道近くで羽化したばかりのミンミンゼミ。やわらかい体とはねがしっかり固まるまでの辛抱の時間です。
▶近くの地面には寿命が尽きかけたミンミンゼミが落ちていました。やわらかい腹の部分にクロスズメバチが次々と訪れ幼虫に与えるための肉団子を作っていきます。自然の中の死は無駄になりません。
 

2025年8月17日日曜日

青いアメリカザリガニ

▶久し振りに早朝の金山緑地公園を歩きました。水路に青いアメリカザリガニを発見!透明感のある水色でなんとも美しい。帰宅後に調べてみると、名古屋市の東山動植物園のオフィシャルブログに『青いザリガニの不思議』という記事を見つけました。ザリガニは雑食ですが、肉食に偏ると赤くならないとか。野菜嫌いのザリガニだったようです。
▶︎流れの上をパトロール飛行するオニヤンマとも遭遇できました。トンボの王者の風格満点です。
▶︎草むらの間を縫うように飛んでいたクロアナバチは獲物のツユムシかクサキリを探していたのでしょう。
▶︎去年も夏に葉を落としていたコブシは、今年も上半分の葉を落としていました。やはり猛暑の影響でしょうか。
 

2025年8月16日土曜日

空堀川管理道沿いの虫たち

▶空堀川管理道を歩いていると、以前ほどの賑わいはないもののいろいろな虫たちに出会います。コノシメトンボは今の時期どこでもよく見られます。
▶このあたりで何回かアオマツムシの幼虫を見かけていましたが、メスの成虫と今季初対面です。これから賑やかなオスの鳴き声が徐々に聞かれるようになるでしょう。
▶ここは林の縁ですが、イナゴもよく見かけます。はねが長いですが、コバネイナゴの長翅型と思われます。
 

2025年8月15日金曜日

松山保全緑地のチョウとトンボ

▶きのう松山保全緑地で観察したチョウのうち、一番多かったのはツマグロヒョウモンで、それもメスばかりでした。地面近くを徘徊するように5~6匹が飛んでいましたが、産卵飛翔というのでもなさそうでした。
▶イチモンジチョウも数匹見かけました。オス同士の縄張り争いらしき飛行の様子も観察できました。
▶コミスジも数匹見られました。ここまでタテハチョウ科ですが、クロアゲハやアゲハチョウも飛んでいるのを観察しました。
▶トンボは、コノシメトンボのオスがロープに止まっていました。
▶オオシオカラトンボのメスが枝先にとまり、飛び立っては獲物を捕らえていました。