2023年3月31日金曜日

クサイチゴの花

▶カタクリの咲く頃に一緒に咲いている白い花のクサイチゴです。ふつうは5弁花ですが、これは8枚の花弁をつけていました。
▶昨日のクサボケもそうですが、“くさ”とついても草ではなく、小低木です。
 

2023年3月30日木曜日

ボケの花

▶雑木林の林床や縁にクサボケの花が咲いています。左の花弁がまるく欠けていますが、虫にでもかじられたのでしょうか。
▶我が家の庭で咲いたボケの花は同じ株に赤い花と白い花が付きます。一般的にはこういうボケが好まれるのでしょうが、私はクサボケの方が好みです。
 

2023年3月29日水曜日

ムラサキハナナにミツバチ

▶せせらぎ公園沿いに咲いているムラサキハナナの花にニホンミツバチが訪れていました。後肢にはまだ小さいですが花粉かごが見えます。
▶足下から飛び立ったのはイボバッタのようです。卵越冬のはずですが、成虫で越冬していたのでしょうか。
 

2023年3月28日火曜日

キケマンゾク3種

▶きのうは雨が上がりましたが、北風が冷たい一日でした。曇りがちで日差しも少なかったため、カタクリは半開のものが多く残念でした。緑地の遊歩道沿いにムラサキケマンの花が咲き始めていました。有毒植物ですが、葉はウスバシロチョウの食草になり、花にはツマキチョウがよく吸蜜に訪れます。
▶一番たくさん見られるのが、ジロボウエンゴサクです。やさしい雰囲気の花です。次のヤマエンゴサクとともに春にしか見られないスプリングエフェメラル(春植物)です。
▶ジロボウエンゴサクに似ているのがヤマエンゴサクです。ジロボウより数は少ないです。

2023年3月27日月曜日

グミの花とヒヨドリ

▶せせらぎ公園に植えられたダイオウグミの枝にヒヨドリが2羽とまっていました。
▶よく見ると、グミの花にくちばしを差し込んで蜜を吸っていました。小さな花ですが蜜はそこそこあるようで、一つの花でじっくり蜜を吸っているように見えました。
 

2023年3月26日日曜日

せせらぎ公園のほとりのつくし

▶せせらぎ公園のほとりに、たくさんのつくしが出ていました。しかし、翌日にはほとんどなくなっていたので摘まれてしまったようです。
▶つくしは、シダ植物のトクサ科のスギナが正式な和名です。スギナは光合成をする栄養茎で、つくしは胞子を出す胞子茎です。地下茎でつながっています。
 

2023年3月25日土曜日

クヌギカメムシの脱皮

▶クヌギの幹で、クヌギカメムシの幼虫が2齢から3齢へと下向きに脱皮しています。
▶脱皮してすぐは半透明のガラス細工のようで、なかなか美しいと思いませんか。
▶まもなくしっかりと色づいてきてすっかりたくましい装いとなります。クヌギの若葉を目指して、どんどん分散していきます。
 

2023年3月24日金曜日

ヒロハノアマナからアマナへ

▶1週間前に撮影したヒロハノアマナです。花の裏側が見えています。花被片が赤味がかっています。ヒロハノアマナはすでに花が終わり実ができています。
▶今咲いているのは、同じユリ科アマナ属のアマナです。左手前に結実したヒロハノアマナが見えます。花茎にある苞が3つですが、アマナの苞は2つです。
▶これもアマナです。東京都の絶滅危惧種になっています。ヒロハノアマナは清瀬では多く見られますが、環境省の絶滅危惧種に指定されている希少種です。どちらも大切に見守りたい花です。
 

2023年3月23日木曜日

ツマキチョウ飛ぶ

▶モンシロチョウより一回り小さい白いチョウがムラサキハナナの花畑の上を飛んでいました。前翅の先端のオレンジ色が見えたのでツマキチョウのオスです。なかなか止まらないので飛翔中の撮影に挑戦、なんとか撮れました。
▶︎「4月下旬から5月上旬にかけて、菜の花畑でいちばん多いのは、このツマキチョウである」35年余り前に出版した『清瀬の自然フィールドガイド春』の解説に書いた私の文章です。それより1か月も早い出現が不思議でないほど温暖化が進んでいます。
 

2023年3月22日水曜日

博物館のカタクリ

▶︎清瀬市郷土博物館の敷地内に自然観察コースがあります。小規模ですが、清瀬の雑木林を再現しています。昨日カタクリが咲いていました。花茎が短いせいなのか上を向いて咲いていました。
▶︎ヒトリシズカも開花し始めていました。ほかにもニリンソウ、ウラシマソウ、エビネなどの野草が咲いている様子をすぐ近くで観察できます。ぜひ訪ねてみてください。







 

2023年3月21日火曜日

アカシデとイヌシデ

▶中里1丁目緑地のアカシデの雄花が目立っています。全体に赤みがかって見えます。
▶同じ緑地のイヌシデです。アカシデに比べると赤みがありません。
 

2023年3月20日月曜日

カタクリの花にルリシジミ

▶雨上がりの日曜日、空気は冷たいものの日差しが上がるにつれカタクリの花が開いていきました。小さな白っぽいチョウがちらちらと飛び、カタクリの花を訪れたようです。
▶かなり遠くてピントが甘いですが、ルリシジミであることはわかりました。ルリシジミは小さくて花の下から潜っても蜜腺に届かず、花の横からそして後ろからと花弁(花被片)の隙間から蜜を失敬していました。
 

2023年3月19日日曜日

アオイスミレ

▶カタクリの花を見に来る人は大勢いますが、シロイトスゲに目を向ける人はあまりいません。カヤツリグサ科のこの花もなかなか趣があると思うのです。
▶目立つカタクリの下の方でひっそりと咲いていたのはアオイスミレです。林内では最も早く開花するスミレです。
▶日当たりのよいところではタチツボスミレがまとまって咲いていました。
 

2023年3月18日土曜日

菜の花にビロードツリアブ

▶クヌギの幹で育っているクヌギカメムシの幼虫は3齢に成長していました。クヌギの若葉が出始め、少しずつ移動していくことでしょう。
▶せせらぎ公園を飛んでいたベニシジミです。アゲハチョウの春型も早くも飛び始めました。
▶宮下橋付近に咲く菜の花にはビロードツリアブの姿がありました。ホバリングしながら長い口吻を伸ばして蜜を吸っていました。
 

2023年3月17日金曜日

コブシとシデコブシ

▶清瀬第4中学校東側のコブシが満開のピークを過ぎました。それにしても見事な枝の広がりと花の付きです。
▶コブシより少し遅れて開花し始めた中里緑地保全地域のシデコブシも終盤です。
▶せせらぎ公園のコブシは少し遅れて開花、ヒヨドリが花びらをむしっておいしそうに食べていました。

 

2023年3月16日木曜日

オオイヌノフグリにヤマトシジミ

▶︎せせらぎ公園沿いに咲くオオイヌノフグリの花にヤマトシジミが飛来し吸蜜していました。今年の初見です。
▶︎カラスノエンドウもぽつぽつと咲き始めました。花外蜜腺にはクロヤマアリが来ていました。
 

2023年3月15日水曜日

ヒメカンスゲとヒカゲスゲ

▶︎早春に花穂が目立つヒメカンスゲです。地味なカヤツリグサの中では林床に彩りを添える稀有な存在です。
▶︎常緑のヒメカンスゲに対して、冬に大部分の葉が枯れるヒカゲスゲもこの時期に花穂が見られます。
 

2023年3月14日火曜日

モンシロチョウの交尾

▶︎5月並みの暖かい日が続いて、キタテハ、キタキチョウ、モンシロチョウなど多くのチョウが飛び回っています。ノボロギクの花に止まって交尾をしていたモンシロチョウです。
▶︎雑木林の中では、ヒロハノアマナと共にシュンランが咲く姿が見られました。
 

2023年3月13日月曜日

カタクリの花芽

▶︎昨日初めて中里緑地保全地域でカタクリの花芽を確認しました。一昨日は気づきませんでしたが、2個の花芽を見つけました。
▶︎道端にはカントウタンポポも花開いていました。近くにあった西洋タンポポよりも花茎がスラっと伸びている印象でした。
▶︎総苞の様子がよく見えるように、横から撮影したものです。
 

2023年3月12日日曜日

今年度最後のグリーンシップアクション

▶︎昨日は今年度最後のグリーンシップアクションにボランティア講師の一人として参加しました。参加者40人に対して16人の講師が安全で楽しく作業ができるように支援しました。
▶︎開花し始めたコブシの枝にガビチョウが飛来して、賑やかに歓迎の囀りを披露してくれました。
 

2023年3月11日土曜日

クヌギカメムシの幼虫

▶︎クヌギカメムシの幼虫が成長してだいぶ大きくなりました。真ん中の2齢幼虫は触角や複眼も見えます。ゼリー状の離乳食がだいぶ減っていました。
▶︎中里C地区西側の果樹園跡にはホトケノザが群落になっていました。キタキチョウやハナアブが舞う姿も見られました。
 

2023年3月10日金曜日

ヒメカンスゲ

▶︎雑木林の林床でカヤツリグサ科のヒメカンスゲの黄色い花穂が目立つようになりました。
▶︎3月7日の清瀬は最高気温が20℃を記録し、ヒロハノアマナが次々と開花していました。この調子だとカタクリの開花も早まりそうです。