2022年3月31日木曜日

金山調節池のクイナ

▶昨日の清瀬は気温が20℃まで上がり、金山調節池のソメイヨシノも満開となりました。
▶ビオトープ内の歩道を歩いていると、前方の草地を走り抜けるクイナに気がつきました。
▶池に入ると岸辺の茂みに隠れるようにして、餌を漁り始めました。枝が邪魔をして何を食べているのか分かりませんでしたが、しばらく食事を続けていました。北国へ旅立つ前の腹ごしらえといったところでしょうか。
 

2022年3月30日水曜日

ヒロハノアマナとアマナ

▶きのう清瀬市の気温は10℃止まりで寒い一日となりました。カタクリの花も終日開かず、遠方から花を観賞に見えられた方には本当にお気の毒でした。
▶カタクリより一週間ほど早く開花していたヒロハノアマナはそろそろ結実し始め、花が少なくなっています。葉の中央に白い筋が目立つのがヒロハノアマナです。花の下に見える苞が3つあるのが分かります。写真をクリックすると少し見やすくなります。
▶清瀬ではカタクリより少し遅れて咲き始めるのがアマナです。花はヒロハノアマナにそっくりですが、葉に白い筋がなく苞は2つです。
 

2022年3月29日火曜日

虫たちの日向ぼっこ

▶きのう日差しはあったものの北風が強く、カタクリも開くのをためらっている様子…
▶林の中の陽だまりには日向ぼっこをする虫たちの姿が…これはビロウドツリアブです。
▶成虫で冬を乗り切ってきたキタキチョウも、カタクリの花で吸蜜したり日の当たる落葉の上で翅を休めたり…
▶第四中学校の校庭に咲くサクラの花はちょうど満開でした。
 

2022年3月28日月曜日

3枚葉のカタクリ

▶昨日の暖かさでカタクリの開花がさらに進みました。午前中に実施したカタクリ観察会の第2回には12名の方に参加していただきました。
▶カタクリパトロールの方が見つけた3枚葉のカタクリです。通常は幅広の大きい葉が2枚ですが、この株には幅が狭くて小さめの葉が花径に沿うようについています。
▶この花の蜜標(ネクターガイド)はとても薄いですね。虫たちの目にはどう見えるのか尋ねてみたいものです。
▶せせらぎ公園の流れで孵化したヒキガエルのオタマジャクシはおよそ2㎝に成長していました。
 

2022年3月27日日曜日

カタクリ案内所開設

▶昨日から中里緑地保全地域B地区にカタクリ案内所が開設されました。10時からのカタクリ観察会には6名の方に参加していただき、カタクリをはじめとした野草や雑木林などのお話などをしながら案内させていただきました。みなさん、メモをとりながら熱心に観察されていました。
▶せせらぎ公園の流れのほとりには、オニタビラコの花がさいていました。せせらぎの中に生息する水草やオニヤンマなどの昆虫の話にも熱心に耳を傾けて下さいました。
▶ツクシもたくさん顔を出していました。観察会はきょうもせせらぎ管理棟を起点に、10時から開催します。
 

2022年3月26日土曜日

カタクリの開花進む

▶︎昨日は気温が上がり、カタクリの開花が進みました。タチツボスミレもたくさん咲いて花の饗宴となっています。ヒロハノアマナもまだ咲き残っていて賑やかです。
▶︎きょうはこのあと10時から中里緑地保全地域のB地区でカタクリ観察会を開催します。これはカタクリの今年芽生えた実生です。針のような細長い葉のてっぺんに茶色い種子の帽子をつけています。
 

2022年3月25日金曜日

ヒメニラの花

▶一時気温が下がってカタクリの開花が足踏み状態でしたが、暖かさが戻りこれから開花が一気に進みそうです。歩道の脇をよく観ると、ヒメニラの花が見つかります。
▶5㎜ほどの大きさの小さな小さなチューリップのような花です。東京都の絶滅危惧種です。
▶クサイチゴの花も咲き始めました。丈は低くても大きな堂々とした花を咲かせます。
▶クヌギカメムシは3齢幼虫になっていました。ゼリーはほとんど食べ尽くされましたが、これから分散してクヌギの新芽を食べて育ちます。
 

2022年3月24日木曜日

雑木林のエナガ

▶雑木林の木々が萌え、フワッとした淡い色に包まれています。
▶木々の上の方からジュリリという声が聞こえてきたので見上げると、数羽のエナガでした。
▶枝から枝へ飛び移りながら、木々の新芽をついばんでいました。春のサラダの味は各区別なのでしょう。
 

2022年3月23日水曜日

ヒロハノアマナの変わり種

▶環境省の絶滅危惧種に指定されている日本固有種のヒロハノアマナです。ふつう花被片は6枚ですが、8枚のものを見つけました。ちょっと豪華な雰囲気です。
▶別の株では、2枚の葉の間から2本の花径が伸びてそれぞれに花をつけていました。1株に1個の花をつけるのがふつうなのに、この日は珍しい二つの株に出会い幸運でした。
 

2022年3月22日火曜日

せせらぎ公園のベニシジミ

▶3/20 せせらぎ公園のイモカタバミの葉上で翅を休めていたベニシジミです。今シーズンの初見です。
▶中里橋近くのゆるやかな流れの中では、ヒキガエルの卵塊から孵化したごま粒のようなオタマジャクシがたくさん観られました。
▶クヌギの樹皮の間では、クヌギカメムシの2齢幼虫がひしめき合っていました。
 

2022年3月21日月曜日

キブシの花にメジロ

▶春風の中に花穂を優雅に揺らすキブシを観ていたら、メジロが2羽飛来しました。つがいかもしれません。
▶すると、枝にぶら下がるようにして小さな壺型の花にくちばしを入れて蜜を吸い始めました。花から花へとひとしきり食事を堪能し飛び去りました。
 

2022年3月20日日曜日

小さな小さな花たち

▶大きくて派手な花につい目を奪われがちですが、ちょっと気をつけて足元を見ると、目立たなくても素敵な花たちが咲いているのに気がつきます。これはキンポウゲ科のヒメウズです。
▶ちっちゃなオダマキのような形の花で、花弁のように見えるがくが五枚、黄色い筒状の部分が花弁です。
▶日当たりのよい柳瀬川の土手で咲いていたのは、ナデシコ科のノミノツヅリです。ツヅリ(綴り)とは粗末な着物のことです。
 

2022年3月19日土曜日

菜の花畑のチョウたち

▶︎菜の花畑は以前ほど見られなくなりましたが、春早く活動を始めるチョウたちにとっては貴重な蜜源です。成虫越冬のキタテハが訪れていました。
▶︎川沿いに多いモンキチョウも菜の花の食卓に。モンキチョウといっても、翅の地色が白いメスです。
▶︎アブラナ畑で一番多いのはモンシロチョウです。「ちょうちょ ちょうちょ 菜の葉にとまれ…」の「ちょうちょ」は、おそらくこのモンシロチョウでしょう。
 

2022年3月18日金曜日

花とヒヨドリ

▶︎金山調節池の土手の上にハクモクレンが花を咲かせています。隣のコブシより一足早い開花です。
▶︎開花を待ちかねたようにヒヨドリが集まります。お目当ては花びらのようです。しきりに啄んで口に入れていました。
▶︎柳瀬川右岸の歩道沿いに植栽された河津桜にもヒヨドリが集まっていました。
▶︎メジロなどほかの小鳥が来ると追い払い、独占欲の強さを発揮します。
▶︎こちらでのお目当ては花の蜜でした。花はたくさんあり、ほかの小鳥たちにも分けてやっていいと思うのですが…
 

2022年3月17日木曜日

金山緑地公園のサンシュユ

▶︎金山緑地公園のサンシュユの花が見頃です。中国原産の落葉小高木で、公園内に数本が植栽されています。
▶︎葉が出る前に黄色い花を賑やかに咲かせるところから、牧野富太郎博士がハルコガネバナという別名を提唱したそうです。
▶︎池のほとりにはムラサキサギゴケの花が咲き始めていました。茎が地を這うように広がりたくさんの花を咲かせます。
▶︎日当たりのよい柳瀬川の土手では多くのチョウが飛び交っていました。ハルノノゲシの花を訪れたモンシロチョウです。
 

2022年3月16日水曜日

台田市有林のアオイスミレ

▶3/11 台田市有林では、多くのヒロハノアマナがそこかしこで開花していました。
▶清瀬市内の雑木林に多いヒメカンスゲの黄色い穂も存在感を放っていました。
▶スミレの中では一番乗りのアオイスミレは、斜面の上方よりも下の方で開花が目立ちました。