2019年6月30日日曜日

アオモンイトトンボの交尾

▲金山緑地公園の池で撮影しました。上がオス、下がメスです。清瀬では一番普通にみられるイトトンボです。イトトンボの交尾姿勢はハート形になることが多いですが、この例ではかなりひしゃげたハートになっていますね。

2019年6月29日土曜日

ツバメシジミ

▲金山調節池の草地の上を飛ぶ小さなツバメシジミです。名前の由来は、後ろ羽の尾状突起です。イネ科植物の葉にとまり、羽を広げました。美しい空色の羽を持つオスのチョウです。

2019年6月28日金曜日

オオカモメヅル

▲オオカモメヅルは、ガガイモ科のつる性多年草です。花の直径は5ミリほどで、深く5裂し、白い毛が生えています。うっかりすると見過ごしてしまいますが、ルーペで拡大して見ると、なかなか趣のある花です。

2019年6月27日木曜日

コフキトンボ

▲金山緑地公園の池で観察したコフキトンボです。オスの体が粉を吹いたように見えることからの和名です。シオカラトンボに似ていますが、一回り小さいのがコフキトンボです。

2019年6月26日水曜日

ヒメギス

▲小さなキリギリスという名のヒメギスです。金山調節池のヨシ原や柳瀬川沿いの土手の草地で発生しています。この個体は緑がかっていますが、黒っぽい個体の方が多いようです。昨日は、黒っぽい色の長翅型の個体が目の前を飛ぶ様子を観察しました。飛翔力があり、滞空時間がとても長いのが印象的でした。

2019年6月25日火曜日

カワジシャの花にヒメヒラタアブ

▲金山調節池でオオカワジシャの駆除作業をしているときに、在来種のカワジシャを見つけました。オオカワジシャに比べると一回り小さくて白っぽい花です。何本かの株が健在なのを見てホッとしました。ヒメヒラタアブの一種が飛来し、花粉を食べている様子を撮影しました。

2019年6月24日月曜日

クロアナバチ

▲金山調節池のヨシの葉を移動しながら盛んに獲物を探していたのは、クロアナバチです。体長は3㌢ほど、顔と胸に白色毛が密生しています。ツユムシやクビキリギスを狩ります。

2019年6月23日日曜日

オオシオカラトンボ

▲せせらぎ公園にいたオオシオカラトンボのメスです。シオカラトンボより体つきががっちりした印象です。また、翅の付け根に紋があります。

▲金山調節池にいたオオシオカラトンボのオスです。シオカラトンボが明るく開けたところを好むのに対して、林の縁など半日陰の環境を好むようです。

2019年6月22日土曜日

カブトムシ

▲ヤナギの樹液を訪れていたカブトムシのオスです。夜間の糖蜜トラップにも飛来していましたが、もうかなり発生しているようです。きょうは夏至、いよいよ本格的な夏の訪れです。

2019年6月21日金曜日

チャイロスズメバチ

▲金山緑地公園の樹液を訪れたチャイロスズメバチです。モンスズメバチやキイロスズメバチの巣を乗っ取る社会寄生性のハチです。当然、宿主のハチよりも個体数は少なくなります。もともと北の方に生息するスズメバチで、私が清瀬で見るようになったのは去年からです。

2019年6月20日木曜日

信州へ

▲かつての職場の仲間たちと信州へ行ってきました。
 湯の丸山つつじ平のレンゲツツジと放牧牛です。

▲つつじ平より下の方は、レンゲツツジが満開でした。

▲池の平見晴し岳では、コマクサが咲いていました。

▲早朝、梢でさえずるホオジロです。

▲千ヶ滝遊歩道は、エゾハルゼミの声があふれていました。
 
▲たくさんのウスバシロチョウが飛び交っていました。
 
▲渓流沿いでは、ミソサザイが美しい声を響かせていました。

▲タリアセンにあるイングリッシュローズガーデンでは、ミヤマカラスアゲハがムシトリナデシコの花で吸蜜していました。

2019年6月19日水曜日

オオヤマトンボ

▲オニヤンマに似た大型のトンボが、金山緑地公園の池の上を飛んでいました。オニヤンマの発生には時期が早いし、広い池の上を飛びません。コオニヤンマとも体形が異なります。どうやら、オオヤマトンボのようです。なかなかとまらないので、飛翔写真に挑戦。何度目かでやっと撮れました。

▲ヤンマのように大型で堂々としていますが、(エゾトンボ科→)ヤマトンボ科に分類されています。

2019年6月18日火曜日

ノコメセダカヨトウ

▲夜の雑木林、フシキキシタバとともに糖蜜トラップに大型のヤガが訪れました。初めて見る種類です。調べてみると、ノコメセダカヨトウというヤガでした。

▲別のトラップにもう1頭、翅の色彩には変異があるようです。
※同定に誤りがあり、訂正しました。(6/19)

2019年6月17日月曜日

シオカラトンボの産卵

▲金山緑地公園や調節池で一番多く見られるトンボは、シオカラトンボでしょう。オスは成熟すると粉を吹いたように白っぽくなるのが名前の由来です。上は交尾している様子ですが、左側がオスです。

▲交尾後、メスは水面に尾端を打ち付けるように産卵します。

その間、オスはすぐ上空でメスを見守ります。

2019年6月16日日曜日

フシキキシタバ

▲雑木林のクヌギの幹に施した糖蜜トラップに、多数のヤガが訪れました。一番多いのは、後翅が鮮やかなフシキキシタバです。

▲フシキキシタバといえば、かつては珍しいと思われていました。後に各地に産することがわかり、普通種に格下げ(?)になりました。それにしても市街地に残る雑木林で、これほど多くのフシキキシタバが集まったことにとても驚きました。

2019年6月15日土曜日

ヤブキリの幼虫と成虫

▲柳瀬川の保護区で特定外来植物の除去作業をしているときに、カヤの葉の上にいるヤブキリを見つけました。すでに成虫になっています。

▲あたりに多くの個体がいましたが、ほとんどがまだ幼虫の姿でした。

2019年6月14日金曜日

コオニヤンマ

▲金山緑地公園を歩いて時のこと、目の前を大きなヤンマが飛びすぎました。幸い近くの枝に羽を休めたので、近づいて見るとコオニヤンマでした。オニヤンマに似ていますが、頭部が極端に小さいので容易に見分けられます。ヤンマという名ですが、サナエトンボの仲間です。

2019年6月13日木曜日

アカタテハ

▲柳瀬川右岸で植生立会いをしていたとき、桑の木にアカタテハが飛来しました。

▲桑の木では、ドドメ(桑の実)が赤く熟しています。特によく熟した黒っぽい実で、アカタテハが果汁を吸い始めました。夢中になっていて、なかなか移動しませんでした。よほどおいしかったと見えます。

2019年6月12日水曜日

アゲハチョウの産卵

▲6月8日に実施された松山保全緑地での「里山へGO!」には、19人の方が参加され、里山活動を行いました。その折に撮影したシーンです。アゲハチョウがサンショウの葉に産卵しているところです。子供の頃アゲハ類の食草用に、サンショウの小木を庭に植えたことを思い出しました。その頃は、アゲハチョウだけでなく、クロアゲハやカラスアゲハも飛来したものです。今では、黒いアゲハ類はすっかり数を減らしてしまいました。

2019年6月11日火曜日

コシアキトンボ

▲金山緑地公園の池は、数種類のトンボたちで賑わい始めました。腹部に帯のように白い部分があるコシアキトンボです。

▲池の水面に近い部分を飛び回っていました。ペアになる相手を探しているオスのようです。

2019年6月10日月曜日

カルガモ親子

▲金山調節池のほとりでくつろぐカルガモの親子です。

▲この家族は母ガモとヒナが4羽ですが、もうひと家族の方は母ガモとヒナが9羽もいます。

2019年6月9日日曜日

ノコギリクワガタのペア

▲コナラの樹液にいたノコギリクワガタのペアです。オスがメスを隠すように覆いかぶさっています。本種がよくする姿勢で、メスを他のオスに奪われないようにするためと考えられます。このオスの大顎は、湾曲の少ない中型です。

2019年6月8日土曜日

ハグロトンボ

▲台田崖線で特定外来種の駆除作業をしているときに、近くに飛来したハグロトンボです。文字通り羽が黒いトンボという名ですが、オスは写真のように体色が金緑色です。

2019年6月7日金曜日

新鮮なヒオドシチョウ

▲金山緑地公園の草地で羽を休めるヒオドシチョウです。羽がきれいで、新成虫のようです。何回か見かけましたが、樹液を訪れる様子はまだ観察できていません。

2019年6月6日木曜日

モンキチョウの飛翔

▲モンキチョウのオスとメスが絡み合うように飛んでいました。

▲黄色いオスを白いメスが追うように飛んでいます。この後交尾が成立したのかどうか、そこまでは追跡できませんでした。

2019年6月5日水曜日

アサマキシタバ

▲夜の雑木林で、糖蜜トラップで蛾を呼びました。集まってきたのは、これまで清瀬で未確認だったアサマキシタバです。

▲多くの個体が、糖蜜トラップに飛来しました。後ろ羽のオレンジ色の斑紋はさほど鮮やかではありません。

▲羽を閉じると樹皮のような模様になり、目立たなくなります。昼間木の幹にとまっていても、気づきそうにありません。

▲しかし、こんなに多くの個体が発生しているというのに、今まで気づかなかったのは不覚でした。

2019年6月4日火曜日

フタリシズカの花

▲清瀬の雑木林の広い範囲で、フタリシズカの花が見られます。花といっても、花弁やガクはありません。和名は2本の花序を「能楽の『二人静』の静御前とその亡霊の舞姿に例えた」そうですが、花序は3本のことも4本のこともあります。

2019年6月3日月曜日

ゴマダラチョウとアカボシゴマダラ

▲仲良く向かい合ってクヌギの樹液を吸う、ゴマダラチョウ(上)とアカボシゴマダラです。どちらも春型で羽の白化傾向が強いのですが、アカボシの方は翅脈以外の黒い部分がほとんどありません。全体の大きさも、アカボシの方が一回り大きいです。しかし、飛び方の敏捷性はゴマダラが上回ります。在来種のゴマダラと外来種のアカボシの交雑が心配ですが、今のところ確認できていません。

2019年6月2日日曜日

サイハイランの花

▲雑木林の林床に咲くサイハイランです。サイハイランもキンランやギンランなどと同じく、ラン菌を介して栄養分をとっています。今年は雨が少ないせいなのか、サイハイランがとても少ないように思います。