2024年9月21日土曜日

小学3年生と昆虫観察

▶市内小学校3年生の昆虫観察の授業のお手伝いに参加しました。子供たちは元気いっぱいにアカトンボやカナヘビを追いかけていました。虫探しの最中にもいろいろな質問をしてくる子供たちの好奇心は本当に素晴らしい!
▶イヌビワの葉とまっている1㎝ほどの小さな蛾に気づいたのも子供たちです。後で調べると、イヌビワハマキモドキでした。
 

2024年9月20日金曜日

やっと出会えた

▶毎年金山調節池や柳瀬川の土手の草地で観察しているショウリョウバッタモドキを今年はなかなか見つけられず心配していました。草刈りのタイミングのせいなのか猛暑のせいなのか理由ははっきりしません。たった1頭ですが、下宿のビオトープでやっと出会うことができました。
 

2024年9月19日木曜日

中里保全緑地の昆虫

▶樹液を訪れていたカキバトモエです。夜の樹液酒場でよくお目にかかるのですが、昼間見るのは珍しい。
▶ヤマユリの果実にぶら下がっていたルリタテハの蛹です。この葉を食べて成長したのでしょうね。
▶ノダケの葉を食べていたキアゲハの幼虫です。緑地周辺ではハナウドでもよく見られます。
▶先日松山保全緑地でも出会ったセスジツユムシです。緑地内では普通に見られるツユムシの仲間です。
 

2024年9月18日水曜日

中里保全緑地の調査に同行

▶きのうは、東京都環境公社のCO₂の固定測定の調査地点の選定に同行しました。
▶気温は30℃を超え9月と思えぬほど暑くなりましたが、緑地内ではゴンズイの果実も実り、秋らしさが感じられました。
▶直径4㎜ほどのソクズの果実も赤く実っていました。甘い蜜で虫を誘っていた腺体が緑色のままで残っています。
▶ヤマコウバシの果実も黒く実っていました。実には辛みがあるので、山胡椒とも呼ばれるそうです。
▶林床にはヤマホトトギスが咲き始めていました。今週末には涼しくなりそうなので、遊歩道を歩いてみてください。
 

2024年9月17日火曜日

9月半ばの松山緑地

▶先日の里山へGO!に参加した際に観察した松山緑地の動植物の様子です。ヤブランがきれいに咲き始めていました。
▶イヌビワの果嚢です。柄にアオバハゴロモがとまっていました。
▶緑地内をフワフワと飛んでいたクロアゲハです。はねが大部傷んでいました。
▶笹刈りの最中に飛び出したセスジツユムシです。以前に比べると大部個体数が減りました。
 

2024年9月16日月曜日

ジャコウアゲハの産卵飛翔

▶ウマノスズクサのまわりをジャコウアゲハが飛んでいました。以前はどこにでもいるチョウでしたが、食草のウマノスズクサが柵などに絡まって生長するためすぐに刈られてしまうので、チョウの数も減っています。
▶メスのジャコウアゲハは産卵の前に必ず脚先で葉にさわって、確実に食草のウマノスズクサであることを確かめていました。前足の先に葉の味がわかる器官を備えていることが判明したのは十数年前のことだそうです。
 

2024年9月15日日曜日

ノブキの花

▶林縁で咲いているノブキの花です。葉がフキと似ており同じキク科ですが、違うところもいろいろあります。
▶フキの花は早春に咲きますが、ノブキは夏から秋に咲きます。フキは花後が綿毛になりますが、ノブキはくっつき虫になります。ほかにもある違いを探してみてください。

 

2024年9月14日土曜日

ノシメトンボとコノシメトンボ

▶緑地内を歩くと歩道沿いのロープ上にとまっているコノシメトンボによく出会います。
▶同じ日に出会ったこの個体、最近めっきり少なくなったノシメトンボだと思うのですがどうでしょう。

 

2024年9月13日金曜日

卵嚢テント

▶緑地の作業中に見つかった白い糸で一面が覆われた枯葉です。葉の長さは10㎝ほどありました。
▶一部を剥がしてみると、中には真っ白なテントのような造形物が糸で数か所が固定され宙づりになっています。これはクモの卵嚢でしょう。
▶枯葉の葉柄側に1.5㎝ほどの焦茶色のクモがじっとしていました。種は同定できませんが、母グモに違いありません。
 

2024年9月12日木曜日

金山緑地公園にて

▶金山緑地公園の草地を歩くと、ショウリョウバッタやイナゴなどたくさんのバッタたちが飛び出します。
▶網にかかったバッタを捕えて食事中のナガコガネグモです。産卵に備えて栄養をたっぷり補充します。
▶大きなツチイナゴの成虫の姿も増えてきました。大型のバッタ類では唯一成虫で越冬します。
▶アオモンイトトンボもペアになって命をつなぐ行動に懸命です。
 

2024年9月11日水曜日

中里緑地にて

▶鈴なりのナルコユリの青い果実は、熟すと藍黒色になり渋い味わいがあります。
▶ウバユリの果実はまだ青いですが、熟すと茶褐色になり、種子を下に落とさぬ工夫が面白い。
▶キツネノカミソリの果実は3室からなり、1室に2個の黒い種子が入っています。
 

2024年9月10日火曜日

アオスジアゲハの産卵

▶松山保全緑地の歩道近くに生える樹高2mほどのクスノキ科の小木の周囲を飛んでいたアオスジアゲハです。
▶新芽に産卵していました。すぐに飛び立たず、数秒間この産卵姿勢を保っていました。
▶飛び去った後に見ると、小さな真珠のような卵が複数産みつけられていました。
 

2024年9月9日月曜日

里山へGO!に参加

▶先週土曜日に松山保全緑地で行われた東京都環境公社主催の里山へGO!に参加しました。総勢40人で自然観察、落枝整理、除伐、笹刈りなどの緑地保全活動を体験しました。暑い中、参加者の方々が楽しそうに積極的に作業に向き合う姿が印象的でした。
▶活動終了後に茂みの中にコガタスズメバチの巣が見つかりました。直径30㎝ほどもあり、働きバチがしきりに出入りしていました。活動場所から離れていたとはいえ、だれも被害に遭わずに安全に終了でき、胸をなで下ろしました。
 

2024年9月8日日曜日

オオカマキリ三態

▶台田崖線の除草作業に参加した時に観察したチュウゴクアミガサハゴロモの羽化直後の個体です。真っ白で羽衣という名に相応しい姿ですが、1時間ほどすると茶褐色に変身しました。
▶金柵の蔓植物を取り払うとたくさんのカマキリが現れました。オオカマキリの交尾を裏側から撮影。
▶このオオカマキリはバッタを捕食中。左下からハラビロカマキリが見つめていました。
▶交尾態勢のペアのメスがジョロウグモを捕食中でした。交尾後ならメスの食事のタイミングはオスが離れるチャンスなのですが、前だったようです。
 

2024年9月7日土曜日

カワセミのダイブ

▶金山調節池を歩くたびにカワセミに出会います。20mほど前方の石にとまって水面にダイブ。何かくわえましたが獲物ではなかったようで放ってしまいました。
▶一昨日は植生調査に参加し珍しいクサネムを見ることができました。殖えてくれるといいのですが。
▶アカバナ科のチョウジタデは田圃の雑草と言われますが、清瀬では金山調節池でしか見られない花ですね。
▶同じくアカバナ科のヒレタゴボウはアメリカ原産の帰化植物で、花径が大きくアメリカミズキンバイという別名もあります。
 

2024年9月6日金曜日

ハラビロカマキリの食事

▶センニンソウの白い花が咲き始めました。大きなネムノキに絡んで上に伸びていました。
▶センニンソウの白い花には小さな甲虫類がよく集まります。ここにはコアオハナムグリの姿が見えます。
▶クワの葉影ではハラビロカマキリが大きな獲物を抱えて食事の真っ最中、こちらの視線に気づいて「ごちそうは渡さないぞ」と言っているようです。
 

2024年9月5日木曜日

スズメバチにそっくりさん

▶コナラの樹液にはオオスズメバチとサトキマダラヒカゲが来ていました。ほかにもコムラサキやアカボシゴマダラも。少し離れたところに小さめのスズメバチが・・・
▶よく見るとはねがとても小さい。さらによく見ると、これはスズメバチではなくコシアカスカシバという蛾で、羽化したばかりでまだはねが伸びきってていない個体でした。
▶しばらくするとはねが伸びてますますハチそっくりの体つきになりました。
▶それならばと木の下の方に目を移していくと、コナラの幹の裂け目から蛹の羽化殻が見つかりました。地上5~6㎝ほどの高さの所でした。ほかにももう一つ見つかりました。